コンゴ共和国、押収した象牙の備蓄を焼却処分に
和訳協力:河本 惠司、校正協力:長井 美有紀(Myuty-Chic)
2015年4月29日 African Conservation Foundation News
コンゴ共和国政府は、アフリカの野生生物犯罪に対しての反対の姿勢を強く示すため、押収したおよそ5tの象牙について、押収した木材を燃料にして焼却処分にする。
この儀式は、動植物の不法取引に立ち向かう初のアフリカ全域を対象とした戦略の公表に先行して、ブラザヴィルで実施される。
関係する公式文書や行動計画案は、6月にダーバンで開催されるAfrican Union Summit(アフリカ連合首脳会議)にて議論される。
野生生物の違法取引は生物多様性や生態系の荒廃を招き、食品や飲用水の供給が脅かされ、アフリカに住む何百万もの人々の暮らしが損なわれる。
また、人々の不安をあおり、紛争や汚職を助長し、国から財産を奪い、法による支配を弱体化させて社会を分裂させる。
密猟や違法取引は、アフリカやその他の地域での持続可能な発展努力の直接的な脅威となるのだ。
会議名:International Conference on the Illegal Exploitation and Illegal Trade in Wild Flora and Fauna in Africa((仮)アフリカの野生動植物の違法な搾取と違法取引に関する国際会議)
日時:4月29日午前9:00(GST)
場所:パレ・デ・コングレ、ブラザヴィル、コンゴ共和国
出席者:コンゴ共和国Denis Sassou Nguesso(ドニ・サスヌゲソ)大統領、Forest Economy and Sustainable Development(森林経済と持続可能な開発省)Henri Djambo大臣、コンゴ共和国国連常駐調整官Anthony Ohemeng-Boamah氏、国連開発計画Director/Chief of Profession-Sustainable Development((仮)持続可能な開発専門ディレクター/チーフ)Nik Sekhran氏、国連開発計画-地球環境ファシリティGlobal Advisor on Wildlife & Forestry EnforcementのPaul Harrison氏
ニュースソース
http://www.africanconservation.org/wildlife-news/congo-republic-to-burn-seized-ivory-stockpile
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