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2022年1月25日 (火)

スリランカがゾウ保護のためプラスチック製品の輸入を禁止へ

和訳協力:加藤 若菜、校正協力:長井 美有紀(Myuty-Chic)

2020年8月28日 PHYS ORG News

スリランカの環境大臣は、廃棄物を食べて死んでいく野生のゾウやシカを保護するため、ほとんどのプラスチック製品を輸入禁止にすることを金曜に政令として発表する。

スリランカのごみ処理用埋立地にある廃プラスチックは、ゾウの主要な死因のひとつであり、廃棄物をあさった後に死亡した動物を解剖すると、胃の中から数キロもの廃プラスチックが見つかっている。

Mahinda Amaraweera環境大臣は、ごみ処理場に行き着くポリエチレンを含むプラスチック製品の輸入を停止するための法案を作成していると述べた。
政府関係者によると、法案は数カ月以内に議会に提出されるという。

「プラスチックは、スリランカのゾウやシカ、その他の野生生物に甚大な被害を与えています」と、Amaraweera大臣は発表の直後、AFP通信に語った。

「状況の悪化を防ぐために、我々は直ちに行動を起こさなければなりません。」

スリランカでは、2017年から、食品包装やレジ袋に使われる非生分解性プラスチックの製造や輸入を既に禁止している。

絶滅の危機にある野生のゾウは、スリランカの法律によって保護されているが、農家との軋轢により双方に大きな犠牲が出ている。

Gotabaya Rajapaksa大統領は、人間とゾウの軋轢をなくそうとする計画を実行するために、野生動物当局に2年の猶予を与えている。
昨年から、607頭ものゾウと184人もの人間がこの衝突により命を奪われている。

Amaraweera大臣は、主に玩具や家庭用品を対象とする輸入禁止措置を地元の製造業に拡大すると述べたが、具体的なスケジュールについては言及しなかった。

ニュースソース:
https://phys.org/news/2020-08-sri-lanka-imports-plastic-goods.html

 

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