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10 カメ

2017年2月17日 (金)

ベトナムで絶滅危惧種のカメの大規模な押収-支援が求められる

和訳協力:村田 幸代、校正協力:鈴木 洋子

2015年10月4日 Asian Turtle Program News

絶滅危惧種のハコガメがベトナムで大量に押収される

2015年9月21日、ベトナムのハノイ市で大規模な陸ガメと淡水ガメの押収があった。
その数は237頭にも及ぶ。
押収されたのは、2種のモエギハコガメ(学名:Cuora galbinifrons galbinifrons、ベトナムモエギハコガメおよび学名:C.g.bourreti、ラオスモエギハコガメ)およそ100頭、Keeled Box Turtles(学名:Cuora mouhotii、ヒラセガメ)50頭以上、Big-headed Turtles(学名:Platysternon megacephalum、オオアタマガメ)30頭以上、Leaf Turtles(学名:Cyclemys sp.、マルガメ属の一種)が数頭だった。
Indo-Myanmar Conservation((仮)インド・ミャンマー保全協会)のAsian Turtle Program(ATP:アジアン・タートル・プログラム)は、9月25日に初めてこの知らせを受け、押収物を見るためにハノイ市のSoc Son Rescue Centre(ソクソン救助センター)に向かった。
カメたちは動ける範囲が限られた、一時的な囲いの中に保護されており、モエギハコガメについては全頭が野外の鳥小屋に入れられていた。

ATPとクックフーン国立公園のTurtle Conservation Centre(TCC:カメ保護センター)は、ソクソン救助センターのスタッフとNGOのFour Paws Vietnam((仮)フォー・パウズ・ベトナム)の協力を得ることに成功した。
カメたちの多くが暑さで弱り脱水症状を起こしていたため、直ちにソクソンにあるFour Paws Vietnamのクマ保護施設内に囲いを設けて、栄養状態の改善と安定化が図られた。
その後の何日にも及ぶソクソン救助センターでの懸命な救援活動を経て、カメたちの一部はTCCに送られることになった。
TCCには伝染病予防のための隔離・検査を行う施設があり、熟練したスタッフもいて、多くのこれらの繊細な種を扱う装備が整っているからだ。
9月30日、20頭のベトナムモエギハコガメ、10頭のラオスモエギハコガメ、30頭のヒラセガメ、23頭のオオアタマガメ、4頭のCuora amboinensis(マレーハコガメ)、10頭のCyclemys oldhamii(オルダムマルガメ)、2頭のMauremys reevesii(クサガメ)、1頭のTrachemys scripta elegans(ミシシッピアカミミガメ)、1頭のChelydra serpentina(カミツキガメ)がTCCに移送された。

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2015年5月16日 (土)

クウェートでのワークショップでウミガメ保護が焦点に

和訳協力:松尾 亜由美、校正協力:筬島 順子

2014年12月16日  CMS News

2014年12月9日から10日に、政府系の研究機関であるKuwait Institute for Scientific Research(KISR:クウェート科学研究所)は、ウミガメ保全のための国家計画の策定に向けてのアイディアを集約するため、ワークショップを開催した。
このようなワークショップはクウェートでは初めてで、地域内のウミガメの保護活動をしている政府関係者の代表、バーレーン、クウェート、オマーンそしてアラブ首長国連邦の環境NGO、そしてIUCN(国際自然保護連合)に加盟しているヨーロッパの様々な大学の科学者や、CMS(移動性野生動物の種の保全に関する条約、通称「ボン条約」)の代表者たちが集まった。

ウミガメが生涯で直面する危機には、卵の採取、沿岸域開発による産卵する砂浜の喪失、光害による孵化した子ガメの迷走などがある。
孵化した子ガメが海に向かうのを待ち構える自然界の捕食者、混獲によるケガや死、また密猟や違法取引、気候変動もさらなる脅威となる。
ワークショップの参加者たちは、浜への立ち入りの制限などといった、これらの脅威を軽減するための数多くの手段についても強調した。
また見学者からなるカメ救護隊や研究センターを設立する案も挙がった。
漁網に絡まるウミガメ除去装置の漁網への取り付け、法制化や規制もまたウミガメの保全のために有効である。

