野生生物犯罪を暴く
和訳協力:大喜多 由行、校正協力:高橋 哲子
2015年1月15日 Bone Free Foundation News
コンゴ共和国の主要空港で、ブッシュミートの密輸の捜査に探知犬を活用しようとする同国の新たな試みは、EAGLE Networkによる12月の報告書の目玉の一つである。
犯罪捜査をする犬は、ブラザヴィルにあるマヤマヤ国際空港から密輸されようとしていた、生きた小型のワニ4匹を押収するという成果をすでに挙げている。
一方ベナンでは、こうした画期的な地域ネットワークを作り上げる国家プロジェクトの代表者を集めた発足会議が開かれた。
EAGLE-Eco Activists for Governance and Law Enforcement((仮)ガバナンスと法施行のための環境活動)の最新の月次報告書には、野生生物を保護する国内法の施行を支援する目的で、西アフリカおよび中央アフリカの8カ国で行われている活動に関する、示唆に富む最新情報が掲載されている。
各国の活動はカメルーンにあるLAGA(Last Great Ape Organisation、最後の大型類人猿協会)が定めたやり方に倣っており、その中には、潜入捜査、政府当局と連携した逮捕活動、訴追手続きの間中続けられる監視と支援、そして普及啓発のためのメディアによる広報促進が含まれる。
中央アフリカ共和国のプロジェクトは、治安上の懸念を理由に現在保留となっているが、他の国々による報告書には、象牙やヒョウ皮、green turtle(アオウミガメ)を含め、生きたチンパンジーからセンザンコウの鱗に至るまでの野生生物製品を取り扱う業者に対する検挙が盛り込まれている。
ニュースソース
http://www.bornfree.org.uk/news/news-article/?no_cache=1&tx_ttnews%5Btt_news%5D=1750
★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
→gooddoでクリックやFacebookいいね!をしてJWCSを支援
→クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付
※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村
« キタシロサイが死により亜種としての絶滅が間近に | トップページ | ザンビア野生生物管理局、野生動物の密猟品売買撲滅を目指しCOMACO農家の支援を得る »
「37 野生生物犯罪」カテゴリの記事
- ブラジルの先住民グループが違法伐採をめぐる数十年の争いに勝利(2022.04.19)
- 香港市場に出回る絶滅危惧種であるハンマーヘッドシャークのフカヒレは、主に東太平洋地域産であることが判明(2022.04.12)
- 空輸による動物密輸と人獣共通感染症拡散の防止(2022.01.11)
- 絶滅寸前のヨーロッパウナギが香港のスーパーマーケットに流通(2021.10.26)
- クマに注目―パンデミックでインドネシアのマレーグマの違法取引が悪化する可能性(2021.08.24)
「22 アフリカ」カテゴリの記事
- ディスコライトでパニック:ボツワナのチョベ地区におけるアフリカゾウの侵入を防ぐ太陽光発電ストロボライト(2021.10.19)
- コロナ禍でのトロフィー・ハンティングの禁止がアフリカの野生動物と人々の生計を脅かす(2021.08.31)
- ボツワナでゾウ狩りライセンスのオークションが開始される(2021.01.15)
- 9.5tものセンザンコウのうろこの押収により、野生生物犯罪への対応強化がナイジェリアで必至に(2020.10.20)
- 保護区域周辺の人間と野生動物の対立を緩和するための地域密着型の戦略の実験的調査(2020.07.07)
この記事へのコメントは終了しました。
« キタシロサイが死により亜種としての絶滅が間近に | トップページ | ザンビア野生生物管理局、野生動物の密猟品売買撲滅を目指しCOMACO農家の支援を得る »
コメント