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35 レッドリスト 絶滅危惧種

2018年12月 8日 (土)

最新報告:フカヒレへの食欲が絶滅危惧種のサメの個体数を減少させる

和訳協力:長谷川 祐子、校正協力:久保 直子

2018年9月13日 Wildaid News

雑誌『Marine Policy』に掲載された最新の論文によると、世界のサメ漁獲量は1960年以降2倍以上に増え、シュモクザメやヨゴレなどの絶滅の恐れのある種の個体数はこの数年間で90%以上減少したという。

University of Hong Kong(HKU:香港大学)、University of British Columbia(UBC:ブリティッシュコロンビア大学)に事務局を置くSea Around Us((仮)私たちの周りにある海)運動およびWildAid(ワイルドエイド)に所属する研究者らが行った調査では、絶滅が危惧されるサメ個体群に対する漁獲の脅威は劇的に増加しており、今現在、消費者がフカヒレ製品を食べないようにすることが、かつてないほど喫緊であることが明らかになっている。

Sea Around Usのデータは、世界のサメ漁獲量が過去60年間で140万tと2倍以上増加したことを示している。
乱獲によって「サメ類の60%近くが脅かされているのです。これは脊椎動物分類群の中では最も高い割合になります」と、筆頭著者で香港大学のSwire Institute of Marine Science(SWIMS:太古海洋科学研究所)に所属するYvonne Sadovy教授は述べた。

香港は、世界で取引きされるすべての乾燥フカヒレのうち約半数が運ばれる通関港で、乾燥フカヒレはそこから中国本土へ再輸出されることが多い、とSadovy教授は付け加えた。
2017年の調査では、香港の魚介類の乾物を扱う店で販売されているのが見つかったフカヒレの33%が、International Union for Conservation of Nature(IUCN:国際自然保護連合)により絶滅危惧種(絶滅危惧IA類、絶滅危惧IB類、絶滅危惧Ⅱ類のいずれか)に指定されている種のものだったことが明らかになった。

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2018年12月 4日 (火)

欧州最大の不法なカメの養殖場、閉鎖へ

和訳協力:青木 恵子、校正協力:木田 直子

2018年8月23日 Europole Press Release

・スペインの治安警察が約1,100匹のカメと卵750個の救出作戦を敢行
・逮捕者は3名、その他3名が拘留される
・欧州刑事警察機構は、スペインとヨーロッパ諸国(オーストリア、フランス、ドイツ、イタリア)間における情報交換を調整することにより救出活動をサポートした

世界で最も絶滅が危惧される50種のうち14種

コアウイラ作戦は、欧州刑事警察機構のNaultinus作戦注1)の一環として実施され、2017年2月に始まった。
この時、積荷のカメの数や種類が申告書にある詳細と一致しなかったため、スペインの治安警察の職員がマヨルカ空港でカメの積み荷を押収したのである。

警察は後日、商業目的で水生のカメおよびリクガメ数種を商用に繁殖させている養殖場をバレアレス諸島で発見した。
そこでは、1,100匹以上の成体および幼体と、750個以上の卵が押収された。
雌200匹が産卵間近だったため、この数は増加する方向で修正される可能性がある。
養殖場では世界で最も絶滅が危惧されるカメ類50種のうち14種が発見され、その中には、カナダ、メキシコおよびアメリカ原産の種で、各国の法律で保護の対象とされているものも含まれていた。
また、スペインでは絶滅危惧II類に指定されているクロウミガメのような、高いリスクで絶滅の危機にさらされていると考えられている南アジア産のカメも見つかった。
これらの爬虫類および卵の総額は約600,000ユーロ(約800万円)に該当し、カメ1匹あたりで10,000ユーロ(約132万円)に相当する種もあった。

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2018年11月24日 (土)

ウナギへの日本の食欲がウナギをクロマグロと同じ運命に導くか

和訳協力:坂本 義教

2018年7月6日 The Guardianニュースより一部抜粋

ウナギの資源量は1960年代の数分の一でしかなく、過剰消費が続けばウナギもクロマグロと同じ運命を辿ることになりかねない、と保護論者は述べている。

2013年、環境省はニホンウナギを絶滅危惧種に指定した。
翌年、IUCN(国際自然保護連合)はニホンウナギを絶滅の恐れのある種のレッドリストに追加し、過剰消費を咎め、ニホンウナギが産卵し成長する河川や沿岸地域での環境への悪影響を与える行為を非難した。

日本が太陰暦の土用の丑の日(今年は7月20日と8月1日にあたる2日間)に向けた準備を始めると、ウナギの窮状に対してよりはっきりと焦点が当てられるようになった。
この日は、伝統的に一年で最も暑い日であると考えられている。

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2018年11月22日 (木)

警察がマヨルカ島の違法なカメ養殖場を閉鎖

和訳協力:井上 貴史

2018年8月22日 BBCニュースより一部抜粋

警察によると、ヨーロッパ最大の違法なウミガメとリクガメの養殖場が、スペインのマヨルカ島で閉鎖された。

スペインの治安警察の職員は、彼らは島の南部に位置するリュグマジョー近くの養殖場から1,100匹の動物を救出したが、それらの多くが絶滅危惧種であったという。

伝えられるところによると、保護された種は、その場所で劣悪な環境下で飼われていたらしい。

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2018年11月20日 (火)

