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19 アジア

2018年5月24日 (木)

鳥類と豆類:研究で鳥類多様性に最適なコーヒー豆が明らかに

和訳協力:會田 真弘、校正協力:佐々木 美穂子

2018年2月16日 Wildlife Conservation Society

甘みとやわらかい味のアラビカ豆と、香りが深く力強い味わいのロブスタ豆のどちらを選ぶべきかは、コーヒー愛好家によく知られた議論である。
科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されている、WCS(野生生物保護協会)、プリンストン大学、ウィスコンシン大学マディソン校が行った新たな調査では、コーヒーの愛好家ではないであろう生き物の好みを取り上げた。
その生き物とは、鳥である。

WCSの保全科学者であるKrithi Karanth博士をはじめとする研究者たちは、インドの西ガーツ山脈地域におけるコーヒーの混農林地での鳥類の多様性について調査した。
以前の調査では、木陰で栽培されたコーヒー(主にアラビカ種)は相当な種類数の生物多様性をもたらし得ることが判明した。
しかし、コーヒー生産は、国際的にはロブスタ種へと移行しつつある。
ロブスタ種は、太陽光をより集中的に利用する農法を使用するものであり、この手法は森林の野生生物に有害な影響を与える可能性があるとされている。

研究者たちの調査結果は驚くべきものだった。
アラビカ種農園の鳥類集団はより種類数が豊富となっていたが、ロブスタ種農園でもかなりの生物多様性への良い影響が認められ、果実食の鳥類のような、環境の変化に敏感な鳥類の高密度の群れの存在を支えていた。
さらに、病原耐性の高いロブスタ種の農場では、農家の殺虫剤の使用量が少ないことがわかっている。

著者らは、調査対象のコーヒー農園において、オオホンセイインコ(学名:Psittacula eupatria)、ハイガシラヒヨドリ(学名:Pycnonotus priocephalus)、カノコモリバト(学名:Columba elphinstonii)などのIUCNレッドリスト掲載種3種を含む、合計79種の森林依存種が生息していることを発見した。
また、コーヒー農園では哺乳類、両生類や樹木の多様性がもたらされる場合もあるという。

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2018年5月 1日 (火)

カンボジアの森林をパトロール中の3人が射殺される

和訳協力:アダムス 雅枝

2018年1月31日 The Straits Timesニュースより一部抜粋

カンボジア東部にある人里離れた森林保護区で、違法伐採者からチェーンソーを押収した後、パトロール中のカンボジア人3人が射殺された。
これはカンボジアの木材取引の暗部を象徴する暴力事件だと、当局が発表した。

軍の士官、パークレンジャーおよび著名なNGOである野生生物保護協会(WCS)の職員が、モンドルキリ州にあるケオ・セイマ野生生物保護区を出ようとしていた矢先に射殺されたと、国家警察の広報担当者であるKirth Chantharith氏がAFPに話した。

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2018年4月26日 (木)

英国首相が、野生生物の違法取引根絶に向けて中国との新たな協力活動を発表

-政府が実施した調査によれば、圧倒的多数の一般市民が象牙の売買禁止を支持している-

和訳協力:立田 智恵子、校正協力:木田 直子

2018年2月1日 Gov. UK Press Releases

象牙売買の全面禁止という提案に対し、7万人以上から反響があった。
これは英国環境・食糧・農村地域省の歴史において最大の反響のひとつである。

当局は現在も反響を分析中だが、「圧倒的多数」が禁止を支持していることは明らかだという。
政府は、間もなく反響の詳細を発表する予定である。

野生生物取引の取り締まりを目的とした英国政府の世界的な取り組みの一環として、メイ首相は、国際協力を強化するために英国と中国間で一致団結すると発表。
2018年に開催される野生生物の違法取引に関するロンドン会議に先駆け、両国は南部アフリカの国々と、同分野における専門知識を共有する姿勢を示している。

英国国境管理隊は、野生生物の違法取引を食い止めるため、密輸された象牙を見つけるための専門知識を世界の同胞らと共有する。

また英国軍は、アフリカの国々で密猟者を取り締まる精鋭部隊の訓練を実施する。

今週、英国および中国の専門家による法施行ワークショップがヨハネスブルグで開催され、野生生物の違法な国際取引に対する最も効果的な対策方法が紹介される予定だ。

2017年10月、環境相は英国における象牙売買の全面禁止という提案についてパブリックコメントを募る調査を立ち上げた。

この提案は、犯罪者が違法に密猟して得た象牙を取引する機会がなくなり、ゾウの保護や密猟の根絶を支援するものとなる。

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2018年4月21日 (土)

クアンチ省が生物多様性を保全するための保護区を設置

和訳協力:山田 尚子

2018年2月21日 Vietnam+ニュースより一部抜粋

ベトナム中部に位置するクアンチ省では、広がる都市化と違法開発から、生物多様性を保護する目的で緑の回廊の設置計画を決定した。

最近の省の人民委員会の決定を受け、天然資源・環境省の地方組織は、地域ごとに原生林の区画指定に着手する予定で、これにより、クアンチ省は緑被率を省全体の52%確保することとなる。

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2018年4月17日 (火)

