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2018年7月17日 (火)

新種の類人猿、中国のダム建設が脅威に

和訳協力:蛯名 郁矢

2018年4月23日 The Guardianニュースより一部抜粋

2018年11月、科学者から驚愕の発表があった。何気ない風景の中に新種の類人猿が潜んでいたことに気づいたというのだ。地球上に生息することが分かったようやく8種目となる類人猿である。

タパヌリオラウータンは、スマトラ北部で生存しており、既に世界で最も絶滅の危機に瀕している類人猿となっている。研究者によれば、生存している個体数は800頭以下だと見積もられている。こうした発見にも関わらず、タパヌリオラウータン個体群の生息地のちょうど真ん中で進められている、中国国営企業のSinohydro社(中国水利水電建設集団)による、巨大ダム建設計画に伴う森林伐採は中止されていない。複数のオラウータンの専門家は、Sinohydro社が建設するダムは、タパヌリオラウータンにとって喫緊の死活問題であるとしている。

環境保護団体Borneo Futuresの代表者であり、タパヌリオラウータンの記載にかかわった専門家の一人でもあるErik Meijaard氏は、次のように述べている。「ここにダムを作るということは、オラウータンの個体群をより小さな2つの個体群に分割することになります。このことは、オラウータン生存の可能性を大きく低下させることになるでしょう。というのも、小さな個体群は、大きな個体群に比べて、絶滅の可能性が高まるからです」。

ニュースソース
https://www.theguardian.com/environment/radical-conservation/2018/apr/23/worlds-newest-great-ape-threatened-by-chinese-dam?CMP=share_btn_tw

 

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