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2017年6月20日 (火)

チリがパタゴニア海洋保護区ネットワークを総設

和訳協力:松岡 真由美、校正協力:久保 直子

2015年10月6日 WCS News Releases

新設される保護地域のネットワークは、クジラ、イルカ、アザラシ、海鳥、そして、世界最大のフィヨルド地帯を保護することになる

Waitt Foundation(ウェイト財団)は、WCS(野生生物保護協会)およびチリの環境省と提携し、新設する海洋保護区を効果的に運用するための立案また計画の支援を約束

計画では、チリの海洋保護区を2020年までに10%拡大する予定

チリ政府は、本日、バルパライソにて開催するOur Oceans Summit((仮)私たちの海洋サミット)において、パタゴニアのクジラ、イルカ、アシカ、海鳥、またその他の沿岸の生物多様性の保護を目的とした海洋保護区のネットワークを設定する計画および、国内の保護水域を10万km2(38,000mile2以上)まで拡大する計画を発表した。

ウェイト財団が3年間の資金提供を確約したことで、新設される海洋保護区ネットワークによって、Aichi Targets(愛知ターゲット)に合わせた、2020年までに関連する生態系の10%を保護するという目標を、チリは達成できるだろう。

「環境省の未解決課題は沿岸の生態系の保護で、沿岸は利用に関して有効競争注1)の状態にあるのです」と、Pablo Badenier環境大臣は語る。
「ウェイト財団の支援を得つつ、WCSと協力して我々が進むべき道を進むことは、だからこそとても大事なのです。パタゴニアのフィヨルドの保全は、より深い理解とより良い評価を得るに値します」。

この初の海洋保護区ネットワークは、シロナガスクジラやザトウクジラ、ミナミセミクジラなど多くの海洋生物種の生息地であるチリ南部のエコリージョンを保護することになるだろう。
この地域には、その他ハラジロイルカ、ミナミカマイルカ、イロワケイルカ、オタリア、ミナミアメリカオットセイ、ミナミゾウアザラシ、ヒョウアザラシなどの海獣類、そして鳥類では、マユグロアホウドリ、ハイガシラアホウドリ、マゼランペンギンなどが生息する。
この地域はまた、漁業や養殖業、観光業などの重要な産業も支えている。

「新しい海洋保護区ネットワークの創設は、現存する一連の陸域の保護地域を捕捉することとなり、それはチリの沿岸海域の非常に豊かな生物多様性を保全するだけではなく、世界最大規模のフィヨルド地帯、海峡、島々、半島を保護することの両方に役立つでしょう」と、WCSのチリプログラムの責任者であるBarbara Saavedra博士は語った。

現在、チリはこの新しい海洋保護区ネットワークを設計、創設、監視する権限を環境省に与える新しい法律の制定を通して、新しい海洋保護区ネットワークのための基盤づくりに取り掛かっている。
またこの法律によって、海洋保護区の実際の管理を指導し、監督する新しい組織として、Biodiversity and Protected Area's Service((仮)生物多様性・保護地域局)を設ける予定だ。

WCSの海洋保護プログラムの責任者であるCaleb McClennen博士は以下のように語った。
「私たちは、チリ政府がその豊かな海洋生物を保護するためのこの取り組みによって前進すること、またこの取り組みを進めるにあたり欠くことのできない資金援助と支援を行うウェイト財団を称賛します。この新たな取り組みは、現存する陸域の公園を統合し、沿岸や大洋の資源を蓄えるのにも役立つでしょう。さらに、チリが海洋の10%を保全する世界的目標を達成する助力ともなるのです」。

WCSには、チリの陸域および海域の生物多様性の保護を支援してきた長い歴史がある。
WCSは、ゴールドマン・サックスと協力してKarukinka Natural Parkの創設および管理を支援してきた。
この保護地域は広さが735,000エーカー以上あり、泥炭地、湿地、そして世界最南端の老齢林がその中に存在する。
またWCSは、チリのアドミラルティ湾の生物多様性の調査を行い、コルコバード湾のシロナガスクジラの生息数調査の支援をしてきた。
そしてチリ政府とともに、これからのチリの保護地域システムの効果的な管理のための公式基準を設ける計画の考案にも取り組んでいる。

ウェイト財団の創設者兼会長であり、またゲートウェイ株式会社の共同創設者であるTed Waitt氏は語った。
「ウェイト財団は、チリ政府が掲げた自国の持続可能な目標を達成することを支援することを目指し、海洋公園や持続可能な水産政策を通じて、海洋を健全な状態に回復させるために共に取り組んでいます。私たちは、チリだけではなく全人類の宝であるパタゴニアのフィヨルド海域の保護に、チリ政府やWCSと共に取り組むことにとても満足し、また崇高な気持ちでいます」。

ウェイト財団は、2012年よりアルゼンチン側のパタゴニアの海洋保護区を拡大する取り組みを支援している。
この取り組みでは、近年31,000km2(11,969mile2)を海洋保護地域に加えるという、大きな成功を収めている。
今回の新たな支援の枠組みへの参加は、この地域での保全の取り組みをさらに広める素晴らしい機会である。

注1:「有効競争」とは、競争者がそれほど多くないという現実的な想定のもとに、社会的に望ましい経済的成果をもたらすための条件を満たすような競争状態のことをいう経済用語。

ニュースソース
http://newsroom.wcs.org/NewsReleases/tabid/13614/articleType/ArticleView/articleId/8262/Chile-to-Create-Patagonia-Marine-Protected-Area-Network.aspx

 

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