ロシア、希少動物のネット販売、罰則強化へ
和訳協力:矢内 一恵
2018年6月28日 RAPSIニュースより一部抜粋
ロシアのプーチン大統領は、絶滅危惧種も含めた野生動物や水産資源の違法なネット販売およびその購入に対して、処罰を厳しくする法案に署名し、法律が成立した。
法律の内容はロシア政府の法律関連情報を掲載する公式webサイトに掲載されている。
この法律では、インターネットやマスコミを通じての、動物自体、またその一部や派生製品の売買に対し、最長4年の懲役と罰金50万~150万ルーブル(約260万円)が科せられる。
公務員の場合は、懲役6年と罰金300万ルーブル(約530万円)となる可能性がある。
組織犯罪による場合は、懲役9年になる見込みである。
法律が起草された背景には、最も希少な野生動物および水産資源の毛皮、骨およびその他の派生製品のネット販売件数が増加したことがあると、注釈にある。
この法律は、これら犯罪に対する対策の効果を上げることを目的としている。
ニュースソース:
http://www.rapsinews.com/legislation_news/20180628/283682409.html
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