フォト
無料ブログはココログ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« 生きとし生けるどんな種も守られなければならない | トップページ | 私たちの助力を今必要とする違法な野生生物取引であまり知られていない4種類の犠牲者 »

2015年12月25日 (金)

ラオスの歓楽街は中国人観光客御用達の違法な野生生物売り場

和訳協力:影山 聡明、校正協力:浅原 裕美子

2015年3月19日 EIA Press Releases

ラオスにひっそりと隠れ、中国人の賭博師や観光客を対象にした複合リゾート施設が、野生生物製品や体の一部の違法取引を行う拠点になっていることが、最新の報告書で明らかになっている。

報告書『In Sin City:Illegal Wildlife Trade in Laos' Special Economic Zone (仮)歓楽都市:ラオスの経済特区における違法な野生生物取引』の中で、Environmental Investigation Agency(EIA:環境調査エージェンシー(NGO))は、ボケオ県にあるGolden Triangle Special Economic Zone(GT SEZ:ゴールデン・トライアングル経済特別区)が事実上無法な娯楽の場になったと述べている。

その複合施設は、カジノやホテル、ショップ、レストラン、射撃練習場、マッサージパーラーなどから成り、訪問客はアジアやアフリカから密輸された、トラやヒョウ、ゾウ、サイ、センザンコウ、オナガサイチョウ、ヘビ、クマといった絶滅危惧種製品を公然と買うことができるのだ。

EIAとそのパートナーであるEducation for Nature Vietnam (ENV:(仮)ベトナムの自然のための教育(NPO))の覆面調査員は、トラ肉のソテーや熊の手、爬虫類、センザンコウなど、メニューに絶滅危惧種を載せているレストランを報告した。
ある企業は生きたニシキヘビやクマの子をケージに入れて飼い、頼まれればどちらも食べさせていた。

また、この複合施設はトラの骨のワインを製造するという大胆な計画を立てている。
EIAとENVが2014年半ばにGT SEZで発見したトラは4頭だったが、2015年2月までにその数は35頭にまで増加した。
ある飼育員によると、繁殖のために雌50頭を入手して、3年以内にトラの個体数を500頭まで増やし、長期的には1,000頭まで増やしてトラの骨のワインを製造し、GT SEZ内で消費したり、雲南経由で中国に輸出することを目標としているようだ。

GT SEZを運営しているのは、99年間のリース契約を結び、その事業に80%出資しているKings Romans Groupという中国企業である。
ラオス政府はGT SEZに20%出資しており、そこを免税地区に指定して最高レベルの政治的支援を行っている。

ラオス国内にもかかわらず、GT SEZは中国の飛び地として機能している。
ここでは北京時間で動き、サインは中国の標準語で書かれ、ほとんどの労働者が中国人で、主要通貨は中国元なのだ。
中国人ならば、パスポートではなく身分証明書のみで訪れることができる。

その複合施設へは、最も近いラオスのフアイサーイの街から30km続く専用道路を使って行くことができる。
中国国有企業であるChina City Construction Groupに国際空港の建設が委託されているが、その提案が土地の権利をめぐる地元の農民との対立を生んでしまった。

ラオスでの野生生物に関する法の執行力が弱いことは有名で、GT SEZ内では執行するふりさえも見られない。

EIAのTigers Campaign((仮)トラキャンペーン)の責任者であるDebbie Banks氏は以下のように述べている。
「GT SEZでの活動が、違法な野生生物取引と絶滅危惧種にかかわる国際法を無視していることは許しがたいことです」。

「中国政府は、この場所が自国の国際的な評価に甚大な損害を及ぼしていることを直ちに認めるべきなのです。また、統治が弱体化している隣国において、事実上何のお咎めもなく手に負えない状態となっている中国企業を統制するために、意味ある行動をとるべきです」。

「中国はまた、人工繁殖させたトラの皮の合法な国内取引が、ただ消費者の需要を喚起しているだけだということを理解して、認める必要があります。その需要が自国で高まっているのか、あるいはGT SEZの場合のように、都合よく隣国に押しやられているかにかかわらずです」。

その報告書では、ラオス政府に対して、GT SEZと国全体における野生生物の違法取引問題に取り組み、GT SEZでの違法な野生生物製品をすべて押収するべく、複数機関から成る対策本部を直ちに設立するよう求めている。

さらに中国政府に対しては、GT SEZで取引している中国企業および取引業者と、ラオス、ミャンマー、中国間で取引している野生生物犯罪者の関係を調査し、犯罪ネットワーク根絶のための国際的な取り組みに協力するよう求めている。

また、Convention on International Trade in Endangered Species (CITES: 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、通称「ワシントン条約」)の加盟国は、ラオス政府と中国政府が、GT SEZでの事業に関連した野生動物の違法取引を終結させるために、適切な法の執行、刑事司法、政策措置を適用していることを実証できる時期が来るまでは、CITESの取引停止措置をとるべきだとしている。

ニュースソース
http://eia-international.org/laos-sin-city-is-an-illegal-wildlife-supermarket-for-chinese-tourists

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
gooddoでクリックやFacebookいいね!をしてJWCSを支援
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« 生きとし生けるどんな種も守られなければならない | トップページ | 私たちの助力を今必要とする違法な野生生物取引であまり知られていない4種類の犠牲者 »

19 アジア」カテゴリの記事

30 ワシントン条約 CITES」カテゴリの記事

35 レッドリスト 絶滅危惧種」カテゴリの記事

36 野生生物の利用と取引」カテゴリの記事

37 野生生物犯罪」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/63145952

この記事へのトラックバック一覧です: ラオスの歓楽街は中国人観光客御用達の違法な野生生物売り場:

« 生きとし生けるどんな種も守られなければならない | トップページ | 私たちの助力を今必要とする違法な野生生物取引であまり知られていない4種類の犠牲者 »