参加者は、多くの法律や規制があるにも関わらず、それらには強制力がないことを理解していた。
地域内の政府関係者や非政府機関の代表者の間で、情報やベスト・プラクティスを共有し、ワークショップは成功であると称賛された。

法律と規制の施行を強化するために、Indian Ocean South East Asian Marine Turtle Memorandum of Understanding (IOSEA Marine Turtle MOU:インド洋・東南アジア地域ウミガメ協定)を将来的には地域間の連帯のためのプラットフォームとして活用することもできると考えられる。
KISRとクウェートの関係当局が進むべき次のステップは、国の保全計画の策定と実施、そしてインド洋・東南アジア地域ウミガメ協定を締結することにより、地域内で、また国際的に、ウミガメの保全に最大限に携わることである。

ニュースソース
http://www.cms.int/en/news/marine-turtle-conservation-spotlight-workshop-kuwait

 

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2015年5月14日 (木)

IOSEA:2014年の振り返りと2015年への見通し

和訳協力:山下 茜、校正協力:K.M

2015年1月19日  CMS News

IOSEA Marine Turtle Memorandum of Understanding(インド洋・東南アジア地域ウミガメ協定)事務局は、毎年この時期に恒例となっている、インド洋から東南アジア地域の過去12カ月におけるウミガメ関連ニュースの編纂を発表した。
パート1での4つのIOSEA小区域についての国別報告の後、パート2では立法に関連した注目に値する進展、保全活動や研究開発、そして公教育と普及啓発活動についての運営と実施手段について述べられている。
最後にパート3では、IOSEAの2014年の制度的な進展についての振り返りと、2015年へ向けての来るべき進展と作業とを提示している。

レビューは主に、数多くのニュースの見出し、掲示板の話題、特集記事、2014年にIOSEAウェブサイトに掲載された月次プロファイルの詳細版などに基づいたものである。
2011年の600をピークとした後、2012年と続く2013年には国際的なカメ関連のニュース報道数の減少がみられたが、今年参照された約500の報道数は2012年と同数であり、これにより報道の減少傾向も盛り返しを見せてきたのかもしれない。
計算上「調査努力」の影響を完全に取り除くことは不可能だが、この流れは大衆紙や一般紙でのウミガメに対しての関心が取り戻され、高まっている表れなのかもしれない。

現在の分析に使われている資料は完全ではなく、英語圏メディアに偏ったものではあるが、フランス語圏メディアも同様に注視する取り組みも行われてきている。
カメ関連ニュースの報道水準はIOSEA加盟国内でもむらがあることが今年になって再度明らかとなり、東南アジアおよびその小地域においては今もなお特に顕著だった。
近年からの傾向に沿って、インドとオーストラリアは最も豊富なカメのニュース情報源となっており、それぞれニュース数は125件と108件で、昨年のほぼ2倍となっている。
3番目にはフィリピン(42件)、僅差でマレーシアが続き(39件)、少し離れてタイ(22件)とインドネシア(17件)が続いている。

ニュースソース
http://www.cms.int/en/news/iosea-review-2014-and-look-ahead-2015

 

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2015年5月12日 (火)

ウミガメの復活:WCSがニカラグアで最多巣数を報告

和訳協力:高橋 富久子、校正協力:花嶋 みのり

2014年12月10日 WCS Press Releases

・タイマイの巣作りの成功率が3倍以上に上昇
・密猟が80%減少
・反密猟活動とコミュニティの保護活動が成果を上げる

ニカラグアのWCS(野生生物保護協会)チームは、本日、極めて危機的な状況にあるhawksbill sea turtle(タイマイ)の巣の数が劇的に増加し、2000年に保全プロジェクトが始まって以来、巣の数が最多となったと報告した。

ニカラグアのPearl Cays地域における、プロジェクト区域内のタイマイの全巣数は、2000年の154巣から200%以上増加し、2014年には468巣となった。

監視を行っている地域では密猟率が80%以上減少した。
2014年の密猟率は約5%と、プロジェクト史上最も低い水準であった。
今シーズンの巣作りの成功率は平均して約75%で、11月末時点で、35,000匹以上の孵化した子ガメが海へと向かって行った。

