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2020年4月21日 (火)

アフリカゾウの生息域分布はヒトの占有する生態系では採餌機会により強い影響を受ける

和訳協力:石山 彩子、校正協力:プリチャード 若菜

2019年10月2日 Ecography掲載論文要約部分抜粋

種の空間利用における基本的な行動パターンは、採餌とそれに伴う危険性との兼ね合いにより決まる。アフリカゾウについては、密猟や人間との軋轢が個体数減少の主要因とされるが、ヒトの活動地域で襲撃されることに直面したアフリカゾウがとる空間利用および行動パターンは、ほとんど知られていない。我々は、ゾウが主に生息する保護区の柵外のコミュニティの放牧地という動的な生態系において、ゾウが資源へのアクセスと、ヒトの存在および襲撃される危険性(密猟や人との軋轢によるもの)といった要素をどのようにバランスを取りながら行動するかの理解を試みた。

我々は、2001年より2016年までの間に集められた101個体の追跡データを利用し、3次資源選択関数を用いて、ゾウが土地利用、地形、生産性、水、ヒトの特徴、ヒトに襲撃させる危険性になどに対応した行動を調査した。我々はさらに、生息地利用における時間的変化を特定するために、混合効果の多項回帰を用いてこの分析を拡張し、生産性の異なる期間にわたる平均二乗変位を推定することにより、移動パターンの時間的変化を評価した。一年を通じて、ゾウは肥沃な土地と水場の近辺に偏って分布することを示した。時間的な変化を見ると、乾季には、ヒトも多く集まる以前からある水源地周辺に群れをなしていることがわかった。ゾウたちは雨季の始まりに、ずっと続く水場、継続して利用している生息地から季節的な水場、季節的な生息地へと移動する。調査の結果は、食糧と水へのアクセスがゾウの行動を制限する重要な要因であり、我々の分析の規模における人間の空間利用は潜在的にゾウの行動を制限していることを示している。地域の牧畜民とゾウが同じ資源に依存していることから、人口および家畜数の増加により、アフリカの乾燥地での共有資源と空間の利用におけるゾウへの圧力が高まる。長期的なゾウ保全の観点から、密猟を減らすだけでなく、優先資源の利用競争の激化による悪影響を防ぐために、景観レベルの計画が必要となる。

ニュースソース:
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ecog.04240

 

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