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2019年2月14日 (木)

過小評価されすぎている熱帯林の生物多様性に及ぼす森林破壊と野生生物取引の複合的な影響

和訳協力:清水 桃子、校正協力:杉山 朝子

2018年3月 Biological Conservation掲載論文要約部分抜粋

生育・生息環境の喪失と野生生物取引のための乱獲の双方により、熱帯林の生物多様性は脅かされている。
種の保全のための定量的な評価では、従来これらの危機要因は個別に考えられてきたが、その影響はしばしば同時に働く。
我々は、2000年と2015年の森林区域の地図と、生物種の商業的価値および森林への侵入しやすさに基づき乱獲の影響力を定量化する手法とを統合させた。
また我々は東南アジアの生物多様性のホットスポットであるスンダランドの森林に生息する鳥類308種を対象とし、そのうち、商業的に取引されている種は77種であった。

対象種の89%(274種)が平均して16%の生息地を喪失しており、乱獲による個体数の減少は平均して37%であることがわかった。
森林破壊と乱獲の複合的な影響の評価では、個体数の減少は平均して54%とはるかに高く、IUCNレッドリストに掲載すべき絶滅の危機に瀕する地域的な固有種が(27種から51種へと)ほぼ倍になることが示された。
生物多様性の損失を正確に定量化するには、主要な脅威の複合的評価が不可欠である。

ニュースソース:
https://www.nature.com/articles/s41467-018-06579-2

 

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