プロジェクト開始前のPearl Caysの予備調査では、作られた巣はほぼ100%密猟され、ほとんどの卵が人間の食用に持ち去られていた。

WCSは密猟を減らして人々の認知度を高めるため、2000年にタイマイ保全プロジェクトを立ち上げた。
このプロジェクトは、2010年にPearl Cays Wildlife Refuge((仮)Pearl Cays野生生物保護区)の設定に貢献した。
この保護区は、ほかの海洋生物や重要な生息環境を保護しながら、ウミガメが巣を作り、餌を取り、繁殖し、移動するのを守るためのものだ。

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2015年5月10日 (日)

ニカラグアでオサガメの産卵期が始まる

和訳協力:佐野 かおり、校正協力:清水 桃子

2014年11月27日  Fauna & Flora International News

ニカラグアでの今年最初のオサガメの産卵を受け、自然保護活動家たちは今季の産卵が上手くいくよう祈るような気持ちでいる。

ニカラグアの、Fauna & Flora International(FFI:ファウナ・フローラ・インターナショナル)のウミガメ保全チームは、今季最初のオサガメの産卵が確認されたことを意気揚々と報告した。
オサガメへの重大な懸念がある中で、これは重要な出来事であるからだ。

FFIのオサガメに関する活動は、ニカラグア海岸の中央部に位置する2か所の主要な産卵場所に重点を置いている。
それは、サラミナとVeracruz de Acayoである。

今年の産卵期は2匹のメスがそれぞれサラミナで産卵したことから始まり、続けて別のメスがVeracruzで2度産卵した。
悲しいことに、密漁者が保全チームより先に最初のVeracruzの巣を見つけて盗み出していた。
しかしながら、2つ目の巣の保護は間に合い、巣の卵は安全な場所に移し、孵化するまで保護される。

その後別の2つの巣がサラミナで確認され、この浜辺での巣は合計4つになる。

Veracruzの密漁の事件はとりわけ腹ただしい。
なぜならこの場所は、近年産卵をするメスの数が一貫して著しく減少しており、この浜辺でのオサガメの将来が懸念されているのだから。

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2015年3月16日 (月)

インド洋ウミガメ生息地ネットワークが発足

和訳協力:井上 貴史、校正協力:加藤 哲子

2014年9月12日 CMS News

25カ国の代表者および傍聴者は、インド洋とその周辺におけるウミガメ保護に向けた取り組みを強化する一連の対策について合意に至った。

このカリスマ的な動物は、生息地域の多くの場所で、密猟や卵の採取、沿岸域開発、漁業での混獲や海洋廃棄物により脅威にさらされており、Convention on Migratory Species(CMS:移動性野生動物の種の保全に関する条約、通称「ボン条約」)の採択されたドイツのボンで1週間にわたって開催された会議において、議題の中心となった。
6種のウミガメにおける国際的保護の取組みは、Indian Ocean - South-East Asia Marine Turtle Memorandum of Understanding(IOSEA:インド洋・東南アジア地域ウミガメ協定)として知られている、CMS傘下の政府間協定により取り決められた。

会議で注目を集めたのは、ウミガメにとって重要な生息地のIOSEAネットワークの正式な発足であり、これは生息地を基準とした保護活動において、共通の枠組みを発展させるという10年におよぶ努力の賜物である。

「IOSEA生息地ネットワークが発足したことは、インド洋に生息するウミガメを国境を越えて保護するための画期的な出来事です」と、2003年からバンコクに拠点をおいてIOSEAプログラムを指揮しているDouglas Hykle氏は述べた。
また、「このネットワークは、心躍る新たなパートナーシップの下、広範囲な保護政策に焦点を当て、それを結びつけるのに役立つでしょう」と続けた。

このIOSEAウミガメ生息地ネットワークによって、ウミガメが生活史の中で利用する陸上、沿岸部、および太洋性の生息地の間の連携が促進され、また、一般的には限られた財源により行われる保護活動において、協力や調整がより一層推進されることが期待される。

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2015年3月 4日 (水)