米Trump大統領の諮問委員会、トロフィーハンティングを野生生物保護へすり替えか

和訳協力:立田 智恵子

2018年7月17日  The Guardianニュースより一部抜粋

米国のドナルド・トランプ大統領は、自分の息子がゾウやヒョウの狩りをしているにも関わらず、大型動物のトロフィーハンティングを「ホラーショー」だと称し、2017年にトロフィーハンティングにかかわる政策を舵取りする諮問委員会を設立した。

だがその諮問委員会は、野生生物保全にかかわる科学者や野生生物の擁護者ではなく、ゾウやキリンをはじめとする、多くの人を魅了する絶滅の危機にある種の狩猟を擁護する人々で構成されている。
またこの件に関心を寄せる人々は、トランプ大統領就任後、法廷での判決や行政の意思決定によって、アフリカで殺されたライオンやゾウ、その他の動物たちの体の部位の、ハンターらによる輸入が実際に容易になった、と話している。

トランプ大統領が設立した、国際野生生物保全協議会(IWCC)と呼ばれる諮問委員会のメンバーらは、裕福なハンターたちが何万ドルも支払って絶滅の危機にある大型動物を撃つこのスポーツが、海外における野生生物保護活動の称賛すべき方法だと主張している。

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2018年11月17日 (土)

リザードキング~違法野生生物取引の象徴

違法野生生物取引の中心人物に関する潜入捜査-リザードキングは商売を再開するのか?

和訳協力:加藤 有起枝

2018年7月6日 アル・ジャジーラメディアネットワークニュースより一部抜粋

野生生物の違法取引は少なくとも年間19億ドル(2兆円以上)の価値があると考えられており、それは、薬物や模造品の売買および人身売買のブラックマーケットを足してようやく匹敵する金額である。

取引のために捕獲された動物は、輸送の間生き残ったとしても、大概はペットとなるか、漢方薬や食材となって終わる。
密輸される動物、一部は公然と取引されているが、その中でも世界で最も取引されているのはセンザンコウであり、中国のいくつかの地域で絶大な人気の珍味である。

そのような野生生物の違法取引における有名人であり、法の手によって捕えられたのがAnson Wong氏である。

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2018年11月15日 (木)

ライオンの骨の取引における南アフリカの役割:見過ごされている話

和訳協力:蛯名 郁矢

2018年8月21日  The Conversation記事より一部抜粋

アフリカに生息する野生ライオンの個体数は、2万~3万頭だと見積もられる。
研究者は、実際の数は2万頭に近いと考えるのが妥当だとする。
こうしたことから、ライオンの絶滅危惧種としてのカテゴリーは「絶滅危惧II類」とされている。

また南アフリカは、特異的に飼育下繁殖を認めているが、これらの個体は、ほとんど保全の価値はない。
同国内には、約300カ所の施設で推定7千~8千頭のライオンが飼育されている。
これらのライオンは主に、キャンド・ハンティングやアジアにおける虎骨の取引市場のために飼育されているのだ。

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2018年11月13日 (火)

台湾の象牙取引禁止令が2020年に施行される

和訳協力:西明寺 彩加

2018年7月15日 Taiwan News記事より一部抜粋

CNA(中央通訊社)は、7月13日に台湾の森林局が、2020年から象牙の取引禁止令を施行すると発表した、と報じた。
象牙のために密猟されるアフリカゾウを保護するための対策としてである。

2020年1月1日から、象牙の売買は全面的に違法となる。
これは、象牙の国際的な取引禁止令に準拠したものである。

森林局によると、このままのペースが続けばアフリカゾウは20年以内に絶滅してしまうという。

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2018年11月10日 (土)

この10年で8種の鳥の絶滅を確認

和訳協力:佐々木 美穂子

2018年9月4日 The Guadian記事より一部抜粋

子供向けアニメーション『リオ』の主役、鮮やかな青に輝くブラジルのインコ、アオコンゴウインコが、鳥類の絶滅危惧種の新しい評価によれば、今世紀に絶滅したという。

国際NGOバードライフ・インターナショナルによる新しい統計的分析によると、アオコンゴウインコはカオグロハワイミツスイや、Pernambuco pygmy-owl(フクロウ科スズメフクロウ属の小型のフクロウの1種)、cryptic treehunter(カマドドリ科の鳥類の1種)と同様に、確実に絶滅したか、または絶滅した可能性が高いと予測されるリストに追加され得る8種のうちの1種である。

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2018年11月 6日 (火)

香港の高級木材問題:大規模な買いだめと起訴の少なさ

和訳協力:アダムス 雅枝

2018年7月4日  Coconutsニュースより一部抜粋

厳重に管理された場所にある50もの貨物用コンテナに保管されているのは、押収された1,200t以上の熱帯の硬材の備蓄である。
これは、密輸人が中国へ木材を運ぶ主要な抜け道としての香港の役割を証明するものだ。

また、その備蓄が香港に深刻な経済的影響を与えているにも関わらず、備蓄量はひたすら増え続けている。
同時に中国本土の数十億米$(数千億円)に上る高級家具産業の需要に対応するために、世界中の熱帯の硬材が伐採されるのである。

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