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09 サル

2018年9月29日 (土)

ゴリラの聖域である熱帯雨林、コンゴの石油開発に許可が下りるか

和訳協力:木田 直子

2018年6月27日  Bloombergニュースより一部抜粋

コンゴ民主共和国は、世界的に有名な2つの国立公園での石油開発を許可すべきか検討している。

原油探査の許可が決定されれば、現在生き残っているとされる約1,000頭のマウンテンゴリラのうちの多くが生息するヴィルンガ国立公園と、世界で2番目に大きな熱帯雨林保護区であるサロンガ国立公園が脅かされる可能性がある。
コンゴ民主共和国には、大西洋岸沿いの古い鉱区からの原油の産出を、1日あたり25,000バレルから増産する計画があり、この計画の提案を議論するための委員会の設立が現在進行中だ。

「私たちは今ちょうど、この組織を超えた委員会を立ち上げている最中です」と、コンゴ民主共和国石油省のEmmanuel Kayumbaチーフは、首都キンシャサにおけるインタビューで語った。

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2018年9月 1日 (土)

コンゴのヴィルンガ国立公園を旅行者に対し2019年まで閉鎖

和訳協力:加藤 有起枝

2018年6月4日 The Gardianニュースより一部抜粋

アフリカで最も古い国立公園が、レンジャーの死亡と、今年の地元武装勢力によるイギリス人旅行者2名の拉致のために、2019年まで旅行者に対してその門を閉じることとなった。

コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園は、世界的に有名なマウンテンゴリラの群れの生息域だが、国内はますます不安定になり、暴力事件が増加している。

この10か月の間、ヴィルンガ国立公園では少なくとも12名のレンジャーが武装勢力や密輸業者との衝突で殺害され、公園の歴史において最も血塗られた期間の一つとなった。

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2018年7月17日 (火)

新種の類人猿、中国のダム建設が脅威に

和訳協力:蛯名 郁矢

2018年4月23日 The Guardianニュースより一部抜粋

2018年11月、科学者から驚愕の発表があった。何気ない風景の中に新種の類人猿が潜んでいたことに気づいたというのだ。地球上に生息することが分かったようやく8種目となる類人猿である。

タパヌリオラウータンは、スマトラ北部で生存しており、既に世界で最も絶滅の危機に瀕している類人猿となっている。研究者によれば、生存している個体数は800頭以下だと見積もられている。こうした発見にも関わらず、タパヌリオラウータン個体群の生息地のちょうど真ん中で進められている、中国国営企業のSinohydro社(中国水利水電建設集団)による、巨大ダム建設計画に伴う森林伐採は中止されていない。複数のオラウータンの専門家は、Sinohydro社が建設するダムは、タパヌリオラウータンにとって喫緊の死活問題であるとしている。

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2018年4月10日 (火)

地球の半分は野生生物に渡すべき?

和訳協力:西田 実幸

2018年2月18日 The Guardianニュースより一部抜粋

オランウータンが暮らす森と引き換えに作られるパーム油プランテーションの拡大によって、2050年までに少なくともあと45,000頭のオランウータンがいなくなるだろう、と環境保護論者は言う。
地球上で最も目立つ生き物のひとつであるオランウータンは、コガシラネズミイルカやジャワサイ、ニシローランドゴリラ、アムールヒョウなど、現在劇的に減少が続いている多くの種とともに、忘れ去られようとしている。
これらの生き物は、人類の狩りたい・利用したい・開拓したいという衝動によって犠牲となった、タスマニアタイガーやドードー、ハシジロキツツキ、ヨウスコウカワイルカにすでに降りかかった運命によって脅かされている。

その結果、人類はまもなく野生生物がいなくなった世界に取り残されてますます孤立化し、飼い馴らされた生き物とその寄生生物だけとともに生活するようになる、と科学者たちは警告する。
この恐ろしいシナリオは、ロンドンで2月27~28日にかけて開かれる重要な会議―Safeguarding Space for Nature and Securing Our Future―の背景要因となっている。

