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04 サイ

2019年2月 9日 (土)

伝統の名の下で滅びゆく野生生物

和訳協力:蛯名 郁矢

2018年11月5日 FactWire記事より一部抜粋

中国では、25年間禁止されてきた虎骨(トラの骨)と犀角(サイの角)の取引が2018年10月に解禁となり、インターネット利用のいかんを問わず、絶滅が危惧される野生生物の体の一部の販売が後を絶たない。

本報告は、「Reporting the Online Trade in Illegal Wildlife((仮)野生生物の違法なオンライントレードの報告)」プログラムの一部である。
これは、トムソン・ロイター財団およびノルウェー政府が出資する国際組織犯罪対策グローバル・イニシアチブの共同プロジェクトとなっている。

虎骨、熊胆、麝香(ジャコウ)にサンザンコウの鱗は、どれも漢方の重要視される材料である。
同時に、地球上で最も絶滅の危惧にある動物種由来のものであり、その国際取引はワシントン条約によって制限されている。
しかし、中国のソーシャルメディアやeコマース市場を通じて、未だ取引が横行している。

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2019年1月 5日 (土)

中国、サイとトラの部位の取引禁止措置を緩和する決定を擁護

和訳協力:大森 康子

2018年10月30日  Phys.org記事より一部抜粋

「中国政府が事実上、絶滅危惧種の『死亡証明書』に署名した」との自然保護活動家らの警告を受けて、中国は本日、トラの骨と犀角の取引に対する25年間の禁止措置を緩和するという、物議を醸した決定を自身で擁護した。

10月29日、中国の内閣に相当する中国国務院は突然、「特別な状況」の下でサイとトラの製品の販売を許可すると発表した。

特別な状況には、科学的研究、文化財の販売や「医学研究または治療」が含まれる。

Lu Kang外務省報道官は10月30日に、犀角とトラの骨の製品に対する中国の以前の規制では、科学研究、教育、医療などでの『現実に即した合理的な必要性』が考慮されていなかった、と述べた。

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2018年4月24日 (火)

世界有数の象牙調査員のEsmond Martin氏がナイロビで死亡

和訳協力:立田 智恵子

2018年2月5日 The Starニュースより一部抜粋

世界を代表する象牙取引調査員で、ケニヤに住んでいたEsmond Bradley Martin氏が、2018年2月4日にナイロビの自宅で刺殺されているのを発見された。

Esmond氏は75歳で、自宅にはほかに誰もおらず、首に刺し傷を負っていた。

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2016年7月 7日 (木)

スマトラサイは緊急措置がとられなければ絶滅の危機―IUCNが警告

和訳協力:三尾 美里、校正協力:松尾 亜由美

2015年9月22日 IUCN International news release

野生のスマトラサイの生存数は100頭を切り、インドネシア政府が緊急にスマトラサイの回復計画を実行に移さなければ、この種は絶滅する恐れがあると、IUCN(国際自然保護連合)は世界サイの日に警告した。
生き残った100頭のスマトラサイは、2008年に行われた最新のIUCNのレッドリスト評価で推定された個体数の半分以下に過ぎない。

スマトラサイは、IUCN Red List of Threatened SpeciesTM(絶滅危惧種に関するIUCNレッドリスト)で絶滅危惧IA類に指定されており、先月、学術雑誌オリックス上で発表されたように、現在マレーシアでは野生下で絶滅したと推定されている。
この50~100年にわたって、スマトラサイはバングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、インド、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムで絶滅してきた。
IUCNのSpecies Survival Commission(SSC:種の保存委員会)のAsian Rhino Specialist Group(アジアサイ専門家グループ)によると、スマトラサイは現在スマトラ島の数ヶ所で見つかっているのみで、わずか一握りの個体だけがカリマンタン(ボルネオ島)で生息していると思われている。

「マレーシアはかつて、スマトラサイにとって最後の砦の一つとみなされていました。従ってこの国でサイが絶滅することは、この種の生き残りの可能性に大打撃を与えることを表しています」と、IUCNのSSC委員長、Simon Stuart氏は説明する。
「現在も続く密猟の危機、個体数減少の加速化、生息適地の破壊により、近い将来スマトラサイが絶滅する可能性が高まっています。インドネシア政府は緊急に、スマトラサイが今もなお生息しているすべての場所で、より安全性を高めた厳格な保護区をつくる必要があります」。

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2015年4月 8日 (水)

キタシロサイが死により亜種としての絶滅が間近に

和訳協力:清水 桃子、校正協力:朝倉 加恵子

2014年10月19日 African Conservation Foundation News

東アフリカ最大のBlack Rhino(クロサイ)保護区域であるOl Pejeta Wildlife Conservancy(オルペジェタ自然保護区)の発表によると、Northern White Rhino(キタシロサイ)のSuni(スニ)が10月17日金曜日に死亡しているのが発見された。

スニはオルペジェタ自然保護区にいる4頭のキタシロサイの内の1頭だった。
34年前、初の飼育下繁殖によってDvur Kralove Zoo(ドブール・クラーロベ動物園)で生まれたキタシロサイであった。
2009年に、他の雄1頭、雌2頭と共にオルペジェタ自然保護区に移された。