「パプアの目」が、インドネシア最後の秘境の環境・先住民問題に光を当てる

和訳協力:小川 夕紀子

2018年2月18日 MONGABAYニュースより一部抜粋

パプアとは通常、ニューギニア島の西半分を指し、西パプア州とパプア州という2つの管理区域に分かれている。
この2つの州を合わせた広さは42万㎢(16.2万平方マイル)以上で、カリフォルニア州と同じくらいの広さである。
重要なのは、この2つの州は、インドネシアに残存する熱帯雨林の35%にあたる29.4万㎢(11.35万平方マイル)を占めているということだ。

インドネシアのパプア州は何十年もの間、同国で最も未知で、未開で、そして最も貧しい地域のままであり、その透明性の欠如は、強力な治安部隊が配置され続けることで加速している。

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2018年4月 7日 (土)

パキスタン各地での野生生物の違法取引の横行、調査により明らかに

和訳協力:日高 穂香

2018年3月12日 PakBaaz記事より抜粋

パキスタン各地の23都市における55カ所の市場を対象に行われた最新の秘密調査で、これらの市場で売られている生物種や動物製品の大部分が、ワシントン条約の附属書掲載種や絶滅危惧種に関するIUCNレッドリストの掲載種であることが分かった。

野生生物の違法取引は、ユニークなペットへの需要が他の都市に比べて高い、ラホールやカラチなどの大都市で主に見られた。

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2018年3月27日 (火)

パンバ付近でプラスチック廃棄物によりゾウが死ぬ

和訳協力:伊川 次郎

2018年2月7日 The Times of India記事より抜粋

サバリマラ寺院で行われたMakaravilakkuフェスティバル終了後1週間を経た1月27日、パンバにある下水処理場から1kmも離れていないValiyanavattom付近で、20歳の雌のゾウが死んでいるのが発見された。

死体解剖の結果、大量のプラスチックが消化管を塞ぎ、その結果内出血と主要臓器の機能不全が起きて、ゾウが死んだことが明らかになった。
この死亡事故は、2016年に高等法院がサバリマラ寺院での全面的なプラスチックの投棄禁止を命じた後、唯一で初めての哺乳類の死亡ではあるが、森林事務官らによれば、丘陵地にある寺院を含む森林地帯全域に渡り、哺乳類の糞の主要な内容物がプラスチックであったとのことである。

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2018年3月24日 (土)

センザンコウが象牙取引ルートで密輸されている:研究

和訳協力:木田 直子

2018年2月19日 ZEENEWS記事より抜粋

研究者らが、密輸業者が辺境の象牙取引ルートを利用して中央アフリカのセンザンコウを国外へ密輸していることを明らかにした。鱗で覆われ、アリを食べるこの動物は、世界でも最も絶滅が危惧されている種のひとつである。

African Journal of Ecology誌に発表されたこの研究では、2002年から2014年の間にオオセンザンコウの値段が45倍以上に急騰したことも示されている。

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2018年3月20日 (火)

ベンガル州:急増するインドの野鳥取引の中心地

和訳協力:深井 悠

2018年2月10日 The Hindu記事より抜粋

1月中旬、何百もの野鳥が鮮やかな羽をパッときらめかせて、鉄の鳥かごから自由の空に飛び立った。その数はあまりに多く、鳥かごが空になるまで数分の時間を要した。放鳥の前週には、西ベンガル州で過去最大数の野鳥が押収されていた。野鳥は西メディニプル県のナヤグラムの森に逃された。ここであればこれほど多くの野鳥でも生息が可能だろう。

押収されたのは、1,782羽のホンセイインコとコセイインコ、80羽の九官鳥、892羽のキンパラ属の鳥類などである。野鳥は鳥かごに詰め込まれ、2台の車で地元の市場に輸送中のところを森林管理官らに取り押さえられた。

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2018年2月20日 (火)

日本の二つの水族館がイルカの追い込み漁禁止を無視

和訳協力:田澤 優子、校正協力:石原 洋子

2017年4月5日 WDC News and Blogs

日本の太地湾における残酷な追い込み漁で捕らえられたイルカの取引が物議をかもしたことにより、二つの水族館がJapanese Association of Zoos and Aquariums(JAZA:日本動物園水族館協会)から脱退することになった。

2015年に、協会は会員施設に対して、残酷な漁で生け捕りにされたイルカの入手を禁じることを決定した。
その結果、二つの水族館(藤沢の新江ノ島水族館と、海響館という愛称で知られる下関市立しものせき水族館)が、JAZAから脱退した。

JAZAが会員に太地のイルカの入手を禁じたのは、より大きく世界的な組織であるWorld Association of Zoos and Aquariums(世界動物園水族館協会)が、漁をめぐる国際的な批判の高まりに応じてJAZAに除名を迫り、その通告に従ったものだった。

この決定により、JAZAに加盟する89の動物園と63の水族館は、太地からのイルカの購入をやめざるを得なくなった。

イルカ漁は毎年9月に始まり、海にいるイルカの群れを太地湾の入り江に追い立てて囲い込む。
そこで肉用として殺したり、世界中の海洋公園や水族館に売るために生け捕りにしたりする。
毎年、数千頭のイルカやクジラが殺されたり、生け捕りにされたりしており、その中にはbottlenose dolphin(ハンドウイルカ)やfalse killer whale(オキゴンドウ)、short-finned pilot whale(コビレゴンドウ)などの種が含まれる。

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