人類が”生命の木”を切り倒し続けていると、科学者が警告
和訳協力:清田 美弥子
300種以上の哺乳類が人間活動により絶滅し続けていると研究者たちが主張
2018年10月15日 The Guardian記事より一部抜粋
新しく重要な分析によれば、人類が現在引き起こし続けている野生生物の絶滅は、私たち人類が座っている枝も含めて、生命の木を切り倒していることを意味するという。
300種以上の哺乳類が、人間活動により絶滅し続けている。
新たな研究では、失われてきたかけがえのない進化の歴史は、結果として25億年分に及ぶと予測した。
更に、自然の残る地域の破壊、密猟や公害が過去50年以内になくなり、絶滅率が自然レベルに戻っていたとしても、自然界の回復には5百~7百万年かかっただろうという。
多くの科学者は、地球で6度目の大量絶滅期が始まっていると考えている。
これは人間が野生生物の絶滅を推進しているためであり、それによって野生の哺乳類の83%が既に絶滅してしまった。
新しい研究ではこのことを、現代人が現れる以前の数十億年の間に起きた生物種の進化と絶滅という文脈でとらえている。
「私たちは、自分たちより後数百万年に渡り影響を与えることをやっているのです」と、この新しい研究の筆頭著者であり、デンマークのオーフス大学に所属するMatt Davis氏は言う。
「私たちが今まさにいる状況の深刻さを示しています。私たちは、恐竜が絶滅した時と同規模の絶滅期に突入しているのです」。
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