マダガスカルの爬虫類:絶滅の危機ながらまだ終わりじゃない

和訳協力:久野 陽子、校正協力:副島 亮子

2014年8月12日 IUCN News story

爬虫類は、マダガスカルで最も驚くべき生物であるが、IUCN Red List of Threatened Species™(絶滅危惧種に関するIUCNレッドリスト)によると、約40%近くの爬虫類が、絶滅の危険性が高い状況に直面している。
PLOS ONE誌で本日発表された研究によると、これらの種の多くが生き残るには、マダガスカルの保護地域での管理を成功させることが必要だとしている。

『Extinction Risk and the Conservation of Madagascar's Reptiles(マダガスカルの爬虫類の絶滅リスクとその保護)』という論文の中で、IUCN(国際自然保護連合)のSpecies Survival Commission(種の保存委員会)のメンバーを含む著者たちは、調査された370種類以上の爬虫類とそれらの爬虫類が直面している脅威について、地理的分布パターンを分析した。

マダガスカルは固有の動植物が生育・生息する地域としてよく知られており、そのほとんどが世界中のほかのどの地域にもいない。
多くの観光客はカラフルなカメレオンや巨大なヘビ、さらにこの世の物とは思えないようなleaf-tail geckos(ヘラオヤモリ属のヤモリ)の姿を一目見て驚愕し、島を後にする。
しかし、マダガスカルの野生生物の多くは、生育環境や生息環境の破壊による影響を受けている。

カメレオンやヤモリはもちろん、島のヘビやトカゲにとっても森林伐採は脅威をもたらす主要な原因である。
マダガスカルに生息する陸ガメと淡水ガメのすべての種は絶滅危惧IA類に指定された。
カメは、少なくとも保護区域内に部分的に生息している。
しかし、マダガスカルで食糧として密猟される種もいれば、国際的なペット取引のために採取される種もいる。
そのため、マダガスカルのカメの個体群は長年にわたって減少してきた。

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2014年9月10日 (水)

太平洋のアカウミガメ保護計画を作るために専門家が集まる

和訳協力:佐野 かおり、校正協力:佐々木 美穂子

2014年3月27日 CMS News

2014年3月27日、オーストラリアのブリスベンに15人の専門家が集まり、太平洋のLoggerhead Turtle(caretta caretta、アカウミガメ)を保護するため、Single Species Action Plan(単一種行動計画)を立てた。

この計画を推進するため、オーストラリア、チリ、フィジー、エクアドル、ニューカレドニア(フランス)、ペルー、アメリカといった国々の政府代表者および専門家は、CMS(「移動性野生動物の種の保全に関する条約」、通称「ボン条約」)に任命された委員、事務局およびSPREP(南太平洋地域環境計画)に加わった。

この会議は、クイーンズランド州政府の環境・遺産保護省、Conservation and Sustainability Services((仮)保全・持続可能性局)のTamara O'Shea次長によって開催された。
彼女によれば、オーストラリアの東海岸は分布域の広いこの種の主な繁殖地となっているという。
同省の絶滅危惧種部門の主任科学者であり、CMSによって任命されたウミガメ専門の委員でもあるColin Limpus博士によれば、ウミガメは大規模な移動を行っているという。
彼らは生涯をかけて、オーストラリアの東側から広大な太平洋を渡って南アメリカの東海岸まで行き、そしてまた同じコースを戻るのだ。

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2014年9月 6日 (土)

ハミルトンガメを救うべき時

和訳協力:立田 智恵子、校正協力:榎本 まなみ

2014年5月25日 Countercurrents.org By Marianne Furtado de Nazareth

魅力的で人をくぎづけにする、顔がまだら模様のハミルトンガメ(Geoclemys hamiltonii)が絶滅の危機に瀕している。
エキゾチックペット市場だけでなく、食肉の市場や、怪しげな代替薬の市場でハミルトンガメの需要が跳ね上がっている。
この事実はTRAFFIC(The wildlife trade monitoring network、野生生物の取引を監視・調査するNGO)の研究報告書で明らかになった。
同報告書では、これらすべてのさまざまな理由により、突然需要が高まったのだとしている。

