フォト
無料ブログはココログ
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« コンゴのカフジ・ビエガ国立公園における新ゴリラ計画 | トップページ | サメ類5種とオニイトマキエイ類全種の保護を強化 »

2015年1月25日 (日)

エボラ出血熱の大流行により注目される生物多様性の損失と人間の健康との重大な関係についてIUCN野生生物保健専門家グループが声明を発表

和訳協力:山田 由加里、校正協力:河村 美和

2014年10月8日  IUCN statement

国際自然保護連合(IUCN)は、現在韓国で開催されているConvention on Biological Diversity(CBD:生物多様性条約)の締約国会議でIUCN生物多様性保全グループ代表のJane Smart博士の声明を発表した。

現在世界はエボラ出血熱の大流行により非常に危機的な状況に直面している。

この病気の潜在的な原因が、開発と生物多様性の損失に関連していることに気づいている人はおそらくまだ少なく、ほとんど関係はないと思われている。

しかし、現実には関係があり、生物多様性条約がこの問題のリーダーシップを示し、生息地の変化とそれに関連する生物多様性の損失とが、人間の健康とどのように関わっているかを明らかにすることの重要性について、人々に注目してもらうことが必要であると、IUCNは考えている。
人間の健康と生物多様性の両者を守る「原点回帰」の取り組みがいかに必要であるかを明確に説明することが、本来的に重要なことなのだ。

たとえば、生物多様性の専門家の間でさえ認識は広まってはいないが、森林破壊による土地の利用の変化が人間の病気発生の主な原因となっている。

当然のことながら、生息・生育環境の変化によって、生態系の機能が根本的に変わってしまうだけでなく、食の安全は脅かされ、人間が伝統的な薬を利用することもできなくなる。

特にエボラ出血熱の場合、人間と大型類人猿の両方で、猛烈な勢いで感染が広範囲に広がっており、人間の健康と生物多様性の脅威を象徴している。
エボラ出血熱の大流行は、感染した野生生物を狩猟し、それを消費することが原因であるが、今度は野生生物にその脅威が及んでいる。
この大流行における最初の「飛び火」の原因は正確には分かっていないが、感染地域の景観は近年大きく変化している。

自然保護系のグループと衛生関係のグループは、病気と生物多様性の損失の原因解決に向けて「One Health(健康は一つ)」の取り組みを、協働で推進することができる。

その実現に向けて、来月IUCNのWorld Parks Congress(世界公園会議)で、健康と生物多様性に関するさらなる議論が、まさに良いタイミングで行われる。

会議の開催期間中、健康を促進する多くの生態系サービスや、Wildlife Disease Risks Analysis((仮)野生生物の病気のリスク分析)に関するIUCNおよびWorld Organisation for Animal Health(OIE:国際獣疫事務局)のガイドラインなど、病気のリスクを軽減する率先的なツールについて話し合う予定である。

一方、IUCNのSpecies Survival Commission(種の保存委員会)のWildlife Health Specialist Group((仮)野生生物保健衛生専門家グループ)とIUCN加盟組織であるEcoHealth Alliance(エコヘルス・アライアンス)は、人間と動物、そして環境衛生の科学的関係について緊急に調査を行っている。

IUCNは現在、健康と生物多様性の強い相乗作用について、調査を行ったり対策を講じたりすることに特化したネットワークで最大の効果をあげるため、生物多様性条約が上記のグループやそのほかのパートナー組織と協働するよう強く働きかけている。
IUCNはこの動きをサポートする準備が整っている。

IUCNは、世界中の人々の健康に関連する活動を支援するための、生物多様性系のグループと衛生関係のグループからの科学的データの利用を促進する仕組み作りを、CBDが行うことを提案する。

ニュースソース
http://www.iucn.org/news_homepage/?18439/Ebola-outbreak-highlights-critical-links-between-biodiversity-loss-and-human-health-says-IUCNs-Wildlife-Health-Specialist-Group

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。クリックしてランキングにご協力ください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« コンゴのカフジ・ビエガ国立公園における新ゴリラ計画 | トップページ | サメ類5種とオニイトマキエイ類全種の保護を強化 »

31 生物多様性条約」カテゴリの記事

34 IUCN 国際自然保護連合」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/58634250

この記事へのトラックバック一覧です: エボラ出血熱の大流行により注目される生物多様性の損失と人間の健康との重大な関係についてIUCN野生生物保健専門家グループが声明を発表:

« コンゴのカフジ・ビエガ国立公園における新ゴリラ計画 | トップページ | サメ類5種とオニイトマキエイ類全種の保護を強化 »