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2015年11月 2日 (月)

ギニアビサウでコイネズミヨウムの雛の密猟に大きな変化が

和訳協力:下島 深雪、校正協力:木田 直子

2015年4月1日 IUCN Redlist News Release

ビジャゴ諸島ではコイネズミヨウムが新たな繁殖期を迎え、巣の監視チームにおいては、昨年以上の成果を上げられるのでは、という期待が高まっている。
昨年末、密猟された雛が巣に戻され、親鳥が再び子育てを始めたことが、心温まる保全活動の話題をもたらし、かつてのオウム猟師を雇用する戦略が保全の成果を上げていることが明確になった。

ギニアビサウ共和国の沖合に位置し、UNESCO(国連教育科学文化機関)のBiosphere Reserve(生物圏保護区)になっているビジャゴ諸島は、わかっている限りではTimneh parrots(学名:Psittacus timneh、コイネズミヨウム)の巣が最も多く集中している場所である。
世界でVulnerable(絶滅危惧II類)とされるこの種は、西アフリカのわずかな国に生息する固有種で、ペット取引と生息地の消失が個体数に大きな影響をもたらしている。

IUCN(国際自然保護連合)のメンバーであるWorld Parrot Trust(ワールドパロットトラスト)が調整を行い、SOSが資金提供するプロジェクトの一環として、巣の監視と保護を行うために、近隣の村々から数名の地域住民が集められた。
これは、彼らの経験や知識、地域社会とのつながりが、オウムの密猟を大きく変化させることを期待してのことである。

毎年、巣の観察は注意深く行われる。
プロジェクトメンバーが定期的に訪れるほか、巣の入り口に向けて設定した一定時間間隔で撮影を行う経時自動撮影カメラも設置されるのだ。
昨年、巣穴のうろのまわりで、間違いなく山用のナイフによってつけられた傷を発見した際は、監視チームはなす術もなく最悪の事態を恐れるばかりだった。
密猟者がここに来たのだ。
勇敢な木登り名人の、以前は密猟者であったManjacoが素早く木をよじ登り、巣がすでに空であったことを確認した。
事実上、雛はチームの目の前で密猟されたのだ。

これを受けて、地域の代表者による会合が直ちに開かれ、この出来事について話し合いがもたれた。
後に、闇に紛れて、ヤシの木につるされた段ボール箱に入った雛が、国立公園本部に匿名で届けられた。
衰弱し、餌を欲しているのは明らかだった。

離島では資源が限られているため、オウムの雛の世話の仕方についての、かつての密猟者の知識が非常に役立った。
雛が元気を取り戻すと、親鳥が戻ることを期待し、雛は巣に戻すという決定が下された。

このときまでに数日が経過していたため、結果は全く分からなかった。
巣にカメラの照準を合わせ、チームは気をもみながら待った。
親鳥が戻り、警戒しながらも巣に入り、雛の子育てを再開したのを見て、チームは胸をなでおろした。
数週間後、雛は巣立っていった。

ワールドパロットトラストのAfrica Conservation Programme(アフリカ保全プログラム)でプロジェクトコーディネーターを務めるRowan Martin博士は、こう結論づけた。
「ビジャゴ諸島では個体数が少ない上にますます減少しているため、このように一見ささいな増加であっても、繁殖の成功は大きな意味を持ちます」。
「より重要なのは、この一連の出来事が、地域社会を保全に直接かかわらせることにメリットがあることを示したことです。また、人々の考え方、そして最も重要な人々の行動をどうやったら変えられるかを示したことなのです」。

ニュースソース
http://www.iucnredlist.org/news/turning-the-tide-on-nest-poaching-of-timneh-parrots-in-guinea-bissau

 

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