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2016年7月14日 (木)

CITES附属書掲載動物の取引レベルおよび保全状況について、200人の科学者らが提言

和訳協力:福田 志保、校正協力:日原 直子

2015年9月4日 CITES Press Releases

2015年8月30日から9月3日に、イスラエルのテルアビブで開催されたConvention on the International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、通称「ワシントン条約」)の第28回動物委員会の会合に、50カ国以上の国々から200人以上の世界的な科学者らが集まった。

テルアビブにおけるCITESの動物委員会の会合では、コンク貝からホッキョクグマまで、食品、衣服、皮革、伝統薬、観光土産品、ペットとして国際的に取引される広範囲の動物の取引水準が再評価され、アフリカライオンを含む、その他さまざまな種の保全状況が検討された。

CITESのJohn E. Scanlon事務局長は、その会議で次のように所見を述べた。
「今週は、幅広い種類の動物について、CITESの締約国に向けて可能な限り最高の科学的提言がなされるという、大きな進歩が見られました。この内容は1年のうちに、南アフリカ共和国のヨハネスブルクで開催される第17回締約国会議(CoP17)にて検討されるでしょう。CITESの枠組みを実施するために進んで時間を割き、専門知識を提供いただいた委員会のメンバー、および全参加者の皆様に、深くお礼申し上げます」。

「特に、この重要で、非常に実りの多い会議を開催してくださったイスラエルの政府および国民の皆様には、その温かいおもてなしと、申し分のないご準備に対し、感謝の意を表したいと思います」と、Scanlon事務局長は付け加えた。

動物委員会では、ヘビ、カメおよび淡水ガメ、サメおよびエイ、そして、コンク貝の持続可能な取引に関するCITES締約国向けの指針とともに、CITES附属書掲載種の近年の国際商取引のレベルを検証し、保全に懸念のある種の持続不可能な利用の事例を特定してきた、CITESにとって重要な、Review of Significant Trade((仮)重要取引の検証)プロセスの改善に関して合意した。
こうした取引により影響を受ける種にとって、この検証は、過度の開発や持続不可能な利用に対する活動を推奨する結果となっている。

動物委員会のReview of Significant Tradeでは、とりわけ、ホッキョクグマに関する取引の現行水準は、野生下での種の存続に有害ではないと結論づけられた。
しかしながら、委員会では、アフリカのセンザンコウ類、インドネシアのトリバネチョウ、トルコの医療用ヒル、西アフリカの数種類のカメなど、その他多数の種の国際的取引の持続可能性に関する問題を、より綿密に調査することに合意した。
また、カメルーンのカバや、尻尾の長いカンボジアのカニクイザルの取引については各種の措置も奨励した。

サメおよびエイの種の取引に関しては、動物委員会は、より優れた全世界的漁業管理が確実に機能するよう、幅広い推奨事項を策定した。

ケニアとナミビアは、アフリカライオンの取引について詳細な分析を動物委員会に提出すると発表した。
この分析は、CITES 附属書の種の記載が正確かどうかを動物委員会が判断するのに役立つであろう。
あまり知られていない種に関するその他のそうした事例のいくつかについても審査が行われた。

動物委員会では、ヘビ皮を追跡調査するためのシステムとその技術についても議論を行っており、このことはCoP17の議題となるだろう。

また動物委員会では、CITES附属書リスト、もしくは、特定の種に与えられている保護基準を調整する提案が検証された。
これについてもCoP17で検討されると考えられる。
提案には、淡水性のアカエイや、多種のアジア産のヘビも含まれており、ワニ類とトカゲ類の種に関するメキシコとマレーシアからの提案もあった。

動物委員会ではまた、チョウザメおよびキャビアの取引管理についてもより綿密に検討された。

イスラエルのAvi Gabai環境大臣と、同じくイスラエルのCITESの管理・科学当局は、開会式に幹部の代表として出席しており、効果的な会議実施に対するイスラエルの強い責任を反映していた。

今回の会議は、40年以上の歴史を持つCITESが、イスラエルで開催した初めてのCITES関係者の会議だった。
これを記念して、イスラエルのCITES管理当局は、環境に関する国際法と国内法とを結ぶ共通課題に関する特別シンポジウムも実施した。

その会議の議長を務めたのは、北米地域委員会代表のCarolina Caceres氏(カナダ)であった。

動物委員会では、動物に関する条約の施行を目的とした技術的および科学的基準が提供され、CITESの意思決定が確実な科学的根拠を持つものであることを確信した。

CITESのCoP17は2016年、南アフリカ共和国のヨハネスブルクにて開催される。

第28回動物委員会の結果は、第66回常設委員会の会合(2016年1月、ジュネーブ)および、2016年9月24日から10月5日に南アフリカ共和国のヨハネスブルクで開催予定のCITESのCoP17にて検討されることになる。

ニュースソース
https://cites.org/eng/news/experts_advise_trade_levels_conservation_status_of_CITES-listed_animals

 

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