フォト
無料ブログはココログ
2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« 象牙取引:モンバサ港での覆面調査で管理の甘さが明らかに | トップページ | どうなる? タイの悪質なタイガーテンプルから没収されたトラ »

2015年7月17日 (金)

タイ政府、非道なタイガーテンプルのすべてのトラの押収を計画

和訳協力:野中 祐子、校正協力:花嶋 みのり

2015年4月9日 One Green Planet―Animal Monster

一連の大きな出来事の末、タイのDNP(国立公園・野生動物・植物保全局)のNipon Chotiban局長は、タイガーテンプルにいるすべてのトラを4月末日までに解放するよう命令を下した。
これは、虐待と違法な野生生物取引に関する多くの報告を受け、15年以上に渡りこの施設の閉鎖を求めて闘ってきた、野生動物保護活動家たちと動物の権利保護活動家たちにとって、大きなニュースである。

これら「宗教的指導者たち」の道徳的な倫理観を問う多くの指摘とともに、インターネット上に多数の議論が巻きおこってきている一方、トラとのツーショット写真を撮影するために最高180ドル(約22,000円、2015年6月21日付換算レート:1USドル=123.3円)を支払っても良いという、観光客からの根強い、利潤の高い需要があるという事実も相変わらず存在する。
名の通ったメディアや影響力がある有名人によって思いがけず煽られた、もの珍しくて残忍な余興を自分も楽しみたいという自己陶酔的な欲望なのだ。

トラとのツーショット写真が動物虐待を煽る

新しく崇高なトラ保全の方法としてタイガーテンプルの僧たちの業績を歓迎するドキュメンタリーシリーズが2002年に放映されてから、寺の訪問者数とトラの個体数が急増したのは偶然ではない。
これらのトラが人間の利益のために奴隷として使われているという可能性を無視し、プロデューサーは僧たちを、トラたちの維持管理費の高騰のためにやむなく入場料を取っている、哀れみ深い世話人として描いている。
寺への多くの訪問者が、自分たちが実際にトラを助けているのだといかに信じるに至ったか、また海外からのボランティアたちがなぜ行政の救出措置を邪魔するに至ったかは容易に理解できる。

著名人たちはみな、富もあれば、知識を得る道もあるにもかかわらず、無知極まりない。
BBCが最近作成した「世界を愛する50の理由」のリストを見てみよう。
28番目には、タイのトラの隣でうっとりとポ-ズを取っているスティーブン・タイラーが取り上げられている。
このような評判の高いメディアがそのように不注意であることはさらに懸念される。

驚くことに、我々がよく知られているべきことだと思う内容についてでさえ、無知であることが多いのだ。
最も大きな影響力を持つ人々が、異国での休暇の際に、トラを抱きしめたりゾウに乗ったりすることを続けているようでは救いようがない。
若者の60%は、ソーシャルメディアで映し出される好きな有名人の行動を真似るという調査結果があるのだ。

ビヨンセやジェイ・Z、リアーナには、合わせて6千万人ものフォロワーがいる。
このような有名人たちは、もっときちんと知識を得て、野生動物たちを本来の姿に戻してくれる、定評のある野生動物保護区を訪れるという選択ができたはずだ。
そうすれば恐らく、トラが実際はかなり狂暴であることを知り、トラが薬を投与されていないときはなおのこと、一緒に写真を撮りたいとは思わなかっただろう。

動物の搾取に終止符を

ほんの少し前まで、我々はサーカスや見世物、そして動物園にいる動物たちについてなんとも思っていなかった。
野生動物の肉が取引され、ゾウが今もって家畜として認識されているアジアのような地域でもっと教育が必要であることは否定できない。
野生動物とのツーショット写真を撮影したいという人々の恐ろしい欲求を、メディアが魅力的に描いたり推奨したりするのを止める必要があるのと同様に、こうしたアジアの残酷な慣習はやめさせる必要がある。

「タ イのタイガーテンプルは、ここ2、3年の間に注目の的となっている、この不幸な野生動物とのツーショット写真の流行の中心地となっています。これは世に真 実を知らしめる絶好の機会です」と、One Green Planetの共同創設者でありチーフ・エディターであるNil Zacharias氏は述べている。
「トラの福祉に配慮し、保全と保護活動に焦点を合わせているという僧たちの主張にもかかわらず、我々One Green Planetはこの1年、このおぞましい観光名所や同様のケースの背後にある残酷な事実を明らかにする詳細な記事を取り上げてきました。我々はこの前進を 歓迎するとともに、タイガーテンプルの閉鎖のために長年闘ってきた、動物の保全や・動物の権利に関わる団体の活動を称賛します」。

タイガーテンプルからのトラの押収は大変素晴らしいニュースである。
これはすべての人々、特にメディアにとって、野生動物の搾取を魅力的に見せる前に、もっと責任を取り、彼ら自身が学ぶための道標となるべきものである。
このような無知は弁明の余地がなく、野生動物から利益を得る人々と同様に、動物にとって残忍なことである。

・野生動物は人間の所有物ではない
・野生動物はペットでもなければ組織のマスコットでもない
・野生動物は動物園での展示品でもなければ、器用なサーカスの芸人でもない
・野生動物はお金もうけのための道具でもないし、異国情緒豊かな食べ物でもない
・野生動物は苦痛や飢えを感じられ、それと無縁でいる権利がある生き物である

ニュースソース
http://www.onegreenplanet.org/animalsandnature/government-seizes-all-tigers-from-thailands-tiger-temple/

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
gooddoでクリックやFacebookいいね!をしてJWCSを支援
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« 象牙取引:モンバサ港での覆面調査で管理の甘さが明らかに | トップページ | どうなる? タイの悪質なタイガーテンプルから没収されたトラ »

02 トラ」カテゴリの記事

19 アジア」カテゴリの記事

36 野生生物の利用と取引」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/60728257

この記事へのトラックバック一覧です: タイ政府、非道なタイガーテンプルのすべてのトラの押収を計画:

« 象牙取引:モンバサ港での覆面調査で管理の甘さが明らかに | トップページ | どうなる? タイの悪質なタイガーテンプルから没収されたトラ »