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12 哺乳類

2019年1月12日 (土)

現地取材:アマゾンのジャガー闇市場

翻訳協力:木田 直子

2018年9月18日  The Brazilian Report記事より一部抜粋

一見すると、Li Mingと妻のYin Lanはごく普通の中国人に見えるだろう。
ベンチに座って優しそうな笑みを浮かべ、訪ねてきてくれた親戚たちに心のこもった挨拶をしている。
昼食の時間だ。
訪問者の一人が米と鶏肉の入った容器を2つ持って2人に近づいてきた。
Yinが立ち上がり、私の隣に座っている警察官に、血の巡りが悪くなっているので手錠を少し緩めてもらえないかと丁寧に頼む。
3時間近くが経過した。
MingとLanが告訴されている野生生物の違法取引を担当する裁判官はまだ現れない。
これで6回目になるが、審理は保留になった。

Li MingとYin Lanは、ボリビアのIDカードを持つ中国人だ。
2018年2月23日にサンタ・クルス・デ・ラ・シエラ市内にある自分たちの鶏肉料理店で、アマゾンジャガーの牙185本、ジャガーの皮3枚、さまざまな動物の部位のいくつか、22口径のピストル1丁、それに多額のボリビア通貨と外国通貨を所有していたとして逮捕された。

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2019年1月 8日 (火)

カメルーンのセンザンコウ乱獲 国際的な保護でも食い止められず

和訳協力:日高 穂香

2018年10月8日  MONGABAY記事より一部抜粋

センザンコウを貪欲な国際取引から守るため、2016年に画期的な決定が下されたが、中央アフリカに生息するセンザンコウについてはその効果が感じられていないことが、7月に発表された報告で分かった。

2016年、8種のセンザンコウをワシントン条約(CITES)の附属書IUCNに掲載することで国際取引を非合法化し、 センザンコウを保護するという決定が下された。
この決定は、IUCN(国際自然保護連合)のセンザンコウ専門家グループが「最も違法に取引されている野生の哺乳類」と考えている、このウロコに覆われたアリクイに似た動物にとって勝利であるように思われた。
センザンコウは、長年アフリカ中でブッシュミート・ハンターたちの格好の獲物となっているが、伝統薬に使われるウロコに対するアジアからの需要が急増し、アフリカのセンザンコウへの狩猟圧はさらに高まっている。

科学誌『コンサベーション・レターズ』で2017年に発表された論文によれば、アジアの在来種のハンターたちは、アジアのセンザンコウは全4種がIUCNによって絶滅危惧IA類または絶滅危惧IB類に指定されているが、その土地のセンザンコウの総数を激減させており、それにつれて、アフリカでの狩猟も1972年から少なくとも145%増加しているという。
同論文の著者の算出によると、ハンターたちは毎年42万~271万頭のセンザンコウを中央アフリカの森で捕っている。
IUCNはアフリカに生息する4種のセンザンコウを絶滅危惧II類に指定している。

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2019年1月 5日 (土)

中国、サイとトラの部位の取引禁止措置を緩和する決定を擁護

和訳協力:大森 康子

2018年10月30日  Phys.org記事より一部抜粋

「中国政府が事実上、絶滅危惧種の『死亡証明書』に署名した」との自然保護活動家らの警告を受けて、中国は本日、トラの骨と犀角の取引に対する25年間の禁止措置を緩和するという、物議を醸した決定を自身で擁護した。

10月29日、中国の内閣に相当する中国国務院は突然、「特別な状況」の下でサイとトラの製品の販売を許可すると発表した。

特別な状況には、科学的研究、文化財の販売や「医学研究または治療」が含まれる。

Lu Kang外務省報道官は10月30日に、犀角とトラの骨の製品に対する中国の以前の規制では、科学研究、教育、医療などでの『現実に即した合理的な必要性』が考慮されていなかった、と述べた。

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2018年12月27日 (木)

