フォト
無料ブログはココログ
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« 自然保護活動家、アフリカのハゲタカが絶滅に向かっていることを警告 | トップページ | 日本企業、オーストラリア保護区での不法捕鯨で有罪に »

2016年6月 3日 (金)

アフリカゾウデータベースの更新によりゾウ個体数の減少が明らかに

和訳協力:オダウド 陽子、校正協力:石塚 信子

2015年9月28日 IUCN Redlist News

IUCN(国際自然保護連合) SSC(種の保存委員会)のAfrican Elephant Specialist Group(AfESG:アフリカゾウ専門家グループ)が発表したAfrican Elephant Database(AED:アフリカゾウデータベース)の最新データによれば、アフリカゾウの「Definite(確定数:確実に生息している個体数)」および「Probable(推定数注1)」の合計は、2006年から2013年の間におよそ55万頭から47万頭に減少した。
アフリカゾウデータベースは、ゾウの生息国の政府、NGO、その他の専門情報機関などから収集したアフリカゾウの個体数に関する調査データを集約したものである。

これらの最新データはwww.elephantdatabase.org に公開されており、ゾウの推定個体数の情報とともに、生息範囲やその調査方法などの情報も掲載されている。

今回の最新データは、2013年12月31日以前に処理された調査データを含むもので、ゾウの個体数情報を「確定数」、「推定数」、「Possible(可能数注1)」と「Speculative(推測数注1)」に分類している。
このカテゴリーは、AfESGのData Review Working Group((仮)データ評価ワーキンググループ)が長年推し進めてきた厳格な指針に沿ったものである。
AfESGは2014年と2015年の調査データの収集と入力を続けており、情報の処理とチェックが完了するまでは、概算合計には反映されない。

ゾウの「確定数」と「推定数」の合計個体数の減少は、ほぼ確実にゾウ個体数の純減を物語っているが、その様子は地域によって異なる。
中央アフリカでのゾウの「確定数」および「推定数」の記録はあまり変化していないが、これは2006年以降に新しく調査対象に加わった地域個体群(その中の1つの個体群は後に減少した)があるためであり、2006年に更新されたデータにはその個体群のデータは含まれていない。
新しい個体群が追加されたにもかかわらず統計上の数値に変化がないということは、中央アフリカのゾウ個体数が減少していることを証明するものである。
その一方で、アフリカ東部ではより高い割合でゾウの個体数が調査されており、2006年から2013年にかけての個体数の減少は、近年多くのメディアが報じている多くの報告をさらに実証している。

まだAEDに反映されていない2014年以降の調査データでも、さらにいくつかのゾウの個体群で、壊滅的な個体数の減少が見られる。
ゾウ個体数の減少は、主に象牙の密猟圧の高まりによる結果だと考えられる。
それと同時に、景観レベルの土地利用の変化による生息域の減少と断片化が、ゾウの保護活動に対する重大で緊急な、また長期的な脅威となっている。

密猟の増加と個体数の減少にもかかわらず、4つの地域では2006年から状況が相対的には変わっていない。
アフリカ南部の国々には、アフリカ大陸のゾウの大半が生息している。
また、この地域は他の地域に比べて、アフリカゾウの生息域の中で最大の個体群が生息している地域でもある。
対してアフリカ西部の生息域は最小で、ゾウの個体数も最も少ない。
中央アフリカはアフリカ東部よりわずかに生息域が広いのにもかかわらず、ゾウの「確定数」および「推定数」はアフリカ東部のものよりかなり少ない。
これは、異なる調査手法を用いていることや、正確性が異なることも影響している。

アフリカゾウとその生息地の保護のために数多くの措置が計画され、講じられており、AEDはその成果を把握するのに不可欠な観測手段となり得る。
2016年1月に行われるCITES(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、通称「ワシントン条約」)のStanding Committee(常設委員会)の会合では、AfESGがアフリカゾウの状況を報告する権限があり、政策担当者に向けてAEDのデータを紹介する予定になっている。

注1:それぞれのカテゴリーは生息の可能性の高さによって分類されている。おおよその意味合いとしては、推定数は生息している可能性が高い数、可能数は生息している可能性がある数、推測数は生息している可能性は低いがゼロでない数、を示している。

ニュースソース
http://www.iucnredlist.org/news/updated-african-elephant-database-reveals-declining-elephant-populations

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
gooddoでクリックやFacebookいいね!をしてJWCSを支援
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« 自然保護活動家、アフリカのハゲタカが絶滅に向かっていることを警告 | トップページ | 日本企業、オーストラリア保護区での不法捕鯨で有罪に »

01 ゾウ」カテゴリの記事

22 アフリカ」カテゴリの記事

30 ワシントン条約 CITES」カテゴリの記事

34 IUCN 国際自然保護連合」カテゴリの記事

35 レッドリスト 絶滅危惧種」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/65825468

この記事へのトラックバック一覧です: アフリカゾウデータベースの更新によりゾウ個体数の減少が明らかに:

« 自然保護活動家、アフリカのハゲタカが絶滅に向かっていることを警告 | トップページ | 日本企業、オーストラリア保護区での不法捕鯨で有罪に »