フォト
無料ブログはココログ
2022年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« コンゴ共和国がゴリラやゾウの住処となる新しい国立公園を指定 | トップページ | ワシントン条約第70回常設委員会 議事要旨 »

2019年2月19日 (火)

象牙同盟2024:政治指導者、自然保護活動家、著名人らが共に象牙需要の問題に取り組む

和訳協力:加藤 有起枝、校正協力:久保 直子

象牙の違法取引を阻止するため、政治指導者、自然保護活動家、著名人らが尽力する新たな連合体が、野生生物の違法取引に関するロンドン会議に先立って結成された。

2018年10月11日 Government UK Press Release

英国のMichael Gove環境相が、象牙の違法取引を阻止するため、政治指導者、自然保護活動家、著名人らが尽力する連合体について発表した。

本日、4回目となる国際的な野生生物の違法取引に関するロンドン会議の冒頭で、新しく結成された象牙同盟2024の初期メンバーが承認された。

メンバーには世界中の政治指導者が含まれており、この同盟はまた、象牙取引が特に盛んな国々の著名人が支援している。

象牙同盟2024は、象牙の需要に対処し、国内市場閉鎖のための運動を展開し、核となる需要や輸送上の中継地となる市場に対する法施行の強化、あるいは象牙取引に関する法の制定を目指す。
これは、アフリカが主導で取り組むゾウ保護イニシアティブを補完するものである。
このイニシアティブは、2014年にガボン、チャド、タンザニア、ボツワナ、エチオピアによって結成され、現在ではアフリカの19か国が構成員となっている。

英国のMichael Gove環境相の発言:

「象牙の需要に立ち向かい、象牙の国内市場を閉鎖すべく、世界中の政治や文化のリーダーが集まった新たな取り組みである象牙同盟2024で議長を務めることを光栄に思います」。

「私とともにゾウの保護に多大な貢献をしてくださろうという参加メンバーには、本当に感謝しています。次世代のために、この威厳ある動物が生き続けられるよう、より多くの努力をしなければなりません」。

「今週の会議には、過去最多となる80か国以上からの代表者が一堂に会しており、このことは狡猾な違法野生生物取引を完全に終わらせるための大きな助力になるでしょう」。

ニュージーランドの前首相であるHelen Clark氏の発言:

「私は、英国内における象牙取引の禁止が議会を通じて前進し、また英国の環境担当大臣が象牙同盟2024の一員となったことをうれしく思います。象牙同盟2024は、過去10年の間に我々が目の当たりにしてきた、密猟による深刻な危機の需要の側面に取り組もうとするものです。私はこの極めて重要な課題に対して積極的に支援を行うとともに、法の制定および施行の強化という面で、政府首脳を引き込むことによって自分の役割を果たすことを楽しみにしています」。

「この英国からのリーダーシップ表明によって、国際的な野生生物保全の動きは重大局面に達しました。これにより、ニュージーランドやオーストラリアを含む各国が国内取引を禁止する方向に進むように影響を与えるという、長い道のりを歩み始めることになるでしょう」。

象牙同盟2024政治家メンバー:

・議長:Michael Gove氏-英国環境相

・Helen Clark氏-国連開発計画前総裁、ニュージーランド前首相

・Josephine Ramirez-Sato氏-フィリピンの代議院議員

・Elizabeth Quat氏-香港の立法会議員

・Ephraim Kamuntu教授-ウガンダ観光・野生生物・文化財大臣

・Toni Atkins氏-アメリカ合衆国政府カリフォルニア州議会上院議長代行

象牙同盟2024サポーター:

・Alexandra Bounxouei氏-ラオスの音楽家、パフォーマー

・Bella Lack氏-ボーンフリー財団の若手ブロガー

・Adrian Pang氏-シンガポールの俳優

象牙同盟2024は、2020年末までに象牙の国内取引に関する禁止法を新たに少なくとも30本制定させ、それらの法を犯した者に対するより厳しい法執行を実現するために、メンバーとともに世界規模で取り組む予定である。
英国は、2018年4月に発表した国内での象牙取引禁止法制定により、すでにこの問題の世界的な先導者となっている。

野生生物の違法取引や違法な森林伐採を含む環境犯罪は、5番目に実入りのいい重大な組織犯罪であり、その利益は最高で年間170億ポンド(約2兆4700億円、2018年11月29日付換算レート)と推定される。

ロンドンでの2日間の会議(10月11・12日)には、国際的な政治指導者、自然保護団体のほか、卑劣な野生生物の取引を終わらせることに関心を持つ個人が集まるだろう。

ニュースソース:
https://www.gov.uk/government/news/ivory-alliance-2024-political-leaders-conservationists-and-celebrities-join-forces-to-tackle-ivory-demand

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« コンゴ共和国がゴリラやゾウの住処となる新しい国立公園を指定 | トップページ | ワシントン条約第70回常設委員会 議事要旨 »

01 ゾウ」カテゴリの記事

37 野生生物犯罪」カテゴリの記事

35 レッドリスト 絶滅危惧種」カテゴリの記事

23 ヨーロッパ」カテゴリの記事

20 オセアニア」カテゴリの記事

12 哺乳類」カテゴリの記事

36 野生生物の利用と取引」カテゴリの記事

30 ワシントン条約 CITES」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

« コンゴ共和国がゴリラやゾウの住処となる新しい国立公園を指定 | トップページ | ワシントン条約第70回常設委員会 議事要旨 »