トラ及びサイの商業取引禁止を一部解禁する中国の影響を専門家が懸念

和訳協力:杉山 朝子

取引禁止の解禁は既に対策に苦労している貧しい国々に打撃を与えるだろうと自然保護活動家らは言う

2018年11月3日 The Guardian記事より一部抜粋

動物の違法取引に詳しい専門家によれば、トラの骨及び犀角の取引禁止措置を25年ぶりに中国が撤回することで、貧しい国々や、絶滅の危機に瀕した地球上の野生生物が抑圧を受けることになるだろうという。

北京の政府関係者らは、漢方薬に使用されるこれらの体の部位について割当量を導入すれば、法的に需要を管理できるようになると述べている。
しかし自然保護活動家らは、この措置が違法な供給を制限しようとするアフリカやアジア各国で、更なる紛争を引き起こすだろうと言う。

世界で最も多く違法取引される動物となっている多いセンザンコウについて言えば、連鎖反応のリスクがすでに明らかである。

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2018年12月25日 (火)

人類が”生命の木”を切り倒し続けていると、科学者が警告

和訳協力:清田 美弥子

300種以上の哺乳類が人間活動により絶滅し続けていると研究者たちが主張

2018年10月15日  The Guardian記事より一部抜粋

新しく重要な分析によれば、人類が現在引き起こし続けている野生生物の絶滅は、私たち人類が座っている枝も含めて、生命の木を切り倒していることを意味するという。

300種以上の哺乳類が、人間活動により絶滅し続けている。
新たな研究では、失われてきたかけがえのない進化の歴史は、結果として25億年分に及ぶと予測した。

更に、自然の残る地域の破壊、密猟や公害が過去50年以内になくなり、絶滅率が自然レベルに戻っていたとしても、自然界の回復には5百~7百万年かかっただろうという。

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2018年12月20日 (木)

日本が「科学」のために絶滅の危機に瀕したクジラを殺し、肉を販売。これは取締規定違反だ。

和訳協力:大森 康子

ワシントン条約の決定で、日本のイワシクジラ漁に終止符が打たれる可能性がある。

2018年10月3日 The Washinton Postニュースより一部抜粋

絶滅のおそれのある種の取引を取り締まる国際機関から、北太平洋におけるイワシクジラの「科学的」な捕鯨が実質的に違法であると宣告されてから、日本の捕鯨活動は大き後退した。

10月2日に、ワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の常設委員会は、日本が数千tもの絶滅の危機に瀕したイワシクジラの肉を市販することにより、条約の規制に違反していると評決した。

イワシクジラは、地球上に生息する動物としては9番目に大きく、通常、体長約14~18m、体重20tに成長する。
また、毎時55km以上の速度で泳ぐ能力を備え、最も速く泳げるクジラの1種とされる。世界中ほぼすべての海域で見られるが、19~20世紀にかけてほぼ絶滅状態になるまで捕獲された。

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2018年12月18日 (火)

人間と動物にとってフレキシブルな空間が我々には必要か?

和訳協力:深井 悠

2018年10月15日 Mongabay記事より一部抜粋

どんな景観であれ、それを定義する特徴を人間はしばしば「境界」ととらえているのに、他の種にとってはほとんどの場合そうではない。
その一方で、道路や一続きになっている物、または電柱などについては、人間は強固な境界とはみなさないかもしれないが、他の種にとっては地の果てに等しいのだ。

人間の活動は世界中で、森であれ湿地帯であれマングローブであれ、本来の景観を断片化したものがモザイク状に分布する景観へと変えてきた。
今日、ほとんどの地域では、どの方向であれ100km車を走らせれば、森や耕作地、大規模農場、人間の居住地、工業地帯などがモザイク状に分布するのを目することだろう。
そしてこの改変はすべて、ただ一つの種、人類を念頭に行われてきたのだ。

