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14 両生・爬虫類

2019年1月15日 (火)

世界最大規模の蛇の狩猟が東南アジア最大の湖に及ぼす影響

和訳協力:松岡 淳子

2018年10月17日 ナショナルジオグラフィック記事より一部抜粋

1997年にユネスコ・エコパーク(生物圏保存地域)に登録されたトンレサップ湖は、東南アジア最大の湖にして、自然の驚異に満ち溢れた場所だ。
例年6月頃から数か月間続く雨季には、増水で湖の面積が最大6倍にまでなり、乾季には元の大きさに戻る。
この湖の大きさの伸縮の繰り返しは心臓の鼓動のような働きをするもので、トレンサップ湖の名前の由来でもある川を通じて湖が満ちたり引いたりする。
それに最も役立っているのはメコン川だ。

トンレサップ湖の経済的な価値は非常に高い。
年間に捕られる魚の量は、少なく見積もって50万tであり、これは北米のすべての川と湖を合わせた漁獲高を上回る量だ。
そして何百万人ものカンボジア人の食を支えている。

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2018年12月 4日 (火)

欧州最大の不法なカメの養殖場、閉鎖へ

和訳協力:青木 恵子、校正協力:木田 直子

2018年8月23日 Europole Press Release

・スペインの治安警察が約1,100匹のカメと卵750個の救出作戦を敢行
・逮捕者は3名、その他3名が拘留される
・欧州刑事警察機構は、スペインとヨーロッパ諸国(オーストリア、フランス、ドイツ、イタリア)間における情報交換を調整することにより救出活動をサポートした

世界で最も絶滅が危惧される50種のうち14種

コアウイラ作戦は、欧州刑事警察機構のNaultinus作戦注1)の一環として実施され、2017年2月に始まった。
この時、積荷のカメの数や種類が申告書にある詳細と一致しなかったため、スペインの治安警察の職員がマヨルカ空港でカメの積み荷を押収したのである。

警察は後日、商業目的で水生のカメおよびリクガメ数種を商用に繁殖させている養殖場をバレアレス諸島で発見した。
そこでは、1,100匹以上の成体および幼体と、750個以上の卵が押収された。
雌200匹が産卵間近だったため、この数は増加する方向で修正される可能性がある。
養殖場では世界で最も絶滅が危惧されるカメ類50種のうち14種が発見され、その中には、カナダ、メキシコおよびアメリカ原産の種で、各国の法律で保護の対象とされているものも含まれていた。
また、スペインでは絶滅危惧II類に指定されているクロウミガメのような、高いリスクで絶滅の危機にさらされていると考えられている南アジア産のカメも見つかった。
これらの爬虫類および卵の総額は約600,000ユーロ(約800万円)に該当し、カメ1匹あたりで10,000ユーロ(約132万円)に相当する種もあった。

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2018年11月22日 (木)

警察がマヨルカ島の違法なカメ養殖場を閉鎖

和訳協力:井上 貴史

2018年8月22日 BBCニュースより一部抜粋

警察によると、ヨーロッパ最大の違法なウミガメとリクガメの養殖場が、スペインのマヨルカ島で閉鎖された。

スペインの治安警察の職員は、彼らは島の南部に位置するリュグマジョー近くの養殖場から1,100匹の動物を救出したが、それらの多くが絶滅危惧種であったという。

伝えられるところによると、保護された種は、その場所で劣悪な環境下で飼われていたらしい。

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2018年9月 4日 (火)

野生生物犯罪の一斉検挙で爬虫類、象牙、ホッキョクグマの死体を押収

和訳協力:矢野 雅彦

2018年6月20日 Independent.ieニュースより一部抜粋

野生動物と木材の違法取引に対し、1カ月にわたり世界規模で一斉検挙が行われた結果、数千の生きた動物ならびに数t単位の肉と象牙を押収したと、国際的な警察機関であるInterpol(国際刑事警察機構:インターポール)が発表した。

