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12 哺乳類

2021年10月19日 (火)

ディスコライトでパニック:ボツワナのチョベ地区におけるアフリカゾウの侵入を防ぐ太陽光発電ストロボライト

和訳協力:片山 亜衣子、校正協力:山田 寛

2020年7月7日 Oryx掲載論文要約部分抜粋

要約

人間と野生のゾウの相互作用を管理することは、保護地域の内部または保護地域沿いに農地や都市が拡大した結果として増加している複雑な問題である。
負の相互作用を緩和するには、人間とゾウの競合を減らし、共存を促進する新しいツールの開発が必要である。
多くの研究では、アフリカとアジアのゾウの生息域でいろいろな緩和技術が検証されているが、成功の度合いはさまざまである。
最近では、ライオン(学名:Panthera leo)を村落や柵囲いから遠ざけるための潜在的な緩和戦略としてストロボライトが提案されているが、この技術はこれまで、人間とゾウの負の相互作用を減らすかどうかの検証は行われていない。

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2021年10月12日 (火)

スイス、外国人トロフィーハンターによるアイベックスの狩猟を禁止

和訳協力:矢船 仁美、校正協力:山田 寛

2020年8月28日 PHYS ORG News

裕福な外国人が大金を払うことで、野生ヤギの1種である保護種のアルプスアイベックスを撃ってトロフィーにすることを許可していることについて、激しい批判に直面しているスイスのある地域では、金曜日にその慣行に終止符を打つことを決めた。

スイス南部のヴァリス州は、トロフィーハンティングを許可する唯一の地域であったが、来年以降、外国人にはアイベックス猟の許可を与えないとの声明をだした。

ヴァリス州は、州内のアルプスアイベックスの個体数が健全に増加し続けていることを強調し、今はまだ、狩猟による責任ある個体数管理が必要であると述べた。

しかし、2021年以降「アイベックスの個体数管理は、ヴァリス州在住のハンターもしくはヴァリス州の狩猟免許を保持しているハンターによってのみ実施される」と州は発表した。

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2021年10月 5日 (火)

霊長類の保護対策の効果、いまだ不十分

和訳協力:矢内 一恵、校正協力:清水 桃子

2020年8月26日 PHYS ORG news

霊長類は、他の分類群に比べて、その人類学的な意義とカリスマ性により、多くの研究者の注目を集め、保護のための資金が提供されている。
にもかかわらず、霊長類の保全はいまだ効果的になされているとはいえない。
現在までに、霊長類の約60%の種が絶滅の危機に瀕しており、75%は個体数が減少している。

今回の新しい研究の著者らは、この矛盾の原因は、世界中の霊長類を効果的に保護するための根拠が圧倒的に不足しているためだとしている。
研究は、ケンブリッジ大学のConservation Evidenceイニシアティブの科学者だけでなく、59人の霊長類研究者と専門家からなるチームによってまとめられ、約13,000件の霊長類研究を調査した。
これらの研究のうち、霊長類の保全対策の有効性を調査したのはわずか80件で、他の分類群に比べて非常に少ない。
さらに、これらの保全対策の実施に関する研究の対象となったのは、絶滅の危機に瀕している霊長類のわずか12%と、現在認識されている全霊長類種のわずか14%だけであった。

保全対策の実施に関する研究では、体格の大きな霊長類や旧世界ザル、特に大型類人猿に焦点を当てていたが、メガネザルやヨザルのような、サル目全体には及んでいなかった。
「研究対象を選ぶ際、種が危機に瀕しているかどうかは、科学者にとっては何の役割も果たしません」と、ケンブリッジ大学動物学部のSilviu Petrovan博士とともにこの研究を主導した、iDiv(ドイツ統合生物多様性研究センター)、MLU(マルティン・ルター大学)およびMPI-EVA(マックス・プランク進化人類学研究所)に所属するJessica Junker博士はいう。
「それゆえ、多くの脆弱種を効果的に保護し、管理するために必要となる科学的根拠に基づいた情報が不足しているのです」。

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2021年8月31日 (火)