2014年10月17日の朝、オルペジェタ自然保護区のレンジャーが、スニの隠れ場所でスニが死んでいるのを発見した。
「密猟の犠牲となったわけではなく、我々はこの突然死の死因について今のところ特定できていません」と、オルペジェタ自然保護区のCEOであるRichard Vigne氏は言う。
「Kenya Wildlife Service(ケニア野生生物公社)の獣医が直ちに検視を行う予定です」。

スニの父親Saut(ソー)は2006年、スニと同じ歳にドブール・クラーロベ動物園で自然死している。

現在キタシロサイは地球上にわずか6頭しかいない。
スニは交配可能な最後の雄2頭の内の1頭で、野生で生息しているキタシロサイは他にいない。

1980年にこのキタシロサイが生まれたチェコ共和国のドブール・クラーロベ動物園によると、「スニは恐らく生殖能力のある最後の雄でした」とのこと。

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2015年3月14日 (土)

2014年世界サイの日: プレトリア大学によるサイの生き残りにかける戦いを援助するための調査研究

和訳協力:蔦村 的子、校正協力:安東 美樹子

2014年9月22日 African Conservation Foundation News

9月22日の世界サイの日は、Black rhinos(クロサイ)、White rhinos(シロサイ)、Greater One-Horned rhinos(インドサイ)、Sumatran rhinos(スマトラサイ)、Javan rhinos (ジャワサイ)の5種類のサイが、絶滅の危機に瀕することなく、野生で自由に生きることを祝う日である。
これは、WWF(世界自然保護基金)の南アフリカ事務所が、密猟が増え始めた2010年に始めたものであり、それ以来、このような動物を守ることに力を尽くしている世界中の人々や組織をつなぐ、国際的なイベントとなっている。

この日は祝うことを目的としたものだが、一方で明確な事実として、南アフリカでは1日に3頭のサイが密猟され、命を落としている。
これは、2020年までには野生のサイがいなくなる比率なのだ。

University of Pretoria(UP:プレトリア大学)獣医学部のGerhard Steenkamp博士は、これは単なる密猟問題の域を超えていることを世界は理解すべきだ、と述べている。
今日、犀角(サイカク:サイの角のこと)は最も高価な商品として取り扱われている。
「これは組織犯罪であり、しかも私たちはこの戦いに負けているのです」と氏は言う。
しかしプレトリア大学は、野生のサイをその悲劇的運命から救う試みの中で、ほとんど知られていないこの種ついてさらに深く知ろうと尽力している。

プレトリア大学は、南アフリカで唯一獣医学部を持つ大学であり、密猟者の襲撃からサイを守り、残忍な行為から生き残ったサイを治療するための調査研究において、重要な発見をしてきている。

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2015年3月 6日 (金)

スマトラサイ-次の200年はあなたの行動にかかっている

和訳協力:木谷 咲子、校正協力:星子 啓子

2014年7月25日  IUCN Redlist News Release

あなたは、スマトラサイ(学名:Dicerorhinus sumatrensis)を見たことがあるだろうか?
人は自分たちの知るもの、そして愛するものを保護する、とよく言われる。
だからこそSOS(Save Our Species、自然保護NGO)は、この独特かつカリスマ的な、そして絶滅危惧IA類に指定されるスマトラサイの短編ビデオを共有し、絶滅の危機にさらされた種を、生息地を、そしてそこに従事する人々を守るという、SOSの試みを見てもらおうと考えた。
そしてInternational Ranger Day(国際レンジャーデー、7月31日)の取り組みとして、残された数少ないスマトラサイを密猟者から保護するためにたゆまぬ努力を続けるRhino Protection Units(RPUs:(仮)サイ保護部隊)の任務についても焦点を当てる。

スマトラサイが、生物史に初めて記録されてから、今年でちょうど200年になる。
1814年にドイツの生物学者であるJohann Gotthelf Fischer von Waldheim氏が、アジアに生息する二つの角を持つ毛サイ、もしくはスマトラサイの生物的な記述をした。
かつては個体数が多く、インドからボルネオまで幅広く生息しており、スマトラサイは二世紀以上にわたり繁栄していた。
しかし専門家によると、現在ではスマトラ島にあるインドネシアの3つの国立公園、Bukit Barisan Selatan(ブキ・バリサン・セラタン)、Gunung Leuser(グヌン・レウセル)とWay Kambas(ワイ・カンバス)にのみ生息し、その数は100頭にも満たないであろうと言われている。
数世紀にわたる狩猟、生息地の喪失と分断化は、劇的に個体数を減らした。
一方で、残されたスマトラサイこそ種の回復の最後の砦である。

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2015年1月 9日 (金)

