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04 サイ

2016年7月 7日 (木)

スマトラサイは緊急措置がとられなければ絶滅の危機―IUCNが警告

和訳協力:三尾 美里、校正協力:松尾 亜由美

2015年9月22日 IUCN International news release

野生のスマトラサイの生存数は100頭を切り、インドネシア政府が緊急にスマトラサイの回復計画を実行に移さなければ、この種は絶滅する恐れがあると、IUCN(国際自然保護連合)は世界サイの日に警告した。
生き残った100頭のスマトラサイは、2008年に行われた最新のIUCNのレッドリスト評価で推定された個体数の半分以下に過ぎない。

スマトラサイは、IUCN Red List of Threatened SpeciesTM(絶滅危惧種に関するIUCNレッドリスト)で絶滅危惧IA類に指定されており、先月、学術雑誌オリックス上で発表されたように、現在マレーシアでは野生下で絶滅したと推定されている。
この50~100年にわたって、スマトラサイはバングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、インド、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムで絶滅してきた。
IUCNのSpecies Survival Commission(SSC:種の保存委員会)のAsian Rhino Specialist Group(アジアサイ専門家グループ)によると、スマトラサイは現在スマトラ島の数ヶ所で見つかっているのみで、わずか一握りの個体だけがカリマンタン(ボルネオ島)で生息していると思われている。

「マレーシアはかつて、スマトラサイにとって最後の砦の一つとみなされていました。従ってこの国でサイが絶滅することは、この種の生き残りの可能性に大打撃を与えることを表しています」と、IUCNのSSC委員長、Simon Stuart氏は説明する。
「現在も続く密猟の危機、個体数減少の加速化、生息適地の破壊により、近い将来スマトラサイが絶滅する可能性が高まっています。インドネシア政府は緊急に、スマトラサイが今もなお生息しているすべての場所で、より安全性を高めた厳格な保護区をつくる必要があります」。

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2015年4月 8日 (水)

キタシロサイが死により亜種としての絶滅が間近に

和訳協力:清水 桃子、校正協力:朝倉 加恵子

2014年10月19日 African Conservation Foundation News

東アフリカ最大のBlack Rhino(クロサイ)保護区域であるOl Pejeta Wildlife Conservancy(オルペジェタ自然保護区)の発表によると、Northern White Rhino(キタシロサイ)のSuni(スニ)が10月17日金曜日に死亡しているのが発見された。

スニはオルペジェタ自然保護区にいる4頭のキタシロサイの内の1頭だった。
34年前、初の飼育下繁殖によってDvur Kralove Zoo(ドブール・クラーロベ動物園)で生まれたキタシロサイであった。
2009年に、他の雄1頭、雌2頭と共にオルペジェタ自然保護区に移された。

2014年10月17日の朝、オルペジェタ自然保護区のレンジャーが、スニの隠れ場所でスニが死んでいるのを発見した。
「密猟の犠牲となったわけではなく、我々はこの突然死の死因について今のところ特定できていません」と、オルペジェタ自然保護区のCEOであるRichard Vigne氏は言う。
「Kenya Wildlife Service(ケニア野生生物公社)の獣医が直ちに検視を行う予定です」。

スニの父親Saut(ソー)は2006年、スニと同じ歳にドブール・クラーロベ動物園で自然死している。

現在キタシロサイは地球上にわずか6頭しかいない。
スニは交配可能な最後の雄2頭の内の1頭で、野生で生息しているキタシロサイは他にいない。

1980年にこのキタシロサイが生まれたチェコ共和国のドブール・クラーロベ動物園によると、「スニは恐らく生殖能力のある最後の雄でした」とのこと。

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2015年3月14日 (土)

2014年世界サイの日: プレトリア大学によるサイの生き残りにかける戦いを援助するための調査研究

和訳協力:蔦村 的子、校正協力:安東 美樹子

2014年9月22日 African Conservation Foundation News

9月22日の世界サイの日は、Black rhinos(クロサイ)、White rhinos(シロサイ)、Greater One-Horned rhinos(インドサイ)、Sumatran rhinos(スマトラサイ)、Javan rhinos (ジャワサイ)の5種類のサイが、絶滅の危機に瀕することなく、野生で自由に生きることを祝う日である。
これは、WWF(世界自然保護基金)の南アフリカ事務所が、密猟が増え始めた2010年に始めたものであり、それ以来、このような動物を守ることに力を尽くしている世界中の人々や組織をつなぐ、国際的なイベントとなっている。

