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2022年1月 4日 (火)

自然との結びつきを強めるには、子供たちが1人で行う野外活動が必要

和訳協力:岩城 小百合、校正協力:ジョンソン 雅子

2020年8月5日 PHYS ORG news

新しい研究により、魚釣り、ハンティング、野外の探索などの1人で行う活動が、子供と自然の強い結びつきを構築するのに重要な役割を果たすことが明らかになった。
このような活動は、子供たちが野外にいることに慣れ、楽しむことの両方を促す。

ノースカロライナ州立大学の調査員が率いる研究グループは、このような単独での活動に加え、社会的活動が子供と自然との結びつきを強固にする可能性を報告した。

アメリカの若い世代は自然との結びつきが以前に比べ弱い可能性が指摘される中、この調査結果は、子供たちが精神的および肉体的恩恵を野外活動から得るための後押しとなるかもしれない。

「自然との結びつきを強くするためには、子供に自然の中で1人で過ごす機会を与えるか、自然と自分との結びつきを感じられるような方法で自然を体験させる必要があります。ただ、それに仲間や大人との社会的な経験を加えて、その結びつきをより強固なものにする必要があります」と、論文の責任著者である、ノースカロライナ州立大学の公園・レクリエーション・観光管理学部のKathryn Stevenson助教授は言う。

この研究では、ノースカロライナ州の9歳から12歳の子供1,285人に対しアンケート調査を行った。
アンケート調査の主な目的は、子供たちが自然との強固な結びつきを構築するのに役立つ活動の種類を特定することであった。
なお、自然との強固な結びつきを構築するとは、子供たちが野外にいることに慣れ、楽しめるようになることと定義した。

研究グループは子供たちに、ハンティング、魚釣り、ハイキング、キャンプ、およびスポーツなどの野外活動の経験と、自然全体に対する彼らの感じ方を尋ねた。
そして、この子供たちへのアンケート結果を使用し、どの活動によって子供たちと自然との結びつきが強固になった可能性が最も高いかを評価した。

その結果、ハンティングや魚釣りなどの1人で行う活動に参加した子供たちが自然と強固な結びつきを構築したことが明らかになった。
一方、スポーツやキャンプなどの野外での社会的活動が、 このような子供達と自然との強固な結びつきを更に強固にしたことも分かった。

「特定の活動の異なる組み合わせが自然との強い結びつきを構築することが分かりました。しかし重要なきっかけは野外にいること、そして完全にではなくても1人で行う活動であることです」と、Stevenson助教授は言う。

この論文の筆頭著者であるRachel Szczytko氏は、1人で行う活動が自然界との強い結びつきの重要な因子であることは、過去の研究結果からみても驚くことではなかったと述べた。
彼女は、以前はノースカロライナ州立大学の環境教育分野の研究助手で、現在はサンフランシスコに本拠を置くPisces Foundationに勤めている。

「環境に携わる職種に就く人たちに自分の人生を振り返ってもらうと、子供の頃にお気に入りの小道を歩いたり、家の側の小川を探索したりというような、人格形成につながる野外体験を語ることが知られています」と彼女は言う。
「このような有意義な経験はその後の人生の動機付けになります。そこで、子供たちが、より1人に近い状態で静かに考えるとき、周囲のものに関心をよせ、意識が高まっているとき、彼らは個性を形成する体験をしている可能性が高く、より野外で心地よさを感じるようになり、自然との親和性を高めていると予想しました」。

今回の調査結果は、子供たちが野外にいるとき、1人で過ごす機会をもっと与える必要があることに焦点を当てている。

「子供のためのレクレーションを考えるとき、社会的活動が取り上げられることが多いです。つまり、多くの人は子供たちをスポーツ、キャンプ、スカウト活動に参加させます」とStevenson助教授は言う。
「子供たちが自然の中でより静かに考えられる企画や、自然との個人的なつながりを構築できるような機会を増やす必要があるのかもしれません。例えば、静かに座る体験や、子供たちが自ら見たり観察したりする活動が考えられます。子供たちを野外へ送り出し、自分で観察させるのです。これは、子供たちを大人の監視下に置かないという意味ではなく、大人が一歩下がって子供たちが自ら探索できるように配慮するということです」。

自然とつながりを持つ子供たちは野外で過ごす時間がより長くなる傾向にあり、それが子供の精神的および肉体的健康、集中力の持続、および大人との関係にも良い影響を与える可能性が高いと研究者たちは述べた。
さらに、自然とのつながりを構築することは、子供たちを環境保全活動に参加させるためにも重要であると言う。

「自然とのつながりを構築し、野外で過ごす利点は多岐にわたります」とStevenson助教授は言う。
「わたしたちが注目している利点の一つは、自然と強い結びつきを持つ子供たちは、将来、環境を大切にしたいと思う可能性が高くなることです」。

ニュースソース:
https://phys.org/news/2020-08-bond-nature-kids-solitary-outdoors.html

 

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