逮捕された者の中には手荷物にカメを忍ばせて運んでいた複数のフライトアテンダントや、違法に捕獲した獲物の写真をソーシャルメディアに投稿した狩猟者が含まれる。

インターポールによれば全世界で約1,400人の被疑者が特定されている。

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2018年8月28日 (火)

金持ちが残酷な違法取引によってオーストラリアの爬虫類を求める

和訳協力:野田 詔治

2018年5月16日 news.com.auニュースより一部抜粋

愛すべきオーストラリアの爬虫類は、闇市場に持ち込むために、靴下から穴の開いた本まで、様々なものに詰め込まれている。

動物の密輸犯罪で有罪となったNiall Cooke氏はABCの番組『7.30』で、違法取引について語り、アオジタトカゲやヘビを含む動物は数百万円にもなると証言した。

彼はヨーロッパやアジアの資金力のある仲買人は、10万ドル(約1,100万円以上)もの値で販売される外国の生物を欲していると言った。

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2018年8月18日 (土)

スペインが爬虫類の密輸組織を解体

2018年3月13日 Insight Crime News

和訳協力:下島 深雪、校正協力:佐藤 祐

スペイン当局は、爬虫類の大規模で国際的な密輸ネットワークを解体した。
これにより、リスクが少ない上に利益も大きい野生生物の密輸が、収益性の高い違法取引を増加させていることを浮き彫りにした。

スペイン環境省および市民からなる治安部隊と、欧州刑事警察機構との協力により、世界中からヨーロッパに爬虫類を密輸する巨大な野生生物の密輸ネットワークは、3月9日に解体された。

スペイン当局は、アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの国々から収益性の高い欧州市場に繁殖はたは販売目的で密輸された、絶滅の恐れのある、または保護されている爬虫類600匹以上を押収した。

まず、オランダでの捜査がきっかけとなった。メキシコからスーツケースに入れて密輸された250匹以上の爬虫類を税関職員が発見した後、2016年9月にオランダ当局はスペイン国籍の3人を逮捕した。
当局によれば、その爬虫類の目的地はスペインで、闇市場価格にして推定で186,000USドル(150,000ユーロ相当、約20000万円、2018年5月28日付換算レート:1USドル=109.5円、1ユーロ=128.2円)近くと見積もられた。

その後の捜査で、逮捕された3人は、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、オマーンおよび南アフリカで動物を捕獲し、「運び屋」を使ってヨーロッパに密輸する、さらに大きな犯罪ネットワークの一員であったことが明らかになった。
一度ヨーロッパに密輸されると、爬虫類は大陸中に広がる専門の展示会での販売向けとされたり、また時として世界各地にさらに運ばれたりした。

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2018年5月 5日 (土)

エジプト、過去最大のワニ革違法取引を阻止

和訳協力:原田 智美

2018年2月18日 Alarabiya Englishニュースより一部抜粋

エジプト当局は、アスワン南部の都市で、過去最大規模のワニ革の違法取引を阻止した。

中東通信社によると、エジプト環境庁はワニ革と全長の異なる野生動物の皮、合わせて13枚を、ナセル湖(アスワン県北部)に停泊していた最も古いボートのうちの1艘から、販売する用意が整った状態で押収したという。

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2018年5月 3日 (木)

カメの密輸を追って

和訳協力:小山 史子

2018年2月2日 The Guardianニュースより一部抜粋

ヘサキリクガメは地球上で最も希少なカメの1種である。
野生に残されている成体は50匹を下回るのみだと考えられており、エキゾチックペットの国際マーケットでは、1匹あたり5万ドル(約540万円、2018年4月26日付換算レート:1USドル=108円)もの値がつく。
金や象牙と同様に、このカメの希少価値の高さが、密輸業者の関心を引く理由のひとつになっている。

ダレル野生動物保護トラスト(DWCT)のLewis氏は、マダガスカルプログラムを担当している。
このプログラムでは、ヘサキリクガメの飼育繁殖施設を運営しており、ここではヘサキリクガメを野生に返すまで10年以上飼育している。

