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2015年5月26日 (火)

BP裁判のヤマ場はメキシコ湾沿岸への長期的影響

和訳協力:和田 一美、校正協力:東川 かよ

2015年2月2日 Ocean Conservancy Blog

ニューオリンズでBP裁判が続く中、先週、メリーランド大学の海洋科学の教授であるDonald Boesch氏が証言を行い、海を愛する人々の召集を実際に促すことになった。
海産魚やその生息環境、また野生生物に対する影響の多くが、「見えないものは忘れ去られていく」状況であり、その影響が一般公開されないケースも多々ある。

米国検事側の狙いは、Boesch教授の証言を通して、BP Deepwater Horizon (BP社のディープウォーター・ホライズン石油掘削施設)で起きた、原油流出による惨事の深刻さを浮き彫りにすることである。
また、8つの要因の1つが判事が定める環境面での制裁金を決定することになるため、その証言を、最高額で137億USドル (およそ1兆6千億円、2015年2月21日付け換算レート:1USドル=119.1円) の制裁金を課す論拠にしようとしている。
同教授は、深海のサンゴや原油にまみれたメキシコ湾の海底に生息するその他の生物たちを含め、海洋へ影響する可能性がある憂慮すべき実態を供述した。

イルカは肺病と体重の減少に苦しんでいる。
Sargassum (ホンダワラ属の海藻) は、ウミガメの子どもや群れをなす幼魚たちには不可欠な流れ藻だが、原油に覆われ、その重みで沈んでしまった。
メキシコ湾の食物網の基盤である、海面やその周辺に生息するプランクトンやバクテリア、原生動物や小型の甲殻類も、分散する有害物質や原油から逃れる術はまったくなかった。
ペリカンやカモメ、カツオドリなどといった、何十万羽もの海鳥や浜辺を利用する鳥も命を落とし、その大多数が海底に沈んだか、あるいは湾内のその他の人の手が届かない場所に流れ着いたと推定される。

「このような種の回復の可能性はよくわかりません。時間のかかるプロセスなのです」とBoesch教授は言う。
「この影響がいつまで続くのかでさえ、まだわからないのです」。

Boesch教授のような科学者たちの取り組みと証言によって、メキシコ湾が受うけた影響の深刻さの度合いが浮き彫りになり始めている。
更には、環境復元への投資や、環境を圧迫し、劣化させている慢性的原因 (例:魚の乱獲、汚染、酸欠海域の存在、沿岸の浸食、生息域の破壊) の解決を通じた湾の環境再生が、新たな緊急課題であることを提示してくれている。

幸いなことに海洋への影響は改善することができる。
再生プログラムがようやく始まり、賢明な投資戦略もあり、メキシコ湾沿岸沖で失われたものをあるべき状態に戻し、再生させることも可能である。
メキシコ湾の海の野生生物とその生息環境を再生するために費やされる資金は、プロジェクト資金総額のわずか9%のみである。
しかし、BP裁判に従って行われる再生に、原油流出事故が始まった場所である海洋環境を確実に加えることで、この数字も変えることができる。

ニュースソース:
http://blog.oceanconservancy.org/2015/02/02/bp-trial-highlights-lasting-offshore-impacts-in-the-gulf/#more-9775

 

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