この日は祝うことを目的としたものだが、一方で明確な事実として、南アフリカでは1日に3頭のサイが密猟され、命を落としている。
これは、2020年までには野生のサイがいなくなる比率なのだ。

University of Pretoria(UP:プレトリア大学)獣医学部のGerhard Steenkamp博士は、これは単なる密猟問題の域を超えていることを世界は理解すべきだ、と述べている。
今日、犀角(サイカク:サイの角のこと)は最も高価な商品として取り扱われている。
「これは組織犯罪であり、しかも私たちはこの戦いに負けているのです」と氏は言う。
しかしプレトリア大学は、野生のサイをその悲劇的運命から救う試みの中で、ほとんど知られていないこの種ついてさらに深く知ろうと尽力している。

プレトリア大学は、南アフリカで唯一獣医学部を持つ大学であり、密猟者の襲撃からサイを守り、残忍な行為から生き残ったサイを治療するための調査研究において、重要な発見をしてきている。

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2015年3月 6日 (金)

スマトラサイ-次の200年はあなたの行動にかかっている

和訳協力:木谷 咲子、校正協力:星子 啓子

2014年7月25日  IUCN Redlist News Release

あなたは、スマトラサイ(学名:Dicerorhinus sumatrensis)を見たことがあるだろうか?
人は自分たちの知るもの、そして愛するものを保護する、とよく言われる。
だからこそSOS(Save Our Species、自然保護NGO)は、この独特かつカリスマ的な、そして絶滅危惧IA類に指定されるスマトラサイの短編ビデオを共有し、絶滅の危機にさらされた種を、生息地を、そしてそこに従事する人々を守るという、SOSの試みを見てもらおうと考えた。
そしてInternational Ranger Day(国際レンジャーデー、7月31日)の取り組みとして、残された数少ないスマトラサイを密猟者から保護するためにたゆまぬ努力を続けるRhino Protection Units(RPUs:(仮)サイ保護部隊)の任務についても焦点を当てる。

スマトラサイが、生物史に初めて記録されてから、今年でちょうど200年になる。
1814年にドイツの生物学者であるJohann Gotthelf Fischer von Waldheim氏が、アジアに生息する二つの角を持つ毛サイ、もしくはスマトラサイの生物的な記述をした。
かつては個体数が多く、インドからボルネオまで幅広く生息しており、スマトラサイは二世紀以上にわたり繁栄していた。
しかし専門家によると、現在ではスマトラ島にあるインドネシアの3つの国立公園、Bukit Barisan Selatan(ブキ・バリサン・セラタン)、Gunung Leuser(グヌン・レウセル)とWay Kambas(ワイ・カンバス)にのみ生息し、その数は100頭にも満たないであろうと言われている。
数世紀にわたる狩猟、生息地の喪失と分断化は、劇的に個体数を減らした。
一方で、残されたスマトラサイこそ種の回復の最後の砦である。

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2015年1月 9日 (金)

象徴種-サイの保全によりほかの絶滅の危惧にある野生生物をどう救えるか

和訳協力:影山 聡明、校正協力:高橋 哲子

2014年9月22日  IUCN Redlist News Release

世界サイの日を記念し、Save Our Species(SOS)からの助成を受けているInternational Rhino Foundation(国際サイ財団)のBill Konstant氏が、野生生物保全の象徴種としてのサイの役割について、以下の示唆に富む記事を書いた。

専門用語ではないが、象徴種という言葉が、ある絶滅危惧種の保全活動がほかの生物の保全にも役立つときに、しばしば使用される。
クジラ、イルカ、ゾウ、トラ、ゴリラなどの、我々が"カリスマ的な巨大な脊椎動物"と称するものに対して最も高い頻度で使用されるが、その使用に関して、特に厳密なルールはない。
実際的なケースで言えば、ある絶滅危惧種がほかの種の窮状への注意を容易に喚起し、その絶滅危惧種のためにとられる保護活動がそのほかの全部の種を救済するための全般的支援になり得る場合、当然その絶滅危惧種はほかの生物の保全にとっての象徴種と呼ぶことができる。

世界で最も希少な絶滅危惧IA類の2種類のサイ、スマトラサイとジャワサイは、これらのサイにとって地球最後の牙城となった少数の国立公園に生息する、インドネシア熱帯雨林に特有な、ほかの数十もの絶滅危惧動物を保護してきた象徴種となってきた。
SOSはブキ・バリサン・セラタン国立公園およびワイカンバス国立公園に生息するスマトラサイのための保護プログラムを支援している。
この2つの国立公園を合わせると、現在わずか100頭と推定されている、スマトラサイの2/3の個体が生息している可能性がある。
ジャワにあるウジュン・クロン国立公園で活動しているサイの保護団体Rhino Protection Units(RPUs)もまたSOSにより多大な資金援助を受けており、15年以上にわたってスマトラサイの密猟ゼロのレベルを維持に貢献してきた。
ジャワサイの世界の総個体数は50頭前後に維持されている。

