フォト
無料ブログはココログ
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

にほんブログ村

  • にほんブログ村

03 ネコ科

2017年2月10日 (金)

アフリカの主要地域でライオンの個体群が半減、新たな研究からの提唱

和訳協力:成田 昌子、校正協力:オダウド 陽子

2015年10月26日  Panthera Press Releases

新たな研究によって、アフリカほぼ全土においてライオンの個体数が急速に減少していることが明らかになった。
本日発行されたProceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(略称PNAS:米国科学アカデミー紀要)に掲載された論文によれば、西アフリカおよび中部アフリカではライオンの個体数は急激に減少しており、大規模な保護活動が行わなければ、今後20年でさらに半減するだろうと予測している。
西アフリカおよび中部アフリカほどではないが、長い間ライオンの主要生息地と考えられていた東アフリカでも、ライオンの個体数減少が確認された。
またこの研究は、過去に少なくとも500頭以上の生息が確認されていた個体群のほぼすべてで、個体数減少が見られることを示している。

今回の研究では、世界的野生ネコ科動物保護団体であるPanthera(パンセラ)、 オックスフォード大学のWildCRU(野生生物保護調査ユニット)、Grimso Wildlife Research Station((仮)グリムソ野生生物研究所―スウェーデン農業科学大学の一部門)、IUCN(国際自然保護連合)のSpecies Survival Commission Cat Specialist Group(種の保存委員会ネコ専門家グループ)、そしてミネソタ大学のDepartment of Ecology, Evolution and Behavior(生態・進化・行動学部)の科学者からなるチームにより、アフリカ全土から47のライオンの個体群の地域個体群の動向データが収集・分析され、このデータをもとにライオンの個体数の動向が推定された。
分析結果によると、西アフリカ、中部アフリカ、東アフリカではほとんどの個体群で個体数が減少しているのに対し、アフリカ南部のボツワナ、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエ4か国ではライオンの個体数が増加していることが分かった。

続きを読む "アフリカの主要地域でライオンの個体群が半減、新たな研究からの提唱" »

2016年8月 4日 (木)

IUCN、2015年「世界トラの日」を祝う

和訳協力:下島 深雪、校正協力:浅原 裕美子

2015年7月29日 IUCN statement

「世界トラの日」に向けてのIUCN(国際自然保護連盟)のInger Andersen事務局長による声明

トラは、森を象徴する動物です。
強さ、優美さ、権力のシンボルでもあり、伝説の存在です。

子どもの頃に恐れ、驚いたこの素晴らしい動物が、絶滅の危機に追いやられるなど想像も及びませんでした。

ところが、現実にそうなのです。
今日は、世界トラの日ですが、これは、20世紀に97%のトラが姿を消し、その個体数が約10万頭から現在の約3千頭にまで急激に減少しているという衝撃的な事実を受けて開かれた2010年の国際サミットで制定されたものです。

残った個体群は今や孤立しており、アジアでの薬の取引のための密猟、生息地の喪失や分断化、人間が生活のために狩猟をするトラの餌となる種の減少などによって、さらに切迫した状況下にあります。
重要なトラの生息地およびその周辺で生活する住民が増え続けるにつれて、森林資源の減少という脅威も続くことになるのです。

捕食動物の頂点として、健全な生態系を維持するのにトラは重要な役目を担っています。
トラの運命は、生息地としている森林や草原の運命と本質的に結びついていて、同様に食糧の確保や生計を立てるためにこうした資源に依存している人々の運命とも関係しています。

続きを読む "IUCN、2015年「世界トラの日」を祝う" »

2016年4月14日 (木)

チーターの違法取引をやめさせよう

和訳協力:矢仲 裕紀子、校正協力:鈴木 康子

2015年11月6日 Born Free Foundation News

チーターの専門家、政府職員、そしてBorn Free USA(ボーンフリーUSA)のスタッフを含む動物保護団体らは、今週クエートで開催された、チーターの世界的な違法取引という重要な問題についての利害関係者向けワークショップに出席した。

この地上最速のネコ科動物は、様々な脅威に直面している。
アフリカのボツワナ、ナミビア、ジンバブエでは、わずか10,000頭を残すのみという、極めて深刻な絶滅の危機に瀕しているにもかかわらず、戦利品として狩ることのできる頭数の割り当てがある。
また、スーダンでは伝統的な紳士靴に用いるように、いまだにチーターの皮を利用している国もある。