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2017年11月16日 (木)

人間の活動によって世界の霊長類が絶滅の危機に-流れを逆転させるには世界規模の注目が必要

和訳協力:三尾 美里、校正協力:花嶋 みのり

2017年1月19日 African Conservation Foundation News

生物学上、私たちに一番近い親族である非ヒト霊長類は、多くの社会において、暮らし、文化、信仰に重要な役割を果たし、人類の進化や生物学、行動、新興感染症の脅威について独自の識見を提供している。
非ヒト霊長類は熱帯の生物多様性に不可欠な要素であり、森林再生と生態系の健全性に貢献している。

最新の情報によると、新熱帯区、アフリカ本土、マダガスカル、アジアに分布している79属504種の存在が明らかになっている。
驚くべきことに、霊長類の種の約60%が現在、絶滅の危機に瀕しており、約75%が個体数を減少させている。

このような状況は、霊長類自体とその生息環境に対して、主には世界的、地域的な市場の需要などといった、人間活動に起因する圧力が高まった結果である。
また、霊長類の生息する地域での産業型農業の拡大、大規模な牛の放牧、樹木の伐採、石油やガスの掘削、採鉱、ダムや新しい道路網の建設を通じて、広範囲におよぶ生息環境の喪失を招いている。

その他の重大な要因となっているのは、気候変動やヒト媒介性の疾患といった新たな脅威と併せて、ブッシュミートの狩猟の増加、霊長類のペットとしての違法取引や身体部分の違法取引である。
ほとんどの場合、こうした圧力が相乗効果的に働き、霊長類の個体数の減少に拍車をかけている。

極度の貧困によって特徴づけられ、急速に人口が増えている人間の集団と、霊長類生息地域が広範囲に重なることを考えれば、迫りくる霊長類絶滅の危機を覆すために、また持続可能な方法で地域の人々のニーズに応えるためには、直ちに世界中が注視することが必要である。

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2017年1月12日 (木)

SOSが特別な取り組み「SOS Lemurs」のもとに進める11のプロジェクトのうち、最初の9つを発表

2015年10月30日 IUCN News story

和訳協力:清田 美弥子、校正協力:山本 真麻

今日はWorld Lemur Day(世界キツネザルの日)。
マダガスカルに生息するキツネザルの独自性と多様性を讃える日だ。
キツネザルは、地球上のほ乳類の中で最も絶滅の危機にある分類群である。
とはいうものの、Save Our Species(SOS)による11の新しいキツネザル保全プロジェクトのうち、最新の9つが本日発表され、この魅力的な霊長類とその生存に依存している地域コミュニティの未来は若干明るくなりそうだ。

具体的には、これらの9つのプロジェクトとは、優先度の異なるの9つの地域における直接的な保護活動を支援するのと同時に、絶滅のおそれのあるキツネザル24種の保護を援助するものだ。
これにはアイアイ、シファカ類、インドリとともに、その他多くのあまり知られていない種も含まれる。
第一フェーズで得た支援金は、絶滅危惧種に関するIUCN Red List of Threatened SpeciesTM(絶滅危惧種に関するIUCNレッドリスト)における、絶滅危惧IA類9種、絶滅危惧IB類9種、絶滅危惧II類6種の保護活動に全額が充てられる。
なお、全11のプロジェクトの詳細については、プロジェクトが開始され、それぞれに情報を発信し始める2016年の3月ごろまでに提供される予定だ。

9つの新プロジェクトへの支援金総額は、IUCN(世界自然保護基金)、WorldBank(世界銀行)と共にSOSの3つの資金協力団体であるGlobal Environment Facility(地球環境ファシリティ)や、Fondation Segré((仮)セグレ基金)、その他匿名寄付者からの寛大な寄付によって、50万USドル(約6100万円、2015年12月10日付換算レート:1USドル=122円、以降同率とする)を超えた。

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2016年7月29日 (金)

