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2020年7月21日 (火)

両生類の世界的なペット取引: 種の特性、分類学的偏り、および将来の方向性

和訳協力:坂本 義教、校正協力:山田 寛

2019年9月20日 Biodiversity and Conservation掲載論文要約部分抜粋

要約

急増する両生類を含む脊椎動物の世界的なペット取引は、自然個体群の乱獲、疾病の蔓延および侵入などに、保全上の影響を及ぼす。
両生類の生息域外への侵入はペット取引経由によるものが大多数であり、生息域外の両生類種の現在のリストは、将来の侵入種が現在知られている以上に広範な分類学的多様性を含むことを示唆する。
取引が動的であることを考慮すると、現在の取引対象種を越えて動き、将来的にどの種が取引され、侵入種の候補となる可能性があるのかを理解することが不可欠である。

本研究では、ペット取引における両生類の種を体系的に評価し、(i)分類学的偏りを特徴づけ、(ii)取引される種および取引量を示す予測因子として種の特性を評価し、(iii)将来的にペットとなり得るものを予測する。
我々は、取引されている両生類の443種におよぶ世界的リストと、取引量に関する地域のデータセット(USAのもの)を照合した。
種の特性(体サイズ、生来の生息域の広さ、一腹卵数、および繁殖タイプ)と保全状況が、取引される種と量の予測因子と見なされた。
6つの科が不釣り合いなほど両生類ペットとして取引されていた。
取引されやすい種は、体サイズ、生息域の広さ、および「幼生」繁殖をすることと正の相関があった。
しかし、種の特性は取引量を予測する上では十分に機能せず、取引に関する社会経済的側面の強い影響を示唆した。
次に、確認された種の特性および取引の分類学的偏りを用いて、ペットとして将来的に取引される可能性がある種を予測した。
本研究では、ペット取引される両生類の種に関する情報を公式化した。
幼生期に体が大きく、広く分布する種が好まれることに加え、特定の科に対する強い偏りがあることを見出した。
私たちの研究結果は、取引されるようになる両生類を予測するための、より特性に基づいたアプローチへの道を開くものである。
ペット取引に関するそうした理解は、両生類の生息域外への侵入のほとんどの事例および、疾病の蔓延の原因となる経路に、先駆的に取り組むのに役立つものである。

ニュースソース:
https://link.springer.com/article/10.1007/s10531-019-01857-x

 

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