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2014年11月11日 (火)

絶滅危惧寸前種ジャワサイ:見えなくてもそこにいる

和訳協力:蛯名 郁矢、校正協力:藤木 香

2014年6月27日 IUCN News story

半ば神秘的な存在になっているサオラのように、絶滅危惧IA種のJavan Rhino(Rhinoceros sondaicus、ジャワサイ)は、ほとんど目撃されることはない。
だからといって、16名のJava's 4-man Rhino Protection Units(RPUs)メンバーは落胆しているわけではない。
RUPsがUjung Kulon National Park(UKNP:ウジュン・クロン国立公園)内の密生したジャングルを毎年数百kmにおよびパトロールすることで、このユニークな生物が密猟者から保護されており、今世紀に入ってからは1頭も殺されていない。
Save Our Species(SOS)から支援を受けている、International Rhino Foundation(IRF:国際サイ財団)のBill Konstant氏は、この生物を目にすることがいかに難しいかを事細かに説明する。

ジャワサイが35頭~44頭が生息していると推定されるUKNPは、ジャワサイの世界でも最後の砦だ。
4グループのRPUsが、密猟者発見のため年間200日ジャングルのパトロールを行い、公園の管理当局をサポートしている。
例年、UKNPでのRPUsの移動距離は2,000マイルに及び、これはほぼマドリードからモスクワまでの距離に匹敵する。
それでも、ジャワサイを目撃するのは運がよくても年に1度か2度しかない。
実際、2011年にはRPUsメンバーは誰も、パトロール中にジャワサイに遭遇しなかった。
しかしながら、驚くことにこの年、4頭の子どもを含む35頭の個体識別されたジャワサイが映像では捕えられている。
同じくらい重要なのは、今世紀に入ってからウジュン・クロンで密猟者に殺されたジャワサイは一匹もいないということだ、とKonstant氏は繰り返す。

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2014年8月29日 (金)

南アフリカ共和国のサイの大規模飼育場で35頭のサイが気腫疽の細菌が原因で死ぬ

和訳協力:三尾 美里、校正協力:久保 直子

2014年4月25日 African Conservation Foundation News

南アフリカ最大のサイ飼育場経営者であり、貿易促進を主唱するJohn Hume氏は、この2か月で大打撃を経験した。
自ら経営するElandslaagte飼育場のサイ1,000頭の間で気腫疽が発生し、35頭が死んだのだ。

Hume氏の代弁者であるTerry Bengis氏は、Klerksdorp(地名:クレルクスドルプ)のElandslaagte飼育場に近い牧場や飼育場の全動物に、この細菌(Clostridium novyi、ノーヴィ菌)に対する予防接種がすぐに必要であると語った。

North West Department of Economic Development and Conservation((仮)北西州経済開発・環境・自然保護部門)の広報担当のDumisa Seshabela氏は、その地域のほかの牧場や飼育場経営者に、Elandslaagte飼育場で気腫疽が発症したことに関する警告を発信したところだという。

Bengis氏によれば、この細菌には20~25の変異があるという。
Onderstepoort(地名:オンダースタプアルト)からの獣医師を含む科学者たちは、細菌の特定に成功し、現在この病気に対するワクチンの開発を試みている。

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2014年7月10日 (木)

サイの計画的狩猟に、レンジャーと自然保護活動家が反対署名

翻訳協力:Koski 福田 志保、校正協力:長井 美有紀(Myuty-Chic)

2014年1月23日  ACF News

ケニアの野生生物保護のイニシアティブ「Walk With Rangers((仮)レンジャーと共に歩もう)」のサイの計画的狩猟に反対する請願に、レンジャーと自然保護活動家が署名した。

ケニアの草の根イニシアティブ「Walk With Rangers」は、Dallas Safari Club(ダラスサファリクラブ)が主催する、異論の多いサイ・オークションに対して、非難の声を上げた。
そのオークションで、最高額の入札をしたのはCorey Knowlton氏で、絶滅寸前のクロサイをナミビアで狩猟する権利を約3620万円(1円=103.3USドル、2014年3月8日現在)という驚くべき額で入札した。