景観が変えられた後、そのほとんどは野生生物種の存在を脅かすものだが、保全のための研究や活動は保護地域の状況と現実に即した形で行われ、そういう保護地域周辺のモザイク状景観の重要性や、その内部における複雑な相互作用についてはほとんど対処してこなかった。
研究では徐々に、ヒョウやゾウなどの数種の生物を挙げて、人間優位の景観の利用の度合いや多様さを明らかにしつつある。

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2018年12月11日 (火)

カメルーンの内乱で数千人が保護地域に逃れ、野生生物が危機に

和訳協力:河村 美和、校正協力:佐々木 美穂子

紛争により追放された多くの人々が生物多様性ホットスポットに逃れ、そこで家を建てるために森林を伐採し、生きるために絶滅が危惧される動物を狩猟している。

2018年7月12日 African Arguments News

正午ごろ、カメルーン西部の低木林が繁茂する場所で、Nsong Gabriel氏は現地で作ったティーカップをとるために、簡単な作りの小さな小屋に入った。
彼は片手に古いライフル銃を、もう片方の手には彼が前日に仕掛けた罠にかかったヤマアラシ1匹と猿2匹を引き連れていた。

彼は今回の狩りでは得るものが少なかったと不満を漏らした。
「大体はワニやヤマアラシ、サル、レイヨウ、ヘビ、カワイノシシなんかが捕れるのに」と、彼は言う。
とはいえ、少なくとも何某か捕れたし、それを生活必需品と交換することができるだろう。

「ここにブッシュミートを買いに来る人が持ってくる、少しの現金とマギー(インスタントスープの1種)や塩、米と、捕まえた動物を交換するんです」と、彼は説明する。

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2018年11月20日 (火)

米Trump大統領の諮問委員会、トロフィーハンティングを野生生物保護へすり替えか

和訳協力:立田 智恵子

2018年7月17日  The Guardianニュースより一部抜粋

米国のドナルド・トランプ大統領は、自分の息子がゾウやヒョウの狩りをしているにも関わらず、大型動物のトロフィーハンティングを「ホラーショー」だと称し、2017年にトロフィーハンティングにかかわる政策を舵取りする諮問委員会を設立した。

だがその諮問委員会は、野生生物保全にかかわる科学者や野生生物の擁護者ではなく、ゾウやキリンをはじめとする、多くの人を魅了する絶滅の危機にある種の狩猟を擁護する人々で構成されている。
またこの件に関心を寄せる人々は、トランプ大統領就任後、法廷での判決や行政の意思決定によって、アフリカで殺されたライオンやゾウ、その他の動物たちの体の部位の、ハンターらによる輸入が実際に容易になった、と話している。

トランプ大統領が設立した、国際野生生物保全協議会(IWCC)と呼ばれる諮問委員会のメンバーらは、裕福なハンターたちが何万ドルも支払って絶滅の危機にある大型動物を撃つこのスポーツが、海外における野生生物保護活動の称賛すべき方法だと主張している。

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2018年11月17日 (土)

リザードキング~違法野生生物取引の象徴

違法野生生物取引の中心人物に関する潜入捜査-リザードキングは商売を再開するのか?

和訳協力:加藤 有起枝

2018年7月6日 アル・ジャジーラメディアネットワークニュースより一部抜粋

野生生物の違法取引は少なくとも年間19億ドル(2兆円以上)の価値があると考えられており、それは、薬物や模造品の売買および人身売買のブラックマーケットを足してようやく匹敵する金額である。

取引のために捕獲された動物は、輸送の間生き残ったとしても、大概はペットとなるか、漢方薬や食材となって終わる。
密輸される動物、一部は公然と取引されているが、その中でも世界で最も取引されているのはセンザンコウであり、中国のいくつかの地域で絶大な人気の珍味である。

そのような野生生物の違法取引における有名人であり、法の手によって捕えられたのがAnson Wong氏である。

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