象徴種-サイの保全によりほかの絶滅の危惧にある野生生物をどう救えるか

和訳協力:影山 聡明、校正協力:高橋 哲子

2014年9月22日  IUCN Redlist News Release

世界サイの日を記念し、Save Our Species(SOS)からの助成を受けているInternational Rhino Foundation(国際サイ財団)のBill Konstant氏が、野生生物保全の象徴種としてのサイの役割について、以下の示唆に富む記事を書いた。

専門用語ではないが、象徴種という言葉が、ある絶滅危惧種の保全活動がほかの生物の保全にも役立つときに、しばしば使用される。
クジラ、イルカ、ゾウ、トラ、ゴリラなどの、我々が"カリスマ的な巨大な脊椎動物"と称するものに対して最も高い頻度で使用されるが、その使用に関して、特に厳密なルールはない。
実際的なケースで言えば、ある絶滅危惧種がほかの種の窮状への注意を容易に喚起し、その絶滅危惧種のためにとられる保護活動がそのほかの全部の種を救済するための全般的支援になり得る場合、当然その絶滅危惧種はほかの生物の保全にとっての象徴種と呼ぶことができる。

世界で最も希少な絶滅危惧IA類の2種類のサイ、スマトラサイとジャワサイは、これらのサイにとって地球最後の牙城となった少数の国立公園に生息する、インドネシア熱帯雨林に特有な、ほかの数十もの絶滅危惧動物を保護してきた象徴種となってきた。
SOSはブキ・バリサン・セラタン国立公園およびワイカンバス国立公園に生息するスマトラサイのための保護プログラムを支援している。
この2つの国立公園を合わせると、現在わずか100頭と推定されている、スマトラサイの2/3の個体が生息している可能性がある。
ジャワにあるウジュン・クロン国立公園で活動しているサイの保護団体Rhino Protection Units(RPUs)もまたSOSにより多大な資金援助を受けており、15年以上にわたってスマトラサイの密猟ゼロのレベルを維持に貢献してきた。
ジャワサイの世界の総個体数は50頭前後に維持されている。

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2014年11月11日 (火)

絶滅危惧寸前種ジャワサイ:見えなくてもそこにいる

和訳協力:蛯名 郁矢、校正協力:藤木 香

2014年6月27日 IUCN News story

半ば神秘的な存在になっているサオラのように、絶滅危惧IA種のJavan Rhino(Rhinoceros sondaicus、ジャワサイ)は、ほとんど目撃されることはない。
だからといって、16名のJava's 4-man Rhino Protection Units(RPUs)メンバーは落胆しているわけではない。
RUPsがUjung Kulon National Park(UKNP:ウジュン・クロン国立公園)内の密生したジャングルを毎年数百kmにおよびパトロールすることで、このユニークな生物が密猟者から保護されており、今世紀に入ってからは1頭も殺されていない。
Save Our Species(SOS)から支援を受けている、International Rhino Foundation(IRF:国際サイ財団)のBill Konstant氏は、この生物を目にすることがいかに難しいかを事細かに説明する。

ジャワサイが35頭~44頭が生息していると推定されるUKNPは、ジャワサイの世界でも最後の砦だ。
4グループのRPUsが、密猟者発見のため年間200日ジャングルのパトロールを行い、公園の管理当局をサポートしている。
例年、UKNPでのRPUsの移動距離は2,000マイルに及び、これはほぼマドリードからモスクワまでの距離に匹敵する。
それでも、ジャワサイを目撃するのは運がよくても年に1度か2度しかない。
実際、2011年にはRPUsメンバーは誰も、パトロール中にジャワサイに遭遇しなかった。
しかしながら、驚くことにこの年、4頭の子どもを含む35頭の個体識別されたジャワサイが映像では捕えられている。
同じくらい重要なのは、今世紀に入ってからウジュン・クロンで密猟者に殺されたジャワサイは一匹もいないということだ、とKonstant氏は繰り返す。

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2014年8月29日 (金)

南アフリカ共和国のサイの大規模飼育場で35頭のサイが気腫疽の細菌が原因で死ぬ

和訳協力:三尾 美里、校正協力:久保 直子

2014年4月25日 African Conservation Foundation News

南アフリカ最大のサイ飼育場経営者であり、貿易促進を主唱するJohn Hume氏は、この2か月で大打撃を経験した。
自ら経営するElandslaagte飼育場のサイ1,000頭の間で気腫疽が発生し、35頭が死んだのだ。

Hume氏の代弁者であるTerry Bengis氏は、Klerksdorp(地名:クレルクスドルプ)のElandslaagte飼育場に近い牧場や飼育場の全動物に、この細菌(Clostridium novyi、ノーヴィ菌)に対する予防接種がすぐに必要であると語った。

North West Department of Economic Development and Conservation((仮)北西州経済開発・環境・自然保護部門)の広報担当のDumisa Seshabela氏は、その地域のほかの牧場や飼育場経営者に、Elandslaagte飼育場で気腫疽が発症したことに関する警告を発信したところだという。

Bengis氏によれば、この細菌には20~25の変異があるという。
Onderstepoort(地名:オンダースタプアルト)からの獣医師を含む科学者たちは、細菌の特定に成功し、現在この病気に対するワクチンの開発を試みている。

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