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2015年9月29日 (火)

プノンペンでの海洋哺乳類シンポジウム:国境を越えたイルカ保全のための教訓を得る

和訳協力:中澤 まどか、校正協力:筬島 順子

2015年8月15日 IUCN Redlist News Release

タイとカンボジアの国境付近のイルカについては、その個体数と越境移動を評価するためにより多くの研究が必要とされているが、地元の漁村がイラワジカワイルカや他のクジラ類の保護と監視に密接に関わるべきである。
地元の監視網の強化に加えて、持続可能な漁業を推進することは、沿岸生態系の健全さの重要な指針である、これらの種を保護するのに役立つ重要な活動の一つである。

これらは、2015年3月30日から4月2日にカンボジアのプノンペンで開催された、Association for Tropical Biology and Conservation Asia-Pacific Chapter(熱帯生物保全学会アジア太平洋部会)の第9回年次大会における、海洋哺乳類シンポジウムの結論である。
Local and global challenges to conserving threatened tropical marine mammals in Asia(アジアの絶滅の危機にある熱帯海洋哺乳類の保全に向けたローカルおよびグローバルな課題に関するシンポジウム)には、イルカ保全の取り組みやその他の情報を共有し、また特に、IUCN(国際自然保護連合)の越境イルカ保全プロジェクトに情報を提供するために、南アジアや東南アジアから研究者が一堂に会した。

「タイやカンボジアの沿岸イルカにとっての緊急課題の一つである、漁具に絡まってしまうことに対処するために、私たちは地元集落の支援と協力を得るために、協力して活動する必要があります。地元集落はイルカ保全のすぐれた担い手となり得るのです」と、タイのDepartment of Marine and Coastal Resources(海洋沿岸資源省)のEastern Gulf of Thailand Marine and Coastal Research Center((仮)東タイランド湾海洋沿岸研究センター)に所属する海洋生物学者のChalatip Janchompoo氏が述べた。

プロジェクトは、国境をまたいで移動するイルカの動き・個体数・共有している脅威の理解を深めるために、カンボジアとタイとの間で情報の共有を促進している。
「トラート地域(カンボジアと国境を接するタイの県)内の沿岸イルカはとても重要です。しかし、過去2年間に発見されたイルカの死骸がとてつもなく多いことからわかるように、彼らは深刻な脅威に直面しています。研究結果は、イルカのためだけでなく、海洋資源を長期的に持続可能にするために、魚場の設定や漁具の利用制限などの地元との協定に情報提供するため、また漁業をより持続可能な行いとするために使うべきです」と、IUCN東南アジアグループ代表で、プロジェクトマネージャーであるPetch Manopawitr氏は述べている。

プロジェクトのキックオフミーティングでは、タイの海洋沿岸資源省と、カンボジアのFisheries Administration(水産局)、またカンボジア・ココン州のPeam Krasop Wildlife Sanctuary((仮)ペアムクラサオプ野生生物保護区)の代表者らが、二カ国間の協力とデータ共有について議論した。
さらに、Wildlife Conservation Society(野生生物保護協会)のBangladesh Cetacean Diversity Project((仮)バングラデシュクジラ類多様性プロジェクト)を担当しているRubaiyat Mansur氏は、バングラデシュ南部での長期的なイルカ保全・監視プロジェクトによる経験や教訓を共有した。

「このシンポジウムは、国境を越えた継続的な情報共有の糸口となるべきものです。死亡率の監視網を強化し、タイ・カンボジア国境の両側で地元の意識と能力を高めることは、この国境地帯で危機にあるイルカの種を保全するための鍵なのです。私たちはこの国際的に意義深いイルカ個体群が確実に生き残れるようにするために迅速に行動する必要があります」と、野生生物保護協会のAsian Freshwater and Coastal Cetacean Program((仮)アジア淡水・沿岸クジラプログラム)の代表であり、IUCNのSSC(種の保存委員会)、Cetacean Specialist Group(鯨類専門家グループ)のアジアコーディネーターであるBrian Smith氏は述べた。

ニュースソース
http://www.iucnredlist.org/news/marine-mammal-symposium-in-phnom-penh-drawing-lessons-for-trans-boundary-dolphin-conservation

 

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