警察がマヨルカ島の違法なカメ養殖場を閉鎖
和訳協力:井上 貴史
2018年8月22日 BBCニュースより一部抜粋
警察によると、ヨーロッパ最大の違法なウミガメとリクガメの養殖場が、スペインのマヨルカ島で閉鎖された。
スペインの治安警察の職員は、彼らは島の南部に位置するリュグマジョー近くの養殖場から1,100匹の動物を救出したが、それらの多くが絶滅危惧種であったという。
伝えられるところによると、保護された種は、その場所で劣悪な環境下で飼われていたらしい。
2人のドイツ人男性は、バルセロナのスペイン人ペットショップオーナーと共に、養殖場を経営した疑いで逮捕された。
3人の容疑者は、マネーロンダリングと絶滅危惧種の不法取引で起訴されている。
当局によると、養殖場は産業規模でカメを養殖する目的で設立され、ペットショップオーナーは、売買目的でそこで育てられた種を「ロンダリング」していた。
他にスペイン人1人とドイツ人2人の計3人が、同様に取り調べを受けている。
ニュースソース:
https://www.bbc.com/news/world-europe-45275191
★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付
※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村
« 米Trump大統領の諮問委員会、トロフィーハンティングを野生生物保護へすり替えか | トップページ | ウナギへの日本の食欲がウナギをクロマグロと同じ運命に導くか »
「37 野生生物犯罪」カテゴリの記事
- ブラジルの先住民グループが違法伐採をめぐる数十年の争いに勝利(2022.04.19)
- 香港市場に出回る絶滅危惧種であるハンマーヘッドシャークのフカヒレは、主に東太平洋地域産であることが判明(2022.04.12)
- 空輸による動物密輸と人獣共通感染症拡散の防止(2022.01.11)
- 絶滅寸前のヨーロッパウナギが香港のスーパーマーケットに流通(2021.10.26)
- クマに注目―パンデミックでインドネシアのマレーグマの違法取引が悪化する可能性(2021.08.24)
「35 レッドリスト 絶滅危惧種」カテゴリの記事
- 香港市場に出回る絶滅危惧種であるハンマーヘッドシャークのフカヒレは、主に東太平洋地域産であることが判明(2022.04.12)
- スリランカがゾウ保護のためプラスチック製品の輸入を禁止へ(2022.01.25)
- 陸棲脊椎動物の絶滅が加速していることが調査により判明(2021.12.14)
- キツネザル類のほぼ3分の1とタイセイヨウセミクジラが絶滅危惧IA類に―IUCNレッドリスト(2021.11.16)
- クロマグロ産卵場における致命的な漁具に対するトランプ政権による許可の差し止めを求め複数の団体が提訴(2021.11.02)
「23 ヨーロッパ」カテゴリの記事
- 絶滅寸前のヨーロッパウナギが香港のスーパーマーケットに流通(2021.10.26)
- スイス、外国人トロフィーハンターによるアイベックスの狩猟を禁止(2021.10.12)
- 50年以上にわたりタグ装着・再捕獲したサメから得られた最新のサメアトラス(2020.03.17)
- 有機畜産農業が野鳥を増やす(2020.01.31)
- 象牙同盟2024:政治指導者、自然保護活動家、著名人らが共に象牙需要の問題に取り組む(2019.02.19)
「10 カメ」カテゴリの記事
- ウミガメと陸ガメの受難(2021.08.10)
- 最新の調査により、ウミガメの違法取引がインドネシア、マレーシアおよびベトナムで長年横行していることが判明(2020.08.18)
- 海洋野生生物の複雑な地球規模の密売ネットワークの歴史的発展(2019.10.01)
- 欧州最大の不法なカメの養殖場、閉鎖へ(2018.12.04)
- 警察がマヨルカ島の違法なカメ養殖場を閉鎖(2018.11.22)
「14 両生・爬虫類」カテゴリの記事
- CITES附属書に掲載されるヘビの44年間の国際取引について:保全と公衆衛生に関わる傾向とその影響(2022.02.15)
- ウミガメと陸ガメの受難(2021.08.10)
- トッケイヤモリがCITESの保護下に:それが本当に意味することとは(2020.12.01)
- 最新の調査により、ウミガメの違法取引がインドネシア、マレーシアおよびベトナムで長年横行していることが判明(2020.08.18)
- 両生類の世界的なペット取引: 種の特性、分類学的偏り、および将来の方向性(2020.07.21)
「36 野生生物の利用と取引」カテゴリの記事
- ブラジルの先住民グループが違法伐採をめぐる数十年の争いに勝利(2022.04.19)
- 香港市場に出回る絶滅危惧種であるハンマーヘッドシャークのフカヒレは、主に東太平洋地域産であることが判明(2022.04.12)
- 空輸による動物密輸と人獣共通感染症拡散の防止(2022.01.11)
- 陸棲脊椎動物の絶滅が加速していることが調査により判明(2021.12.14)
- クロマグロ産卵場における致命的な漁具に対するトランプ政権による許可の差し止めを求め複数の団体が提訴(2021.11.02)
この記事へのコメントは終了しました。
« 米Trump大統領の諮問委員会、トロフィーハンティングを野生生物保護へすり替えか | トップページ | ウナギへの日本の食欲がウナギをクロマグロと同じ運命に導くか »
コメント