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2014年11月 1日 (土)

ソデグロヅルの保護条例締結20周年記念

和訳協力:波照間 隆大、校正協力:米倉 あかね

2014年7月30日 CMS News

Convention on Migratory Species(CMS:「移動性野生動物の種の保全に関する条約」、通称「ボン条約」)は、絶滅危惧種であるSiberian Crane(Grus leucogeranus:ソデグロヅル)の保護に長い間力を注いできた。
Memorandum of Understanding concerning Conservation Measures for the Siberian Crane(Siberian Crane MOU:ソデグロヅルの保全措置に関する了解覚書)は、ボン条約の後押しによって策定された初の覚書だ。
1993年7月1日に締結、1999年1月1日に改訂された。
以来、ボン条約にとって非常に重要なものとなっている。
それゆえにこの歴史的な覚書は長期にわたり、ボン条約の下でこれまでに締結された、移動性の野生動物種を守るそのほかの多くの覚書の見本であり続けている。

Siberian Crane MOUは本来、繁殖期を西シベリアで過ごし、イランやインドで越冬する西部個体群や中部個体群に対象を限ったものだったが、1998年に、中国の陽湖で越冬する、世界全体の個体数の98%を占める東部個体群にも対象を広げた。

現在、Siberian Crane MOUは、生息域がある以下の11ヶ国すべてで署名されている:アフガニスタン(2006年)、アゼルバイジャン(1998年)、中国(1999年)、イ ンド(1998年)、イラン・イスラム共和国(1998年)、カザフスタン(1998年)、モンゴル(2004年)、パキスタン(1998年)、ロシア連 邦(2002年)、トルクメニスタン(1998年)、ウズベキスタン(1998年)。
同様に、以下の5つの協力団体でも署名されている:ボン条約 事務局(1998年)、International Crane Foundation(国際鶴基金、1998年)、Wild Bird Society of Japan(公益財団法人 日本野鳥の会、2000年)、Wetlands International(コンサベーション・インターナショナル、2007年)、Cracid and Crane Breeding and Conservation Centre(2007年)。

ソデグロヅルの保護状況を継続的に監視するための定期的な会合を通じ、Siberian Crane MOUの加盟国は数年に渡り、直面する課題をや脅威を特定することができ、またその対応策を導き出すことにも成功した。
熱心な活動により、ソデグロヅルの西部、中央部、東部個体群の渡りルートの詳細な保全計画が作成・実施され、すべての利害関係者の協力によって、多くの異なる分野の作業で重要な成果が導き出された。
柱となる計画は3つある。
まず、現存するソデグロヅル個体群の死亡率を低下させること、そして生息地を保護・管理し、生息域の国々や関連団体にさらに協力してもらうこと。
さらには、西部および中部個体郡の個体数や遺伝的多様性を増やすことだ。
保護計画の実施状況は、覚書の加盟国間会合で定期的に見直され、次の会合までに取り組む枠組み作りのために更新される。

これらの活動の主な成果としては、2009年のUNEP(国際連合環境計画)/GEF(地球環境ファシリティ)のSiberian Crane Wetland Project(ソデグロヅル湿地プロジェクト)の成功が挙げられる。
生息地、国、渡り経路における保護効果を高めることで、このプロジェクトはSiberian Crane MOUの実施や、ソデグロヅルにとって重要な16の生息域間のネットワークの安定を促す役割を果たしてきた。

了解覚書のもとでの重要な取り組みは、西・中央アジア地域ソデグロヅル等水鳥重要生息地ネットワーク(WCASN)である。
これは2007年5月18日にカザフスタンで開催されたSiberian Crane MOUの第6回加盟国会合における、特別署名式を経て正式に発足したものだ。

Siberian Crane MOUの枠組みの中での、締結後20年間の経験と飛躍的な進歩をふまえ、今後の課題と向き合い、力と資源を注ぎつづけて、ソデグログルの未来を全生息域で守っていく必要がある。

2014年11月4日~9日に、ボン条約の第11回締約国会議がキトにて開催される。
ボン条約制度の実施における様々な文書の一例として、Siberian Crane MOUの活動報告が行われる予定だ。
この会議では関連する議題として、渡り鳥やその渡り経路に関する野心的な活動プログラム、渡り鳥を中毒から守るガイドライン、アフリカ・ユーラシア地域の移 動性陸鳥のための行動計画、セーカーハヤブサのための世界保全行動計画、そして渡り鳥の密猟の解決策なども議論される予定となっている。

ニュースソース
http://www.cms.int/en/news/celebrating-20th-anniversary-siberian-crane-mou

 

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