パプアニューギニアの海洋採掘事業を断行すると開発者
和訳協力:マードック 志保
2018年2月5日 SciDev.Net記事より抜粋
資金難とパプアニューギニア沿岸の地方自治体による法的な異議申し立てをよそに、深海の採掘産業が世界で初めて進められると、ノーチラス・ミネラルズ社の広報担当でもあるプロジェクト開発者が断言する。
カナダに拠点を置くノーチラス社の広報担当マネージャーであるNoreen Dillane氏は、SciDev.Netの取材に対し、会社が「Solwara1(ソルワラ1)」プロジェクトを 「最終的には利益となる」 とみなしているという。電気自動車や蓄電池などの発展に伴い、金属の需要が高まっているためである。
「現在、鉱物の商品価格が非常に高くなっています。金と銅は現在4年ぶりの高値、コバルトは過去最高値、亜鉛は10年ぶりの高値をつけているのです」とDillane氏は語る。
Solwara1は、パプアニューギニア政府の承認のもと、ビスマルク海の海底に埋まっている金と銅の採掘を目指している。パプアニューギニア政府はこのプロジェクトの株式を15%保有してもいる。
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