生きているチーターの取引はさらに大きな脅威となっている。
特に、「アフリカの角」と呼ばれる地域(アフリカ大陸東端のソマリア全域とエチオピアの一部などを占める半島)から中東にかけての地域では、チーターがペットとして飼われている。
生きているチーターが国際取引において死亡する確立は、70%ほどという高い数値に達しているのだ。

ボーン・フリー財団は、生きているチーターの取引の影響をすべからく把握しており、数多くのチーターを救出しては、エチオピアの財団の救済センターで一生面倒を見ている。

続きを読む "チーターの違法取引をやめさせよう" »

2015年11月 9日 (月)

毛皮の国際取引を促進させるためにカリフォルニアのボブキャットが殺されている

和訳協力:コスキー・福田 志保、校正協力:鈴木 洋子

2015年4月3日  OneGreenPlanet Animal Monster

2013年、カリフォルニア州内の国立公園や野生生物保護区内、もしくはその周辺でのボブキャットの商業捕獲を禁止するBobcat Protection Act(ボブキャット保護法)案が、カリフォルニア州議会を通過した。
加えて、法案ではボブキャットの毛皮の商業販売および輸出も禁止されている。
この法律が整備される以前は、捕獲業者が国立公園の外周に沿って罠を仕掛け、公園の保護を受ける境界線の外へボブキャットをおびき寄せ、最終的に殺すことは完全に合法的なものだった。
毛皮を得るための大々的な猟がメキシコのボブキャット個体群を減少させ、この種の下位分類群である亜種が「絶滅危惧種」として分類されるに至った。
ボブキャット保護法の整備によって、自然保護論者はこの種に努力次第で生き残れるチャンスが与えられると期待した。

しかし、こうした法的保護にもかかわらず、ボブキャットは州の他の地域で捕獲が続いているため、いまだに苦境にある。
また、2年が経過した今も、法律がまだ厳密には施行されていないためでもある。
ボブキャットは、カリフォルニアの野生生物観光事業の経営的に大きな役割を果たす鍵となる種なのだが、中国およびロシアでのボブキャットの毛皮の需要が増加したことで毛皮の価格が跳ね上がり、またそのことがカリフォルニアにおけるボブキャットの捕獲ブームを巻き起こした。

この美しい大型のネコは、本質的に残酷な毛皮の国際取引を満足させるだけの目的で野蛮にも捕獲され、殺され、皮を剥がされている。
この種が生息地の破壊によって苦しんでいるだけでもひどいことなのに、毛皮のコートにされる目的で殺されているとは、聞くだけで誠に不愉快なことだ。

続きを読む "毛皮の国際取引を促進させるためにカリフォルニアのボブキャットが殺されている" »

2015年7月21日 (火)

どうなる? タイの悪質なタイガーテンプルから没収されたトラ

和訳協力:菊地 清香、校正協力:鈴木 洋子

2015年4月17日 OneGreenPlanet Animal Monster

トラでいっぱいの寺院を救出するには軍隊一部隊が必要かもしれないが、そのトラ達によりよい生活を与えるにはひとつの村が必要だ。

どんなサクセスストーリーも始まりはひとつの思いつきだ。
まもなくタイガーテンプルから救出される146頭のトラにとっての完璧な結末を想像してみよう。
次に、真の保護区を思い描いてみよう。
その保護区は、とらわれた状態であれ、これらのトラたちに似つかわしく、幸福な生活を提供するためだけに運営されている。
人々は一致団結し、保護区を見事実現するために必要な要素を提供してきたのだから。

トラたちはどこへ行く?

DNP(国立公園・野生動物・植物保全局)が、146頭のトラすべてを4月末までに没収するという大いに称賛される発表をしてから、そのトラたちの救出後の生活の保護についての疑問が生じてきた。

囚われの身として生まれ育ち、大部分が雑種のトラたちは、野生に戻される可能性はない。

トラたちは「王国に保護されている動物」として、ラチャブリー県にある2つの別々の施設、Khao Prathap ChangおよびKhao Sonに送られる予定であり、現在これらの施設では適切にトラを収容するための準備が進められている。

しかし、トラたちは新しい施設に行く前に、まず移送されなければならない。

続きを読む "どうなる? タイの悪質なタイガーテンプルから没収されたトラ" »

2015年5月22日 (金)

アフリカゴールデンキャットの日中の狩りの映像が、ウガンダで初めて撮影される

和訳協力:木村 敦子、校正協力:花嶋 みのり

2015年1月15日  Panthera's Blog

ある科学者のチームが、地球上で最も見つけづらく、ほとんど知られていないヤマネコの一種であるアフリカゴールデンキャットが日中に狩りを行う映像を、ウガンダのキバレ国立公園で初めて撮影した。