「金額は、野生生物の持つ価値に比べれば微々たるものです」と、ケニア野生生物公社の狩猟区域の客員管理人で、Walk With Rangersイニシアティブ発起人のRaabia Hawa氏は言う。

Hawa氏はKnowlton氏に宛てた公開書簡を発表。
ネット上のフォーラム(ユーザーが自由に書き込んで意見交換のできる場)での過熱した議論の中にはKnowlton氏を脅迫するものがあることに憂慮の念を示した。
またその公開書簡では、Knowlton氏が「繁殖には高齢過ぎる」として年老いたサイが価値のないものであると判断することに反対し、高齢のサイを保護する価値を認めるよう訴えている。
こうした彼女の見解は、世界的に有名な野生生物学者で、ドキュメンタリー番組のホストでもあるIan Redmond氏により支持を受けている。

本イニシアティブを通じて見解を発表する自然保護活動家には、アフリカでの野生サイの保護に、個人的に40年を費やしたことで知られるKuki Gallman氏もいる。

本イニシアティブは、この数週間以内に、レンジャーと現場で活動する自然保護活動家が署名した嘆願書をKnowlton氏およびDSC宛てに送る予定である。
この嘆願者は、自身の生命への危険を顧みずに、本気で種の保存に尽くす人々の声が、頻繁に無視されることへの失望を伝えるものである。

公開書簡は、このネット上プレスリリースの添付ファイルから閲覧可能である。
「Walk With Rangers」は、2014年6月に始動し、現地での密猟に反対する運動の認知度向上と資金調達を目的とするイニシアティブである。
ケニア野生生物公社とタンザニアの同様の機構が協働するものである。

http://www.africanconservation.org/wildlife-news/rhinos/item/kenyan-wildlife-protection-initiative-walk-with-rangers-to-present-petition-against-planned-rhino-hunt-signed-by-rangers-and-conservationists

 

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2014年4月21日 (月)

野生動植物違法取引に断固とした行動で一致

翻訳協力:桐生 洋子、校正協力:ジョンソン 雅子

2014年2月13日 UK Government Press Release

今日ロンドンで開かれたIllegal Wildlife Trade Conference(野生生物の違法取引に関する会議)において、野生生物の違法取引を根絶やしにすることで満場一致した。

William Hague外務大臣が議長となった会議には、英国皇太子(ケンブリッジ公)ヘンリー王子も出席し、世界40ヶ国を超える世界のリーダーが集い、絶滅に瀕している象徴的な種を救うことを誓った。

London Declaration(ロンドン宣言)には、毎年約2兆円(米ドル:103.295114円 2014年3月10日現在)を超える犯罪活動の資金をもたらしている、サイの角、トラの部位、象牙に関する違法取引を撲滅するため実践的な手段をとることが入れられた。
違法取引は、発展途上国の健全な経済成長の機会も奪い、すべての野生生物種の生存を脅かしている。 

ボツワナ、チャド、中国、ガボン、エチオピア、インドネシア、タンザニア、ベトナムを含む主要各国は、米国・ロシアとともに野生生物の商品に対する需要の根絶、法執行の強化、野生生物犯罪に曝されているコミュニティの持続可能な生活の発展をサポートしていく活動に署名した。

署名した内容は下記の通り。
・現在ある象牙の商業取引の国際的な禁止の継続の支援
・絶滅の危機に瀕する種から作られた製品の政府内での使用を放棄
・野生生物の密猟・売買を、UN Convention against Transnational Organised Crime(国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約、通称国際組織犯罪防止条約)に反する「厳罰処分に値する犯罪」とした法律の制定
・国境を超えた協力体制と地域のやあ性生物に関する法執行のネットワークの支援の強化
・野生生物に関わる犯罪と、その外の組織的犯罪、汚職との関連性の理解を深め、テロリズムとの関係の調査するためのさらなる分析の実施

会議では、ボツワナ、チャド、ガボン、タンザニア各国の大統領が直に報告し、エチオピアの外務大臣がAfrican Elephant Action Plan(アフリカゾウアクションプラン)の実行に必要な資金確保のために、新しい公的、そして民間の基金を保証する、Elephant Protection Initiative((仮)ゾウ保護イニシアティブ)を提案した。

その計画には、象牙取引の一時的禁止の延長の要求と、(押収されて)保管してきた象牙の経済的な無価値化(廃棄)計画が盛り込まれている。
イギリス政府は、それがイニシアティブの実現とその運用に役立つと発表した。

