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2018年1月 9日 (火)

海洋哺乳類保護の日に、ロシアでニシコククジラの保護活動を紹介

2017年2月17日  IUCN News

和訳協力:木南 誠、校正:鈴木 康子

ロシアでWorld Day of Marine Mammal Protection(海洋哺乳類保護の日)またはWhales Day(世界クジラの日)の前日に、IUCN(国際自然保護連合)主導の独立した専門家パネルがサハリン島沖に生息するニシコククジラ注1)の保護に果たしている役割について、IUCN、WWF(世界自然保護基金)そしてInternational Fund for Animal Welfare(IFAW:国際動物福祉基金)が共同でまとめた報告書のロシア語版が発表された。

このロシア語版の報告書は、ロシアのすばらしい科学者であり、大学教授を務め、さらに海洋哺乳類の専門家でもあったAlexey V. Yablokov氏の追憶としてささげられた。
Yablokoy氏は、IUCN理事会およびWestern Gray Whale Advisory Panel(WGWAP:ニシコククジラ専門家パネル)のメンバーを長年勤めていた。

報告書の趣旨は、「Russian Year of Ecology 2017」注2)の方向性とも一致している。

「独立した科学委員会は、今日、最も差し迫っているいくつかの環境問題に対して、効果的な対策を打つことができます」、とIUCNのInger Andersen事務局長はいう。
「IUCNのニシコククジラ専門家パネルはそういった協働の一つの成功例であり、サハリンとその他の地域において、環境保全とビジネスの双方に多面的な利益をもたらしています」。

より詳しく知りたい方は、共同プレスリリースの全文(ロシア語)、もしくは報告書「WGWAP Stories of Influence」全文を参照のこと。
IUCNのオンラインライブラリまたはWGWAPのウェブサイトには、英語とロシア語の両方の報告書が掲載されており、閲覧が可能である。

注1:コククジラは太平洋の東と西の沿岸部に生息し、アメリカ大陸沿岸に分布する東部系群(ヒガシコククジラ)と、北太平洋西部に生息する西部系統群(ニシコククジラ)で遺伝的に区別されるとされている。

注2:ロシア大統領による、2017年を環境問題や生態系・生物多様性の保護などへの関心を高める1年にするとした宣言のこと

ニュースソース:
https://www.IUCN.org/news/western-gray-whale-advisory-panel/201702/efforts-save-western-gray-whales-featured-marine-mammals-day-russia

 

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