この新しい映像には、枯れ木の切り株の回りに集まってエサを食べているアカコロブス亜属のサルを、アフリカゴールデンキャットが捕まえようとする様子が記録されている。
この映像は、マックス・プランク進化人類学研究所のPan African Programme:The Cultured Chimpanzee((仮)汎アフリカ・プログラム:文化を持つチンパンジー)のキバレ・プロジェクト担当マネージャーであるSamuel Angedakin氏が設置したカメラトラップで撮影された。
撮影は、Ngogo Chimpanzee Project((仮)ンゴゴ・チンパンジー・プロジェクト)、Uganda Wildlife Authority(ウガンダ野生生物局)、Uganda National Council for Science and Technology(ウガンダ科学技術委員会)の協力を得て行われた。

そのほかにも、木の上で眠るゴールデンキャットの映像が、京都大学霊長類研究所の田代靖子氏によって撮影された。
この映像はウガンダのカリンズ森林保護区で撮影されたもので、サルたちが木の上のゴールデンキャットを取り囲み、ゴールデンキャットが木から降りるまで攻撃する様子が記録されている。

ビデオはこちらで視聴できる。

続きを読む "アフリカゴールデンキャットの日中の狩りの映像が、ウガンダで初めて撮影される" »

2015年4月16日 (木)

マラウィで密猟者が記録的な懲役刑に

和訳協力:藤木 香、校正協力:木田 直子

2015年2月5日 African Conservation Foundation News

先週金曜日にカスングの裁判官達がこれまでになく重い判決を言い渡したとき、野生生物犯罪に関わる犯罪者たちは厳しい警告を受けた。
Ganizani Nkhata被告は2014年8月にカスング国立公園で1頭のサーバルキャットを密猟した後に罰金450,000MK(約1000USドル、約12万円、2015年2月18日付換算レート:1MK(マラウイ・クワチャ)=0.2677円、以降同レートとする)を支払うことができず、4年間の懲役刑となった。

マラウィ警察と、Lilongwe Wildlife Trust(リロングウェ野生生物トラスト)およびDepartment of National Parks and Wildlife(国立公園・野生生物局)の協力的取組みの甲斐あって、この密猟事件は解決を見た。
中央州の検察官で、警察庁副長官であるLevison Mangani氏はこの日、検察チームを率いるためにリロングウェから出張してきていた。

今回のこの密猟事件に巻き込まれたサーバルキャットは、地元の野生生物愛護団体であるリロングウェ野生生物トラストによって以前救助され、後に野生に返された個体だった。
サーバルキャットはまだら模様の小型の猫で、ヒョウと間違えられることもある。
リロングウェ野生生物トラストは、今後の野生へ返す活動に必要な情報を得るため、研究目的でGPS追跡首輪を装着させていた。

「今回密猟被害に遭ったサーバルキャットは、2014年7月11日にカスング国立公園内に再導入された個体で、GPS装置付きの首輪をしていました。その首輪から人工衛星へ、さらには地上のコンピューターへと送られる信号を通して、チームは国立公園内でのサーバルキャットの動きを監視することができていました」と、満員の法廷でMangani氏は証言した。

続きを読む "マラウィで密猟者が記録的な懲役刑に" »

2015年3月 2日 (月)

国際ユキヒョウデーを初めて祝う

和訳協力:筬島 順子、校正協力:花嶋 みのり

2014年10月22日 CMS News

明日はInternational Snow Leopard Day(国際ユキヒョウデー)だ。
この日を祝うのは今年が初めてであり、ユキヒョウに対する認識向上と教育のための特別なイベントがキルギス共和国のビシュケクで開催される。
ユキヒョウは、野生のネコ科動物の中でも最も謎めいた種である。
自然界に哺乳類は現在4,500~7,500種存在しているが、ユキヒョウはまたその中で最も絶滅の危機に瀕している動物である。

ユキヒョウの長期的な生存は決して保証されていない。
Convention on the Conservation of Migratory Species of Wild Animals(CMS:移動性野生動物の種の保全に関する条約、通称「ボン条約」)の附属書Iに指定され、ユキヒョウの生息する12か国のレッドデータブックで保護されているにもかかわらず、ユキヒョウはいくつかの以前生息していた地域で絶滅している。