コロナ禍でのトロフィー・ハンティングの禁止がアフリカの野生動物と人々の生計を脅かす

和訳協力:大前 美子、校正協力:黒木 摩里子


2020年6月29日 PHYS ORG News


グリフィス大学の科学者らは、トロフィー・ハンティングの禁止がアフリカの野生動物保全と人々の暮らしに与えるであろう極めて深刻な影響を明らかにした。
問題となっている行為ではあるが、トロフィー・ハンティングの習慣が行われていなければ保護されない土地が存在するのだ。


Environmental Futures Research Institute(環境未来研究所)のResilient Conservation Research Groupを率いているDuan Biggs博士は、国際団体と共同で、トロフィー・ハンティングを禁止が、アフリカの狩猟市場の大半を担う南アフリカの土地所有者に対して与える影響を調査した。


The Conversation』誌の今週の記事の中で、研究者らは、アフリカの旅行産業に壊滅的な被害を与えているCOVID-19の世界的な感染拡大に焦点を当て、調査報告の適時性と重要性を強調している。


「トロフィー・ハンティングは残虐で非倫理的だという認識から、多くの団体が完全に禁止することを求めていて、大きな抑圧に直面しています」とBiggs博士は述べている。

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2021年8月24日 (火)

クマに注目―パンデミックでインドネシアのマレーグマの違法取引が悪化する可能性

和訳協力:加藤 有起枝、校正協力:木田 直子

2020年5月27日 The Revelator News

世界最小のクマが密猟、漢方薬、違法なペット取引などによる強大な圧力に直面している。
COVID-19のパンデミックは事態をさらに悪化させかねない。

先月、世界がコロナウイルスによるパンデミック危機の対応に追われている最中に、中国国家衛生健康委員会は、思いもよらない、そして破壊的な結果となり得るウイルスの治療法を提案した。
クマの胆汁を使った「漢方薬」を注射するというのだ。

飼育下のマレーグマに対する中国のひどい扱い―小さく狭い檻に閉じ込め、漢方で使用する胆のうから出る胆汁を絶えず採取し続けること―は、長らく自然保護主義者や動物の権利活動家たちから非難されてきた。

しかし、COVID-19の治療薬としてクマの胆汁を使用するという提案は、コロナウイルス患者にとって薬としての価値はありそうもないが、飼育下にあるクマに影響を与えるにとどまらない。
胆汁やその他のクマ製品の需要を作り出し、密猟や野生生物の違法取引が多発しているインドネシアの野生のクマにとっても状況を悪化させかねない。

 

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2021年1月15日 (金)

ボツワナでゾウ狩りライセンスのオークションが開始される

和訳協力:矢船 仁美、校正協力:赤瀬 エリサ

2020年2月6日 PHYS ORG News

ボツワナは、世界最大規模のゾウの個体群が生息する国だが、2019年に狩猟禁止が解除されて以降初めての、ゾウのトロフィーハンティングを割り当てる大規模なオークションが金曜日に開催される。

1時間のオークションは、首都ハボローネの環境自然保護観光省の敷地内で、地元企業Auction Itが実施しました。

Ian Khama氏の後を継いでわずか1年後、Mokgweetsi Masisi大統領は、狩猟禁止措置を解除した5月に、自然保護活動家らの怒りを募らせた。
Khama氏は熱心な環境保護主義者で、野生動物の生息数を減少から反転させるため、2014年に狩猟の全面禁止措置を導入していた。

Masisi大統領は政府の決定に対する批判をかわし、この解除はゾウの生息数を脅かすものにはならないだろうと述べた。

業界筋によれば、ゾウ10頭ずつの狩猟免許が7つオークションに出され、そのうち6つが購入されたという。
価格帯は360万~470万プラ(33万~43万ドル、約3660万~約4780万円、2020年2月6日付換算レート:1USドル=110.86円)だった。

政府は狩猟は"調節"され、「人間と野生動物との軋轢」によって最も影響を受ける地域に限定されると述べた。
これは、ゲームパークからコミュニティに歩き回るゾウについての言及である。

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2021年1月12日 (火)

