Covid-19によりコウモリと疾病論争が再燃
和訳協力:蛯名 郁矢、校正協力:佐々木 美穂子
2020年5月5日 UNDARK News
コウモリとウイルスとの特別な関係性に、科学者達が畏怖の念を抱く一方、病を恐れる者は憎しみを抱く。
ここ数カ月間、Arinjay Banerjee氏は思いがけずネット上で時の人となっている。
Covid-19が世界を揺るがし始めた、2019年12月以降、カナダのオンタリオ州にあるマックマスター大学でコウモリの免疫システムを研究するBanerjee氏は、研究対象を今年のパンデミックの背景となったコロナウイルスであるSARS-CoV-2へと軌道修正した。
現状では、定期的な室内実験を継続する数少ない研究者の1人であり、Twitterのフォロワーが増加し、メールの受信箱がいっぱいになった。
内容的には、励ましの言葉や、新型コロナウイルスがいつどのように終息するのかについての質問が多かった。
しかし、すべてのメッセージが好意的というわけではなかった。
Banerjee氏は、「思いもしないような内容ですよ」と述べた。
「コウモリで実験しているってことは、Covid-19(SARS-2)を作ったのはおまえたちだな」といった内容だ。
「隔離されているってことは、おまえらの研究室にウイルスがいるからだな」といった内容もあったという。
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