ユキヒョウとユキヒョウが生息する高山の生態系を守る保全するGlobal Snow Leopard and Ecosystem Protection Program(GSLEP:(仮)世界ユキヒョウと生態系保護プログラム)を承認するため、2013年、キルギス共和国政府の主導で、ユキヒョウが生息する中央アジアの12か国の代表がキルギス共和国のビシュケクに集結した。
フォーラムでは、2015年をInternational Year of the Snow Leopard(国際ユキヒョウ年)とし、毎年10月23日をユキヒョウデーとすることを宣言するよう、ユキヒョウ生息国に求めた。

続きを読む "国際ユキヒョウデーを初めて祝う" »

2015年2月28日 (土)

世界トラの日‐個体数が少ないにもかかわらず新たな希望?

和訳協力:佐野 かおり、校正協力:花嶋 みのり

2014年7月29日 IUCN Redlist News Release

野生のトラの数より飼育されているトラの数が多いという奇異な状況の下、今まさにWorld Tiger Day(世界トラの日)を迎えた。
アジアのトラが生息する13か国では、野生のトラはたった3,000頭しかいないと推定されている。
生息域はかなり広く、生息数は非常に少ないといえる。
実際、この100年余りの間に野生のトラの全体数が97%も減少してしまっているのだ。

これほど強い捕食動物でありながら、容赦なく拡大する人間社会に追い込まれ、絶滅の危機に瀕している。
個体群は互いに離れて孤立しており、トラとその部位のあらゆる商業取引を禁じているCITES(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、通称「ワシントン条約」)附属書Iに記載されているにもかかわらず、密猟の脅威は増大している。
しかし、まだ希望は残っている。
というのも、今日はトラの個体数を回復させ得る理由や活動に光を当てる日であるからだ。
政策から現場での活動に至るまで、このような規模で効果的な保護活動を行うには協調的な努力が必要であり、Global Tiger Day (GTD:世界トラの日)は、一つの共通の運動をするように、別々に活動する多くの団体を結集することができる。

ちょうど4年前の2010年7月に、13か国のトラの生息国とその国際的なパートナーにより、トラの日を祝うというアイデアが生まれた。
2010年にサンクトペテルブルクにおいて開催されたTiger Summit(トラサミット)で、各国政府が2020年までに自国領土に生息するトラの個体数を倍増させると明言し、世界トラの日が正式に承認された(その宣言はこのページの下のリンクからダウンロードできる)。
その後、トラの生息国は2013年に中国の昆明で第3回世界トラの日を記念し、Global Tiger Recovery Program(GTRP:世界トラ回復プログラム)の始動という新しい局面を迎えた(このページからダウンロード可能)。

続きを読む "世界トラの日‐個体数が少ないにもかかわらず新たな希望?" »

2015年2月18日 (水)

インドネシアでトラの取引業者が逮捕される

絶滅危惧種であるスマトラトラの全身の毛皮と、頭部や足の剥製などの部位を売りに出した2名の取引業者が逮捕された。

林業省の西ジャワ州Natural Resources Conservation Agency(BKSDA:自然資源保全局)とインドネシア警察(ランプン署)による今回の逮捕は、WCS(野生生物保護協会)のWildlife Crimes Unit(野生生物犯罪対策チーム)が技術支援をしていた。

取引業者には最高で5年の懲役と、1万USドル(約120万円、2014年12月3日付換算レート:1USドル=119.44円、以降同レート)の罰金が科される。

和訳協力:山崎 有起枝、校正協力:遠藤 智子

2014年10月30日 WCS Press Releases

林業省の西ジャワ州自然資源保全局、インドネシア警察(ランプン署)、WCSの野生生物犯罪対策チームは本日、野生生物の不正取引業者2名を、ネット上でトラの部位を売りに出したとして、逮捕したことを発表した。

この逮捕には、トラの全身の毛皮1頭分、足の剥製2点、頭の剥製1点、トラの爪1点の積荷が絡んでいた。
最初に逮捕された取引業者Wdyは、申し立てによれば、トラの部位を魔術用の目的で取引していたとされ、ソーシャルメディアを通じて製品を宣伝していた。
2人目の取引業者Smrは、室内装飾品としてトラの毛皮や、トラ・クマ・ライオンの剥製をネット上で販売する業者だとされている。
この人物はトラの剥製を5,000~7,000USドル(約60~85万円)で売っていた。

続きを読む "インドネシアでトラの取引業者が逮捕される" »

より以前の記事一覧