TRAFFICが公表した数値によれば、2008年1月から2014年3月の間に、1,960匹超の動物が押収された。
そのうちの95%が最後の15か月間に押収されている。
あらたに230匹のカメ類が5月14日に押収されたことが、危機的状況の深刻さをはっきり示している。
スワンナプーム国際空港のタイ王国税関職員は、インドのコルカタ発の飛行機に乗った持ち主不明の鞄に、カメが詰まっているのを見つけた。

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2014年4月15日 (火)

ウミガメの死体発見に保全活動家が警戒を強める

翻訳協力:井上 貴史、校正協力:松永 幸

2013年10月1日 Fauna&Flora International News

ウミガメの専門家らは、申し立てがあったニカラグア太平洋沿岸沖でのウミガメの大量死について議論するために、会合を開いた。

ニカラグア西海岸沖で浮かんでいるのを発見された「数百匹のウミガメの死体」に関する報告に続き、Nicaraguan Sea Turtle Conservation Network(ニカラグアウミガメ保全ネットワーク)は先週緊急サミットを開き、その報告の根拠を議論し、答申を審議した。

Fauna & Flora International(FFI、ファウナ・フローラ・インターナショナル)主催のサミットでは国中の専門家を招集し、現実に何が起きているのかを更に明確にするために、各地域から報告書を集めた。

出席者は、ウミガメの死体発見は増加傾向にあるようだが、「数百匹」というウミガメが殺されたとする申し立ては立証できないと結論づけた。

しかしながらネットワークのメンバーは、ウミガメの死体が報告された地域や、ニカラグアにおける二つの主要な産卵浜、La Flor(フロール)とChacocente(チャコセンテ、FFIのプロジェクト実施地域)に近い海域で、海上パトロールを強化した。

まず調査結果では、このようにウミガメが死んだのは、漁具が絡みついたこと、ダイナマイト漁、故意に卵を狙ったことが原因の可能性があるとした。
そのため、パトロールチームには、INPESCA(Nicalaguan Institute for Fisheries and Aquaculture、(仮)ニカラグア漁業・養殖業協会)の職員が同行する予定であり、違法な漁獲活動が見つかれば、対応の支援を行うであろう。
海軍にもこの取り組みに加わるようすでに依頼をしている。

同時に、ウミガメの死亡率が上昇傾向にあるとする推測を検証するために、過去のデータを使った統計情報を集めている。

海上の危険?

「これまで集められた根拠により、'大量死'に関する当初の報告は正確でない可能性があるものの、それでもなおこのニュースは頭を悩ます問題です。殊に、ヒメウミガメがarribadas(アリバダス:ヒメウミガメの大規模な産卵)を始める時期は心配です」と、ニカラグアでFFIの国別プログラムのマネジャーを務める、Edgard Herrera氏は言った。

アリバダスは、現実とは思えないような自然現象だ。
アリバダスの間、ヒメウミガメのメスは主たる産卵浜近くの沖に集まり、わずか数日の間に(時に数万匹もしくは数十万匹もになる)大群で浜に上がり、産卵する。
ほかのウミガメ類も集団で産卵することは知られているが、ヒメウミガメや近縁種のKemp's ridley(ケンプヒメウミガメ)だけが、これほどの数で、同じタイミングに産卵する。

「チャコセンテはアリバダスが行われる、世界でも数少ない浜の一つであり、またLeatherback Turtles(オサガメ)にとっての重要な産卵場所でもあります」とHerrera氏は続ける。

犠牲になったほかの生物の中には、チャコセンテの近くで(2匹のイルカと2匹のカジキのほかに)死んでいる10匹のウミガメの報告があった。
さらに4匹のウミガメの死体がEstero Padre Ramos(FFIの別のプロジェクト地域)で報告された。

「ここ10年間は地域社会のサポートを得て、チャコセンテのカメや産卵巣を保護する点で大きな前進を果たしました。しかし、ウミガメが海で傷つけられるというニュースは、憂慮すべきものです。何が実際に起きているのかを究明することが肝要です」と、Herrera氏は締めくくった。

FFIはこの情況の展開を、読者に発信し続けるよう尽力するので、今後の続報にもご注目いただきたい。

http://www.fauna-flora.org/news/dead-turtle-sightings-spark-alarm-among-conservationists/

 

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