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2015年3月16日 (月)

インド洋ウミガメ生息地ネットワークが発足

和訳協力:井上 貴史、校正協力:加藤 哲子

2014年9月12日 CMS News

25カ国の代表者および傍聴者は、インド洋とその周辺におけるウミガメ保護に向けた取り組みを強化する一連の対策について合意に至った。

このカリスマ的な動物は、生息地域の多くの場所で、密猟や卵の採取、沿岸域開発、漁業での混獲や海洋廃棄物により脅威にさらされており、Convention on Migratory Species(CMS:移動性野生動物の種の保全に関する条約、通称「ボン条約」)の採択されたドイツのボンで1週間にわたって開催された会議において、議題の中心となった。
6種のウミガメにおける国際的保護の取組みは、Indian Ocean - South-East Asia Marine Turtle Memorandum of Understanding(IOSEA:インド洋・東南アジア地域ウミガメ協定)として知られている、CMS傘下の政府間協定により取り決められた。

会議で注目を集めたのは、ウミガメにとって重要な生息地のIOSEAネットワークの正式な発足であり、これは生息地を基準とした保護活動において、共通の枠組みを発展させるという10年におよぶ努力の賜物である。

「IOSEA生息地ネットワークが発足したことは、インド洋に生息するウミガメを国境を越えて保護するための画期的な出来事です」と、2003年からバンコクに拠点をおいてIOSEAプログラムを指揮しているDouglas Hykle氏は述べた。
また、「このネットワークは、心躍る新たなパートナーシップの下、広範囲な保護政策に焦点を当て、それを結びつけるのに役立つでしょう」と続けた。

このIOSEAウミガメ生息地ネットワークによって、ウミガメが生活史の中で利用する陸上、沿岸部、および太洋性の生息地の間の連携が促進され、また、一般的には限られた財源により行われる保護活動において、協力や調整がより一層推進されることが期待される。

IOSEA生息地ネットワークはまず、インド洋の9カ国にある10か所の生息地を核としたグループとして設立する予定である。
具体的にはイツァミア(コモロ)、ユローパ島(フランス領)、タミーラ島 (ミャンマー)、Sheedvar Island(イランイスラム共和国)、Turtle Islands Wildlife Sanctuary(フィリピン)、アルダブラ環礁(セーシェル)、イシマンガリソ湿地公園世界遺産地域(南アフリカ)、ブ・ティナ島およびSir Bu Na'air(アラブ首長国連邦)、Rufiji-Mafia Seascape(タンザニア共和国)である。

これらの生息地はすべて、生態学的多くの属性および他の属性を慎重に評価する厳格な選択プロセスを経て、ウミガメやその他の生物多様性の観点から特に重要な場所なのである。

ボンでの会議ではまた、包括的なIOSEA Conservation and Management Plan((仮)IOSEAの保全および管理計画)の実施に向けた進捗状況を再検討し、他のいくつかの重要地域を推薦した。
これには、特に東南アジアで問題となっているウミガメの違法な採取や取引きにおける調査や、ウミガメの利用や保護における人的側面の研究が含まれる。
漁業の網にかかっての溺死事故や、産卵場における光害による障害など、ウミガメに対する既知の脅威に取り組む対策も特に注目を集めた。

会議の冒頭で、CMSのBradnee Chambers事務局長は、2014年11月4日から9日までエクアドルで開催されるCMSのCOP11(第11回締約国会議)において、海洋生物に対する重大な脅威もまた主要な議題となるであろうと述べた。
「この世界的な野生生物に関する条約の枠組みのもとで行われる目標を絞った活動は、野生動物がらみの犯罪や海洋廃棄物、気候変動など、ウミガメが直面する多くの脅威に効果的に対処するのに役立てるものです」とChambers事務局長は述べた。
「ボンでの会議で実証したように、CMSのもとで締結されたIOSEAウミガメ協定は、インド洋におけるウミガメの国際協力および保護活動を促すのに、大変効果的なツールです。世界の移動性野生動物の種の保全を促すことを目的としたCMS傘下の対策の中でも、最も成功したものの一つなのです」。

* * * * * *

Memorandum of Understanding on the Conservation and Management of Marine Turtles and their Habitats of the Indian Ocean and South-East Asia(インド洋および東南アジアにおけるウミガメ類とその生息地の保護と管理に関する覚書)は、インド洋と東南アジア地域の国々と、その他の関連国との枠組みで、共同責任においてウミガメの保全と、個体数の減少を食い止めて回復させるためにともに活動することが可能となる。
現在、地域内の35の国がこの条約の署名国となっている。

IOSEA加盟国第7回会議が、2014年9月8日から11日にかけてドイツ、ボンで開かれた。
この地はUnited Nations Environment Programme (UNEP:国連環境計画)により制定されたCMSの発祥地である。

ニュースソース
http://www.cms.int/en/news/network-sites-indian-ocean-marine-turtles-launched-0

 

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