ヴィルンガ中央山塊でマウンテンゴリラの個体数調査が始まる

翻訳協力:山本 真麻、校正協力:佐々木 美穂子

2015年10月7日 FFI News

マウンテンゴリラの個体数調査を新しく実施することは、国境を越えた今後の保全活動に必要不可欠だ。

本日開始される、Virunga Massif(ヴィルンガ中央山塊)に生息するマウンテンゴリラ(学名:Gorilla beringei beringei)の最新の個体数調査は、同地域での保全活動の効果の評価に役立つのみならず、絶滅危惧IA類のマウンテンゴリラとその脆弱で限られた生息地を守るための今後の取り組みを方向付けるという、重要な役割を担うだろう。

個体数調査は2010年以来初となり、Greater Virunga Transboundary Collaboration(GVTC-ヴィルンガ山地の維持管理を行う国境を超えた協力組織のこと)が指揮をとり、International Gorilla Conservation Programme(IGCP:国際ゴリラ保護計画)とその他のパートナーを通じて、Fauna & Flora International(FFI:ファウナ・フローラ・インターナショナル)とWWF(世界自然保護基金)が支援して実施される。
その2010年の調査では、ヴィルンガ中央山塊の451km2の範囲に、マウンテンゴリラ480頭が生息していると推定された。
この調査地はコンゴ民主共和国、ルワンダ、ウガンダにまたがり、マウンテンゴリラが今でも生息しているたった2つの場所のうちのひとつだ。

「レンジャー、保護活動家、近隣の地域コミュニティの人々による献身的な活動と、ゴリラの生息する3か国の協力し合った取り組みのおかげで、ヴィルンガ中央山塊に生息するマウンテンゴリラの個体数は、ここ20年は着実に増加する傾向にあります」と、IGCP代表のAnna Behm Masozera氏は話す。
「今回の個体数調査がこの増加傾向が続いていることを裏付けてくれることを願っています 」。

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2015年10月26日 (月)

中央アフリカにおける大型類人猿の個体数減少を食い止める新しい行動計画

和訳協力:古澤 陽子、校正協力:佐々木 美穂子

2015年4月7日  IUCN News story

IUCN(国際自然保護連合)、Wildlife Conservation Society(WCS:野生生物保護協会)、WWF(世界自然保護基金)、および支援者による新しい保全計画によると、密猟、生息地の消失、疫病に加え、広域で野生生物の保全に関する法が執行されず、司法手続きが腐敗していることにより、中央アフリカのゴリラやチンパンジーの個体数は減少し続けているという。

報告書「Regional Action Plan for the Conservation of Western Lowland Gorillas and Central Chimpanzees 2015-2025((仮)ニシローランドゴリラとツェゴチンパンジー保全のための地域行動計画2015-2025)」では、この地域に住むこれら大型類人猿の80%近くが保護地域の外で発見されていることなど、6カ国にまたがる生息域の大型類人猿への脅威が増大していることを概説している。

絶滅危惧IA類のニシローランドゴリラと絶滅危惧IB類のツェゴチンパンジーは、ともに国内法および国際法により守られているが、特に都市域におけるやみ市場での取引やブッシュミートの需要に付け込もうとする、密猟者や取引業者によって絶滅の危機にさらされ続けている。

地域での人口増加や採取産業、工業型農業の拡大による生息地の消失も、大型類人猿にとっての脅威となっている。
さらに、1990年から2005年の間に、ガボン北東部やコンゴ共和国西部で流行したエボラ出血熱により、何千頭ものゴリラやチンパンジーが死んだと考えられている。

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2015年1月23日 (金)

