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2020年6月 9日 (火)

再生が必要な東アフリカの魚

和訳協力:小川 佳奈子、校正協力:高橋 公貴

2020年2月7日 PHYS ORG News

東アフリカにおけるサンゴ礁の研究により、この地域で広がりつつある災害が明らかとなった。
それは乱獲による魚の個体数の大幅な減少で、ひいては食料不足を引き起こす可能性がある。

科学雑誌Marine Ecology Progress Seriesで新たに発表された論文「サンゴ礁の魚の群集、多様性、および東アフリカにおけるその漁業と生物多様性の状況」の中で、WCS(野生生物保護協会)の上級動物保護学者であるTim McClanahan博士は、乱獲がこの東アフリカ地域全体に広がっていると報告している。

この論文の単独著者によると、解決策は、開発途上国であるケニア、タンザニア、モザンビークにおいて、最大漁獲量をもたらし得るほどに漁業資源を再構築させる必要があると認識することである。
アフリカ大陸は、人口増加率が最も高い地域の一つで、それに関連する食料安全保障の問題を抱えている。

「海洋公園や沖合もしくは波の荒い海域内における漁業資源は健全なレベルであることが分かりましたが、漁業が解放されている沿岸部についてはまた別の話です」とMcClanahan博士は語る。
「アフリカの近年の漁獲量は年間100万t減少しており、この漁獲量減少の多くが漁業資源の減少によるものであることを示しています」。

239地点で数年間にわたりデータを集めたサンプルに基づくこの研究と以前の推定評価は、サンゴ礁の70%において、漁業資源が最大漁獲量を生み出すことのできるレベルを下回っていることを示している。
このレベルを超える場所は、海洋公園、人口の少ない地域、沖合や危険な海域のみであった。

さらにこの研究は、漁業資源の乏しさが食料生産だけでなく、魚の多様性やサンゴ礁の生態にも影響を与えることを示している。
資源が持続可能なレベルを下回ると、多くの魚の種数が急激に減少する。
この種の損失は、漁業の長期的な再生と、食料生産の発展性に影響を及ぼすだろう。

東アフリカの漁業資源が持続不可能なレベルまで深刻に枯渇しているという重要な発見を考慮すれば、この研究は、漁業の長期的な持続可能性にとって必要な管理活動が、魚のバイオマスの再構築であることを示唆している。
より厳格な漁業管理と執行、それと同時に海洋空間に合わせた多種多様な漁業規制を拡大していくことが、東アフリカ沿岸部における漁業資源の再構築、種の多様性の維持、漁業の再生、長期的な生態系サービスの確保に不可欠である。

この研究は、水産学が活発でサンゴ礁の調査を行っている地域では漁業資源が再構築されているといった、近年の漁業研究に基づくものである。
ローマにあるFAO(国連食糧農業機関)の漁業部門は近年、今後数十年にどういった活動が求められるかを調査し、優れた水産学に基づかずに国の漁業資源レベルを把握することは、世界的な漁業の持続可能性を達成するための努力を損なうものだ、と結論付けている。

ニュースソース:
https://phys.org/news/2020-02-east-african-fish-recovery.html

 

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