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2021年10月12日 (火)

スイス、外国人トロフィーハンターによるアイベックスの狩猟を禁止

和訳協力:矢船 仁美、校正協力:山田 寛

2020年8月28日 PHYS ORG News

裕福な外国人が大金を払うことで、野生ヤギの1種である保護種のアルプスアイベックスを撃ってトロフィーにすることを許可していることについて、激しい批判に直面しているスイスのある地域では、金曜日にその慣行に終止符を打つことを決めた。

スイス南部のヴァリス州は、トロフィーハンティングを許可する唯一の地域であったが、来年以降、外国人にはアイベックス猟の許可を与えないとの声明をだした。

ヴァリス州は、州内のアルプスアイベックスの個体数が健全に増加し続けていることを強調し、今はまだ、狩猟による責任ある個体数管理が必要であると述べた。

しかし、2021年以降「アイベックスの個体数管理は、ヴァリス州在住のハンターもしくはヴァリス州の狩猟免許を保持しているハンターによってのみ実施される」と州は発表した。

すでに排除される運命にある老いた雄のアイベックスをトロフィーハンターが撃つことについて、州は何年もの間ひそかに許可してきた。

しかし昨年、公共放送RTSで放映されたドキュメンタリーによって、より多くの人々がトロフィーハンティングに注目し、トロフィーハンティングの慣行およびトロフィーハンティングがもたらす種の生存能力への潜在的な影響について、スイス中で激しい議論が巻き起こった。

憤慨した市民は、「恥ずべき」狩猟の中止を求める署名運動を開始し、数か月で約75,000件の署名を集めた。

スイスのアイベックス個体群は、19世紀末にすべて絶滅したが、近隣のイタリアから再導入されて以来、スイス国内における個体数は約17,000頭まで増えてきている。

ヴァリス州のアイベックスは、2019年末に6,030頭を数え、その数は同州の15年前の約3,500頭の2倍近くになる。

ヴァリス州では毎年数百頭のアイベックスの捕殺が許可され、今年の最大割当量は544頭である。

捕殺対象はすべての年齢層にわたり、性別にかかわらず対象となるが、通常11歳以上の雄はかなりの高値でトロフィーハンターに提供される。

価格は角の長さによって決まり、最も長い角の計測値は約1.1mで、角一対で最大20,000USドル(約210万円、2020年10月16日付換算レート:1USドル=105.4円)を稼いだと報告されている。

ヴァリス州は、アイベックスのトロフィーハンティングで毎年数十万ドルもの収入を得てきた。

2020年に当局は、11歳以上の大型の雄、最大45頭まで狩猟許可を与え、そのうち外国人ハンター向けは25頭である。

ヴァリス州は、外国人トロフィーハンターがいなくなれば収入を失う一方、この変化は、1日狩猟許可証を持つ外国人を監督および同伴する任を担う野生動物保護管の業務負担の軽減につながることを金曜日に指摘した。

これによりヴァリス州は人件費の節約ができるようになり、議論の主な問題点の1つであった、ヴァリス州住民向けの狩猟ライセンス価格を引き上げる必要がないということだ。

ニュースソース:
https://phys.org/news/2020-08-swiss-foreign-trophy-hunters-alpine.html

 

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