森林破壊、いつ慌てるべきか?
和訳協力:山口 華菜
2018年10月29日 GreenBiz記事より一部抜粋
持続可能性の取り組みに関しては慌てることは多々あるのだが、かつて木々があった森林伐採跡地を見ることほど、恐怖を引き起こすものはない。
私たちは、森林の喪失が消費財の生産と密接に関連していることを知っている。
また消費財が社会に無数の利益をもたらいていることも理解しており、そしてより持続可能な消費財で進歩し続けているにもかかわらず、その生産にはいまだにコストがかかるのである。
工業用水の汚染、強制労働および児童労働、そしてエネルギー使用による温室効果ガス排出に加え、森林破壊は消費財を生産するための、最大のコストの一つとなっている。
実際は、私たちが思っていたよりもそれはさらに大規模である。
サスティナビリティ・コンソーシアムは、世界資源研究所とメリーランド大学と共に、最近、世界で最も権威のある学術雑誌の一つでもあるScienceに論文を掲載した。
『Classifying Drivers of Global Forest Loss((仮)気球規模の森林喪失の推進要因の分類』と題した論文では、世界的な森林喪失の1/4が恒久的ることを示しており、そしてそれはまた森林破壊が減速していないことを示している。
持続可能性の関連分野にかかわるすべての人々、政府および保全団体の努力にもかかわらず、商品の生産がもたらす森林破壊の全体の割合は、2001年以来低下していない。
近年この問題が特に焦点を当ててきたことを考慮すると、確かに厳しい統計値である。
ニュースソース:
https://www.greenbiz.com/article/deforestation-when-should-i-panic
★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付
※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村
« ウガンダ野生生物局が鳥獣保護区全域に電気柵を設置 | トップページ | アルゼンチンの大豆による環境破壊は我々の食卓に直結している »
「42 野生生物の暮らす環境」カテゴリの記事
- 最後に残された最上級の熱帯林が緊急に保護の必要があることが、最新の研究により明らかとなる(2021.08.17)
- 地球規模の生物多様の新たな研究が、陸と海の生命の統一マップを利用可能に(2020.12.22)
- 絶滅危惧リストに掲載するよう新たに100種類以上のユーカリの木本種を提言(2020.11.24)
- 計画中の水力発電用ダム、ガボンの魚類への脅威に(2020.07.28)
- エルニーニョがアマゾンに生息する昆虫の急減の一因であることが最新の調査で明らかに(2020.06.16)
「43 その他」カテゴリの記事
- Covid-19によりコウモリと疾病論争が再燃(2022.03.22)
- 空輸による動物密輸と人獣共通感染症拡散の防止(2022.01.11)
- 自然との結びつきを強めるには、子供たちが1人で行う野外活動が必要(2022.01.04)
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の先にある未来には地球の健康の再生が必要(2021.12.28)
- 食料安全保障と大災害・パンデミックからの回復力を促進(2021.12.21)
« ウガンダ野生生物局が鳥獣保護区全域に電気柵を設置 | トップページ | アルゼンチンの大豆による環境破壊は我々の食卓に直結している »
コメント