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2018年12月18日 (火)

人間と動物にとってフレキシブルな空間が我々には必要か?

和訳協力:深井 悠

2018年10月15日 Mongabay記事より一部抜粋

どんな景観であれ、それを定義する特徴を人間はしばしば「境界」ととらえているのに、他の種にとってはほとんどの場合そうではない。
その一方で、道路や一続きになっている物、または電柱などについては、人間は強固な境界とはみなさないかもしれないが、他の種にとっては地の果てに等しいのだ。

人間の活動は世界中で、森であれ湿地帯であれマングローブであれ、本来の景観を断片化したものがモザイク状に分布する景観へと変えてきた。
今日、ほとんどの地域では、どの方向であれ100km車を走らせれば、森や耕作地、大規模農場、人間の居住地、工業地帯などがモザイク状に分布するのを目することだろう。
そしてこの改変はすべて、ただ一つの種、人類を念頭に行われてきたのだ。

景観が変えられた後、そのほとんどは野生生物種の存在を脅かすものだが、保全のための研究や活動は保護地域の状況と現実に即した形で行われ、そういう保護地域周辺のモザイク状景観の重要性や、その内部における複雑な相互作用についてはほとんど対処してこなかった。
研究では徐々に、ヒョウやゾウなどの数種の生物を挙げて、人間優位の景観の利用の度合いや多様さを明らかにしつつある。

最近の研究では、南インドのアナマライ丘陵バルパライ高原における、紅茶農園とコーヒー農園、森が混在する一塊の変えられた景観から証拠を示すことにより、この点が繰り返し述べられている。
この研究では、アジアゾウ、ヒョウ、シシオザルといったカリスマ的な3種を通じて、自然の生息地と人為改変された生息地の極めて重要な役割を示している。

インドのマイソールを拠点に置く自然保護基金の科学者であり、論文の筆頭著者であるAnanda Kumar氏は、モザイク状景観における野生生物と人間の相互関係について研究してきた。
Kumar氏によると、バルパライ高原での研究は特有の検討課題(景観、行動、生態環境、人間居住地の特質)を示すものであり、保全対策の改正の際にその点も入れる必要があるという。
人為的圧力が高まり、生息地の損失が増えた場合、ゾウやヒョウのような複数の環境で生存できる種は、変えられた景観に行動的・生態学的に適応できることが多い一方で、シシオザルのような特定の環境にしか生息しない種は、生存が難しくなる可能性がある。

「私たちはいつも解決策から問題を辿ろうとしますが、それは間違っています。人は野生生物と人間双方の必要とすることや要求に目を向ける必要があるのです。多くの場所で、人間の要求するもの、森の営みおよび科学者の行いに齟齬が生じています。排他的アプローチよりも包含的なアプローチを促進することを可能とするためには、齟齬が生じているこれらのことを明確にしておくべきなのです」とKumar氏は語った。

ニュースソース:
https://india.mongabay.com/2018/10/15/do-we-need-flexible-spaces-for-humans-and-animals/

 

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