台湾の象牙取引禁止令が2020年に施行される
和訳協力:西明寺 彩加
2018年7月15日 Taiwan News記事より一部抜粋
CNA(中央通訊社)は、7月13日に台湾の森林局が、2020年から象牙の取引禁止令を施行すると発表した、と報じた。
象牙のために密猟されるアフリカゾウを保護するための対策としてである。
2020年1月1日から、象牙の売買は全面的に違法となる。
これは、象牙の国際的な取引禁止令に準拠したものである。
森林局によると、このままのペースが続けばアフリカゾウは20年以内に絶滅してしまうという。
こうした背景から、森林局は利害関係者らと協議を行い、野生動物保護法を改正することを発表した。
台湾は、1994年に野生動物保護法を改正し、象牙製品の取引や展示を基本的に禁止し、初めて象牙取引を制限した。
しかし、業者に大量の在庫が残ってしまったため、政府の監視下での取引が一部認められることとなった。
2020年1月1日に法令が施行されれば、違反者には懲役が最長5年、罰金が最高で150万台湾ドル(約4万9千米ドル、約550万円)、科されることとなる。
ニュースソース:
https://www.taiwannews.com.tw/en/news/3482907
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