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2019年10月25日 (金)

野生生物の違法取引に関するASEAN特別閣僚会議 共同記者声明

和訳協力:原田 智美、校正:JWCS

1.CITES (絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、通称「ワシントン条約」) およびWildlife Enforcement (野生生物の法施行) について責任のある我々、各国の大臣は、2019年3月21~22日にタイ・チェンマイにて、2019年にASEANの議長国を務めるタイ王国の、天然資源・環境大臣であるSurasak Karnjanarat議長の下、野生生物の違法取引に関するASEAN特別閣僚会議の場において、野生生物違法取引に関する声明をここに発表する。

2.我々は、Chiang Mai Statement of ASEAN Ministers Responsible for CITES and Wildlife Enforcement on illegal wildlife trade ((仮)野生生物の違法取引に関するASEAN加盟国のCITESおよび野生生物の法施行管轄大臣によるチェンマイ声明) を承認した。 特に次のような事項への働きかけにより、野生生物の違法取引との闘いを前進させるための連携を強化することを宣誓する。 (i) 世界的および地域的な野生生物取引の方針、(ii) 需要の縮小、(iii) 法施行、および (iv) 野生生物のサイバー犯罪。

世界的および地域的な野生生物取引の方針

3.我々は、United Nations 2030 Agenda for Sustainable Development Goals (SDGs:持続可能な開発目標のための国連2030年アジェンダ) への責任を改めて確認する。 目標15-ターゲット15.7および15.cでは、特に、国際取引の規制の厳格な実施によって野生動植物の保護と持続可能な利用を保証するCITESなど、国際協定の重要な役割を認めている。 また、2016~2020年の、Plan of Action for ASEAN Cooperation on CITES and Wildlife Enforcement ((仮)CITESおよび野生生物の法施行への協力に関するASEAN行動計画) の実施の初動実績についても好意的に捉えている。

需要の縮小

4.我々は、野生生物の違法取引と闘う上で、需要の縮小およびWorld Wildlife Day (世界野生生物の日) などの重要なイベントを祝うことを含む普及啓発キャンペーンを通し、ASEAN加盟国における協調的行動をさらに進めていく。

法施行

5.我々は、公共および民間の協力を得て、野生生物の違法取引に関わる不当な資金の流れに対抗するための協調的行動を強化する責任を改めて確認し、汚職およびマネーロンダリングに対する法施行のための取り組みにさらに力を入れる。 また、野生生物犯罪に抑止効果をもたらす、効果的な国内法施行のための取り組みを強化する。さらに、Wildlife Enforcement Networks (WENs:野生生物法執行ネットワーク) を通し、国際連携を増進することで野生生物の違法取引と闘う活動も奨励する。

6.我々は、野生生物の法施行問題へ取り組む上で、地域的な仕組みおよび協力を強化するためのASEANの野生生物犯罪のデータベースを含む、ASEAN Guidelines for Detecting and Preventing Wildlife Trafficking ((仮)野生生物の違法取引の検知および抑制に関するASEAN指針) の策定を歓迎する。

野生生物のサイバー犯罪

7.我々は、サイバー犯罪者の活動を抑止するための法施行の支援を配備することによる、野生生物のサイバー犯罪と闘う上での政府機関の貢献に感謝し、また、野生生物のサイバー犯罪と闘うことについて厳格な決議および決定を行うCITESにより、野生生物のサイバー犯罪の認知が向上したことを歓迎する。

8.我々は、野生生物の違法取引に関するASEAN特別閣僚会議の主催、および温かいもてなしと素晴らしい会議の手配に、タイ王国の政府と国民へ心からの感謝の意を伝えた。

9.我々は、CITES、UNODC (国連薬物犯罪事務局)、INTERPOL (国際刑事警察機構)、IUCN (国際自然保護連合)、および各種NGOを含む世界中の協力者に、野生生物の違法取引に対処する上でASEANの連携を支える発展的な提言および協力に感謝する。

10.会議の参加者は下記の通り:

(1)ブルネイ・ダルサラーム国 一次資源・観光省 Abdul Halidi Mohd Salleh事務次官代理
(2)カンボジア王国 国務長官、農林水産大臣 Thuok Nao教授
(3)インドネシア共和国 環境林業省法施行局 Rasion Ridho Sani局長
(4)ラオス人民民主主義共和国 農林省 Thongphath Vongmany副大臣
(5)マレーシア 水・土地・天然資源省 野生生物国立公園管理局 Dato’ Abdul Kadir Abu Hashim局長
(6)ミャンマー連邦共和国 天然資源・環境保全省 U Ohn Win大臣
(7)フィリピン共和国 環境天然資源省Ricardo L. Calderon事務局長補佐
(8)シンガポール共和国 国家開発省 食糧管理動物保護局 Dr. Yap Him Hoo局長
(9)タイ王国 天然資源・環境省General Surasak Karnjanarat大臣
(10)ベトナム社会主義共和国 農業・農村開発省 森林総局副局長 Pham Van Dien教授
(11)Dato Lim Jock Hoi ASEAN事務総長

原文(英語):
https://asean.org/storage/2019/03/Agd-7-SAMM-IWT_Joint-Press-Statement-of-SAMM-IWT_Final-Adopted.pdf

 

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