チリの気候変動が悪化するにつれ激しさを増す畜産農家と野生動物の対立

和文協力:大島 文貴、校正協力:赤瀬 エリサ

2020年2月6日 PHYS ORG News

ラ・セレナ大学、英国のニューキャッスル大学、教皇庁立チリ・カトリック大学の科学者らは牧場主を対象として、彼らが考える人間とグアナコ(ラマと近縁のラクダ科の野生動物)間の対立の原因を明らかにするために調査を行った。

牧場主らは、土地の乾燥化が進むことによって利用できる放牧地が減少し、その結果、家畜とグアナコの間で牧草をめぐる競争が増していると訴えた。

土地の乾燥化が進んだため、グアナコがより良い牧草を求めて山を下り、牛の群れと衝突を起こしていると思われていた。

この問題を軽減するため、一部の農家は自分たちの家畜を守る目的でグアナコの処分を希望した。

チリ中央部に暮らす伝統的な畜産農家は夏にアンデス山脈の牧草地を利用するが、そこは家畜と野生動物が共に草を食む場所だ。

この地ではここ数年、希望する野生動物の管理法が異なることが原因で、家畜を放牧する人々と野生動物を保護する州機関の間の対立が激しくなっている。

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チリの気候変動が悪化するにつれ激しさを増す畜産農家と野生動物の対立

和文協力:大島 文貴、校正協力:赤瀬 エリサ

2020年2月6日 PHYS ORG News

ラ・セレナ大学、英国のニューキャッスル大学、教皇庁立チリ・カトリック大学の科学者らは牧場主を対象として、彼らが考える人間とグアナコ(ラマと近縁のラクダ科の野生動物)間の対立の原因を明らかにするために調査を行った。

牧場主らは、土地の乾燥化が進むことによって利用できる放牧地が減少し、その結果、家畜とグアナコの間で牧草をめぐる競争が増していると訴えた。

土地の乾燥化が進んだため、グアナコがより良い牧草を求めて山を下り、牛の群れと衝突を起こしていると思われていた。

この問題を軽減するため、一部の農家は自分たちの家畜を守る目的でグアナコの処分を希望した。

チリ中央部に暮らす伝統的な畜産農家は夏にアンデス山脈の牧草地を利用するが、そこは家畜と野生動物が共に草を食む場所だ。

この地ではここ数年、希望する野生動物の管理法が異なることが原因で、家畜を放牧する人々と野生動物を保護する州機関の間の対立が激しくなっている。

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2020年12月 8日 (火)

オーストラリアで植林地伐採後、数十匹のコアラが死ぬ

和訳協力:渡部 範子、校正協力:櫻葉汀 ミホ

2020年2月3日 PHYS ORG News

コアラの生息地伐採後、数十匹のコアラが安楽死させられ、約80匹以上のコアラが怪我や飢餓で治療を受けることとなり、月曜日、オーストラリア政府が調査を行うこととなった。

ビクトリア州環境局は、沿岸部の町ポートランド近郊のブルーガムの植林地で、たくさんのコアラが死に至った「非常に痛ましい事件」について、州の保護監督官が調査していると発表した。

「これが意図的な人間の行動によるものであると判明した場合、責任者に対して保護監督官が迅速に対処することを期待します」と環境局は述べた。

この事件の責任者らは、オーストラリアの野生生物を保護することを目的とした法律の下、高額の罰金を支払うことになる可能性がある。

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2020年10月20日 (火)

9.5tものセンザンコウのうろこの押収により、野生生物犯罪への対応強化がナイジェリアで必至に

和訳協力:大前 美子、校正協力:花嶋 みのり

2020年2月5日 EIA News

ナイジェリア税関の職員が、9.5tにのぼる密猟されたセンザンコウのうろこが入った貨物を押収

ラゴスの使われていない倉庫から見つかった147袋に入っていた押収品は、世界で唯一のうろこを持つ哺乳類であるセンザンコウの死体、およそ9,500匹分に相当する。

センザンコウは、ここ数十年で一気に世界で最も違法取引されている哺乳類になった。
アジアやアフリカで密猟され、違法に取引されており、そのうろこと肉が国内市場と国際市場の両方で商取引されている。

うろこは、特に東アジアで伝統薬や宝飾品に使用されており、肉はアフリカとアジアでは広く生活の糧や珍味として消費されている。

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