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2014年12月11日 (木)

ボン条約の科学委員会が条約の第11回締約国会議への道を開く

2014年7月10日 CMS News

和訳協力:河村 美和、校正協力:小林 玲子

Convention on the Conservation of Migratory Species of Wild Animals(CMS:移動性野生動物の種の保全に関する条約、通称「ボン条約」)のScientific Council(科学委員会)は、7月1日~3日にボンで開催された第18回会合で重要な目標を設定した。
科学委員会はこの条約の履行に関して助言し、CMSの主要な意志決定機関であるConference of the Parties(COP:締約国会議)に問うべき重要な課題を特定した。

6月初め、CMSの附属書に含める種についての提案が条約事務局に提出されたことを受け、科学委員会はライオン、ホッキョクグマ、シュモクザメ、ノコギリエイ、イトマキエイ類、オニイトマキエイ類とそのほかの、附属書に掲載する種の科学的な根拠の見直しと、開催が予定されている第11回締約国会議(COP11)に勧告を行った。
この締約国会議で、最終決定が行われることになる。
科学委員会はまた、CMS附属書に掲載する種の選定基準の見直しについて協議し、COP11に提出され、採択を求められる決議文の草案を作成することに同意した。

科学委員会はまた、緊急に保全策が必要な移動性の野生生物の保全に関する行動計画の見直しを行った。
対象は、アフリカーユーラシア間の渡り性陸鳥やアルガリ、太平洋アカウミガメ個体群やセーカーハヤブサである。
すべての行動計画が承認され、COP11での採択が勧告された。

科学委員会は、既存の協定やMemorandam of Understanding(了解覚書)に代わるものとして、CMSの附属書に掲載されている個別の種、または種のグループの保全策の促進のために作られ たConcerted and Cooperative Actions((仮)協調行動と共同行動)の実施の見直しを行った。
アルガリやセーカーハヤブサ、アカウミガメなどの附属書Iの種は、Concerted Actionの恩恵を受ける。
CMSのConcerted Actionのこのほかの顕著な例には、サヘル・サハラ地域のアンテロープ類や中央アジアの哺乳類を対象としたものがある。
科学委員会は複数のConcerted and Cooperative Actionsを一つにまとめることによって合理化することを推奨した。
この提案は締約国会議で検討されるだろう。

数多くの決議の草案が検討され、採択を求めてCOPに提出される。

COP10での要請によって準備された、海洋廃棄物や侵略的外来種が移動性の種に及ぼす影響および中毒性疾患が渡り鳥に及ぼす生態的な影響に関する報告書の最終版が承認され、COP11での採択を求めた決議の草案のために、要旨が提供された。

再生可能燃料もまた、重要な議題として取り上げられた。
科学委員会は包括的な見直しの進捗と、再生可能エネルギーの技術と移動性の種の間の対立を最小限にとどめるか、または避けるためのガイドラインの作成の進捗について確認した。
COP11ではガイドラインとともに、移動性の種の保全と調和する、選ばれたエネルギー分野の発展に関わる、多様な利害関係者からなる特別委員会を設置するという提案が、承認されることが期待されている。
関連する議題として、科学委員会は、気候変動と移動性の種に関するProgramme of Workの草案の見直しを行っており、その草案もCOP11に提出されるだろう。
渡り鳥と渡りルートに関するProgramme of Workの草案も検討された。

会合ではまた、ボートから野生生物を観察する持続可能なツーリズム、移動性のサメ類およびエイ類の保護、CMSの附属書に掲載されている鳥類の分類法や命名法、移動性の種が要求に応えるためのエコロジカルネットワークの適用、渡り鳥の違法な殺害や取引など、様々な項目についての決議の草案が検討された。
それに加えて、クジラ目の文化の保全の意味、商業目的での野生のクジラ目動物の生きたままの捕獲に関する決議の草案を作成するように提言した。

またこの会合では、2015年~2023年に向けてのStrategic Plan for Migratory Species((仮)移動性の種のための戦略計画)へのコメントを出し、採択された後に実施した計画を評価するための指標を検討した。

最後に、限られたコストの中で効果を上げるために、組織の構造改革に関して可能性のある選択肢について、会合で議論した。
これももまた、COP11で協議される予定だ。

会合中に行われた特別イベントで、ウガンダはGorilla Agreement(ゴリラ協定)への加盟の書類を提出した。
ウガンダ代表者のBarirega Akankwasah氏は、それがヴィルンガにおけるコンゴ民主共和国、ルワンダ、ウガンダの三カ国間の協力をより強化するものであることを強調した。
旅行者向けの野生動物観察は、ウガンダの経済において重要な柱であり、人間とゴリラの間の対立を減らすものでもあった。
地域コミュニティはゴリラ観察ツアー収益の20%を受け取っている。
この保全方策はほかの地域で応用しても重要な役割を果たせるだろう。

移動性の種がますます様々な脅威にさらされる時、締約国がこの課題に挑むべきであることを、科学委員会は効果的に説明した。
近々開催されるCOP11で重要な意思決定がされるように道は開かれた。
今こそ行動の時なのである。

ニュースソース
http://www.cms.int/en/news/cms-scientific-council-paves-way-cms-cop11

 

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