フォト
無料ブログはココログ
2022年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« センザンコウが食べつくされる | トップページ | インターポール、アフリカにおける環境犯罪専門チームの編成を発表 »

2015年2月22日 (日)

シャムワニの飼育下繁殖プログラムを支える国際協力

2014年9月3日  Fauna & Flora international News

和訳協力:坂本 義教、校正協力:久保 直子

野生のシャムワニ保護のために積極的手段を講じる共同事業

国際協力のもと、Cambodian Crocodile Conservation Project(CCCP:(仮)カンボジア・ワニ保全プロジェクト) は、このほど飼育係の訓練に一役買ってもらうため、インドのMadras Crocodile Bank Trust(MCBT)の施設の管理責任者であるNikhil Whitaker氏を、Fauna & Flora International(FFI:ファウナ・フローラ・インターナショナル)のシャムワニ飼育下繁殖プログラム施設に招いた。

近年CCCPは、野生のシャムワニ個体群を保護するだけでなく、これらの個体群を大きくすることや、飼育下繁殖した個体を利用して、かつてワニが生息していた地域に新たな個体群を定着させることにも重点を置いている。

MCBTは、シャムワニ飼育下繁殖プログラムで大きな成功を収め、また他の18種のワニ類個体群も維持している。
彼らは、ワニの飼育や繁殖管理の技術的専門知識だけでなく、発展途上国の見地からの経験ももたらしてくれる。

「野生に戻すことを目的とする私たちの飼育下繁殖プログラムは、野生のシャムワニを保全するというCCCPの長期目標にとって欠かすことのできないものです」と、カンボジアのFFIでFlagship Species((仮)象徴種保護プログラム)のマネージャーを務めるJackson Frechette博士は語った。

「私たちは、助けてもらうためにMCBTを招きました。なぜなら彼らは、カンボジアでシャムワニの繁殖能力のある個体群を守り、そして復活させるという私たちの取り組みの中で、ますます重要になりつつある飼育下繁殖を指導するために、Nikhil氏を介して、何十年ものその経験をもたらしてくれるからです」。

「2012年に私たちのチームのメンバーは、MCBTの施設を見学してワニの飼育に関する訓練を受けるためにマドラスを訪れました」と、Jackson Frechette博士は続けた。
「今度は、私たちが行っているワニの管理をどのように改善すればよいかを助言するために、フォローアップとしてNikhil氏が来訪してくれます。生産性の高い飼育下繁殖プログラムにするという目標に到達するには、飼育係が国際基準にあるということが重要です。FFIが繁殖プログラムを展開するにあたり、それが必ず達成できるよう、私たちはMCBTやそのほかの国際的な専門家らと共に取り組みを続けていくつもりです」。

2011年以降、CCCPは55頭のワニを野生に放している。
そのうち35頭は寄贈もしくは没収されたワニで、一方の20頭は(野生の卵をとって2~3年飼育した)幼獣のワニで、つい最近、野生に放した。

ニュースソース
http://www.fauna-flora.org/news/international-partnerships-to-help-siamese-crocodile-captive-breeding-programme/

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« センザンコウが食べつくされる | トップページ | インターポール、アフリカにおける環境犯罪専門チームの編成を発表 »

35 レッドリスト 絶滅危惧種」カテゴリの記事

19 アジア」カテゴリの記事

14 両生・爬虫類」カテゴリの記事

40 保全対策」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シャムワニの飼育下繁殖プログラムを支える国際協力:

« センザンコウが食べつくされる | トップページ | インターポール、アフリカにおける環境犯罪専門チームの編成を発表 »