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2017年8月18日 (金)

アンデス高地に生息するカエルはカエルツボカビに対し従来考えられていた以上の回復力を有していた

和訳協力:坂本 義教、校正協力:鈴木 洋子

2017年2月17日  WCS News Releases

ペルーのビルカノータ山脈に生息するカエル類を10年間調査した結果、致死性のカビと気候変動に耐えて生き延びた両生類の存在が判明した。
研究者はchytrid fungus(カエルツボカビ)を即時に同定できるポータブル分子検査機を利用した。

この10年間、ペルーアンデス山脈で研究を行っている野生生物の保健衛生の専門家と環境科学者から成るチームが驚くべき発見を成し遂げた。
Wildlife Conservation Society(WCS:野生生物保護協会)やその他のグループによれば、大抵の両生類にとって致命的となる気候変動やカビの脅威が存在するにもかかわらず、高地に生息するカエル類やヒキガエル類が生き延びている、というのである。

研究者たちはかつて、ペルーの氷河で覆われたビルカノータ山脈に生息する3種のカエルとヒキガエルが、世界の両生類の個体群にすさまじい影響をもたらす病原体のカエルツボカビ(学名:Batrachochytrium dendrobatidis)、および気温上昇という二重の脅威の結果として、絶滅するのではないかと恐れていた。
しかし驚くべきことだが、これらの動物は繁殖を続け、生き延びていることが確認された。
この新しい研究結果はEcology and Evolution誌に掲載されている(http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ece3.2779/full)。

「2007年に行った前回の研究で報告したように、こうした山地の生息環境では気候条件が変化し、さらにツボカビ類も存在するため、我々は時間とともにカエルの種が絶滅する光景を目にするだろうと予測していました」と、Tracie Seimon博士は語った。
博士はブロンクス動物園に拠点を置くWCSのZoological Health Program((仮)動物保健衛星プログラム)の分子科学者であり、本研究の筆頭著者の一人でもある。
「私たちが今、これらの両生類の個体群で目にしているものは、私たちの最初の仮説に反するものです。またカエルの減少は回復に転じる可能性さえあるのです」。

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2017年2月24日 (金)

違法取引から救われた5種の野生動物が与える希望

和訳協力:赤瀬 エリサ、校正協力:山本 麻知子

2015年11月19日 One Green Planet News

野生動物の違法取引は、世界で最も利益の上がる不法な取引である。
外国の動物やその体の一部の販売および取引は、毎年巨額の利益を上げているが、悲しいことにそれが野生動物にとって大きな負担となっている。
過去40年間だけでも、世界の約52%の野生動物が姿を消している。
気候変動や生息地の喪失といった要因がこの野生動物の減少に関与してはいるが、違法取引が動物の個体群に最も直接的な影響を与えていることはほぼ間違いない。

野生動物の取引に関して言えば、ほとんど手当たり次第である。
ある動物が利益を生む限り、標的となる。
殺され、装飾品や絨毯(敷物)、宝石などに変えられたり、漢方薬として使われたり、また贅沢なレストランで出されることもあれば、捕獲されて生きたまま外国産の野生動物ペットとして売買されることもある。

違法な野生動物取引の結果として、象牙のために15分に1頭のゾウが、1日に少なくとも3頭のサイが殺されていると推測される。
挙げ句の果てに、野生で生きるトラよりも、現在米国において家庭でペットとして飼われているトラのほうが多いのだ。

違法な野生生物取引に巻き込まれた動物の話では、大部分が悲惨な結末を迎える一方、そうでないものもある。
野生動物を食い物にし、利益を得ている人間がたくさんいる一方で、野生動物を救済し、保護するために人生を捧げている人間もいる。

これらの5種の動物は搾取の犠牲となっていたが、親切で献身的な個人や組織の手により、より良い未来が期待される生きる見本である。

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