金持ちが残酷な違法取引によってオーストラリアの爬虫類を求める
和訳協力:野田 詔治
2018年5月16日 news.com.auニュースより一部抜粋
愛すべきオーストラリアの爬虫類は、闇市場に持ち込むために、靴下から穴の開いた本まで、様々なものに詰め込まれている。
動物の密輸犯罪で有罪となったNiall Cooke氏はABCの番組『7.30』で、違法取引について語り、アオジタトカゲやヘビを含む動物は数百万円にもなると証言した。
彼はヨーロッパやアジアの資金力のある仲買人は、10万ドル(約1,100万円以上)もの値で販売される外国の生物を欲していると言った。
「私が聞いた中で最高の値段は、オーストラリアの東海岸で見られるレースオオトカゲと呼ばれるトカゲに付いたものだ」と、Cooke氏は7.30で語った。
「そのトカゲは、アメリカやドイツでは、1つがいで8万~10万ドル(約900万円から1100万円もの値がつけられる」。
Cooke氏は、保護動物を保持したり輸送したりした40以上の罪で有罪となったが、それ以来彼の人生が変わった。
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