コンゴのカフジ・ビエガ国立公園における新ゴリラ計画

和訳協力:赤瀬 エリサ、校正協力:佐々木 美穂子

2014年9月26日  Fossey Fund News

今年4月、Fossey Fund(ダイアンフォッシー国際ゴリラ基金)はDemocratic Republic of Congo(DRC:コンゴ民主共和国)の東部に位置するKahuzi-Biega National Park(KBNP:カフジ・ビエガ国立公園)の高標高地域で、新しい調査地での活動を始めた。
カフジ・ビエガは、ルワンダのKarisoke Research Center(カリソケ研究所)およびDRCの東部の低地の森林に位置するNkuba-Biruwe Research and Conservation Baseとともに、Fossey Fundの長期にわたる研究と保全プログラムを行う3番目の地域となる。
この新しいプログラムは、2013年末にCongolese Institute for the Conservation of Nature(ICCN:コンゴ自然保護協会)により承認を受け、我々は2014年4月にデータ収集を始めた。
本研究を開始するにあたってはMargot Marsh Biodiversity Foundation(マーゴット・マーシュ生物多様性基金)から資金が提供された。

KBNPには人慣れしたGrauer's (eastern lowland) gorillas(ヒガシローランドゴリラ、別名グラウアーゴリラ)の集団のみが生息していた。
これまで研究者は、遠方にあるほかの調査地から、ヒガシローランドゴリラを追跡してデータを収集することができていたが、それはゴリラの営巣地、フン、食べ残し、あるいはカメラトラップ(温度センサーなどで自動的にカメラの近くを通った動物の写真を撮影するカメラのこと)の使用によるもののみであった。
この情報は、生息環境の必須条件、食生活、分布パターンや遺伝子に関する適切な見識ををもたらし、保全する際の重要な情報源となってきた。
しかし、保全の取り組みをさらに前進させるため、Fossey Fundは、我々がカリソケで47年間mountain gorilla(マウンテンゴリラ)を観察してきたように、ヒガシローランドゴリラの行動をじかに観察できるようにしたいと希望していた。

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2015年1月21日 (水)

クロスリバーゴリラとカメラトラップ:映像技術の価値

翻訳協力:山崎 敦子、校正協力:浅原 裕美子

2014年7月28日 IUCN Redlist News Release

2014年3月に発表された、絶滅危惧IA類のクロスリバーゴリラ(学名:Gorilla gorilla diehli)の種の保全を目的とした新たな活動計画始動のニュースに次いで、SOS(Save Our Species:IUCN(国際自然保護連合)、GEF(地球環境ファシリティ)、世界銀行による種の保全事業)から助成を受けており、IUCNのメンバーでもあるWildlife Conservation Society(WCS:野生生物保護協会)は、カメルーンのKagwene Gorilla Sanctuary(KGS:Kagweneゴリラ保護区)で、カメラトラップを用いた貴重な映像の撮影に成功した。

野生の状態はほとんど目にできないために、この一連の映像は我々を驚かせると同時に、印象的なこの霊長類についてさらに多くのことを学ばせてくれる。
社会的な行動から個体を識別する機会に至るまで、トレイルカメラ(遠隔操作により撮影するカメラ)は我々と野生生物を結んでくれるだけでなく、将来の保護活動の助けとなる情報を科学者らに提供してくれる。
カメルーンのジャングルのどこかに生息する、クロスリバーゴリラ一家の暮らしを垣間見ることのできる非常に珍しいこのチャンスを、楽しんでもらいたいと思う。

WCSのカメルーンプログラムの代表であるRoger Fotso博士は、この記録映像について次のような意見を述べている。
「これらの映像は、保護区内でのクロスリバーゴリラの分布傾向を将来調査する際に用いる基本データを提供してくれます」。
彼の同僚であるRomanus Ikfuingei氏は、次のように加えた。
「今では、シルバーバックやブラックバック、幼獣がKGSにどれだけいるかはもちろん、集団における社会化の程度についての情報も得ています。1頭のシルバーバックが群れを先導しようとすると、雌たちがきちんと道を譲る場面を観察しました。また、負傷した幼獣がグループ内の残りのメンバーに加わるのを、群れのほかのメンバーが待つ様子から、強い結びつきが窺える場面も見てきました」。

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