ロンドン宣言とElephant Poaching Initiative((仮)ゾウ密猟防止イニシアティブ)は、この10年間に違法な野生生物由来商品の取引が急増している、重要なタイミングにおいて要請があったものである。

サイの密猟は2007年から2012の間に5,000%増加しており、これは10時間ごとに一人の密猟者がサイ1頭を殺すことを意味する。
中央アフリカ地域では、2004年以降でゾウ生息数の2/3を消失し、昨年Western Black Rhino(ニシクロサイ)は絶滅したと宣言された。 

危機に瀕する野生生物を救うため働いている人々の命も危険な状況にある。
この10年だけで少なくとも1000人を超えるレンジャーが殺されている。
このことが不安定な状況を助長し、貧困水準や地域的・国際的な安全保障に大きく影響している。

ボツワナはロンドン宣言でされた誓約の進捗状況を確認・見直すため、2015年初頭にさらなる会議を開催することを宣言した。

*ロンドン宣言全文はこちら(英語、中国語、フランス語ほか。別ウィンドウで開きます)

https://www.gov.uk/government/news/decisive-action-agreed-on-illegal-wildlife-trade

 

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2014年4月 5日 (土)

アジアのサイの個体数回復に向けた大きな一歩

翻訳協力者:清水 美緒子、校正協力:浅原 裕美子

2013年10月3日 IUCN International News release

アジアのサイ生息国5ヵ国(ブータン、インド、インドネシア、マレーシア、ネパール)の会合において、アジアのサイの個体数を2020年までに年間3%以上増加させることを目標とした共通の行動計画が、本日合意された。

Bandar Lampung Declaration(バンダールランプン宣言)と呼ばれる本合意は、インドネシアのバンダールランプンで開催された、インドネシア政府が主催し、IUCN(国際自然保護連合)Species Survival Commission(SSC:種の保存委員会)が進行を務めた、Asian Rhino Range States Meeting((仮)アジアのサイ生息国会議)での2日間にわたる交渉の末に到達した。

「私達が本会議の主催を決定したのは、サイという種の保護のために私たちのできるあらゆることを実行しようとする、インドネシアの決意の表れなのです」と、インドネシアのMinister of Forestry(森林省大臣)Zulkifli Hasan氏は述べた。
「Sumatran Rhino(スマトラサイ)のように、生息密度がとても低くなり、著しく個体数が少なくなった場合、その動物が相手を見つけて繁殖できるよう、特別な対策を講じる必要があることが明らかになりました」と語る。

この宣言には、アジアのサイ3種-スマトラサイ、Javan(ジャワサイ)、Greater One-horned(インドサイ)-のすべてにおいて、安定した成長率の確保に必要な特別な保全活動の概要がまとめられている。
これらには、種の生物学的管理と監視の改善、サイ生息地の保全の強化、徹底的な反密猟活動の実施、アジアのサイを違法に殺した者に対するより厳しい罰則の導入、あらゆるサイ製品の国際取引の禁止の継続が含まれる。

「現在、アジアのサイ、特にジャワサイとスマトラサイの生息数はとても少なく、個体数を維持するだけでは、生存を確保するのに十分ではありません」と、IUCNの種の保存委員会委員長Simon Stuart氏は述べる。
「私達が目指すのは、これらの種の個体数回復と安定した増加です。アジアのサイ生息地であるすべての国が、共通かつ非常に特殊な行動計画に合意したことは、この目標の達成に向けた大きな一歩になります」。

サイのすべての種の密猟による圧力は近年著しく増加しており、これはアジア市場、特にベトナムと中国でのサイの角の非伝統的な使用の急増や、その取引の増加が主な原因となっている。

スマトラサイ(Dicerorhinus sumatrensis)は、絶滅危惧種に関するIUCNレッドリストで絶滅危惧IA類に指定されており、総個体数が100頭を下回っているとみられる。
同じく絶滅危惧IA類に指定されるジャワサイ(Rhinoceros sondaicus)は、推定個体数が50頭とされ、ジャワのウジュンクロン国立公園に生息している。
インドサイ(Rhinoceros unicornis)は主にインドとネパールに生息し、その推定個体数は3,339頭である。
絶滅危惧II類に指定されており、昨今のサイの角の違法取引が続けば、簡単に絶滅してしまうだろう。

IUCNの種の保存委員会のアジアサイ専門家グループは、これら3種の現状と傾向に関する最新の情報を提供し、それに基づいた協議の末、今回の合意に至った。

http://www.iucn.org/news_homepage/?13794/Major-step-towards-Asian-Rhino-recovery

 

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