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2014年10月26日 (日)

最前線にて―気候変動に直面する小島嶼国に支援

和訳協力:野中 祐子、校正協力:日原 直子

2014年6月5日 IUCN News Story

Small Island Developing States(SIDS:小島嶼開発途上国)は、気候変動の最前線に立たされている。
これらの国々は、気候変動による影響を真っ先に受けることになるため、このかつてないほど増大している脅威に対し、率先して取り組む国々の中に名を連ねている。

今日、6月5日は世界環境デーである。
気候変動のみならず、増大する数々の危機に直面している島嶼国を保護する喫緊性について、より深い理解を推進することを目標に掲げている。
島嶼国の地域社会の多くが、直接的に天然資源に依存しているが、天然資源は、開発、魚の乱獲、資源の採取、外来種を含む数々の脅威により劣化している。

IUCN(国際自然保護連合)は世界環境デーを記念して、島嶼の地域社会の回復力を高めるよう援助している活動を大きく取り上げる。
我々IUCNは、太平洋からカリブ海の国々の政府に対し、国家規模の持続可能な開発計画へ自然保護をいかにして統合するかについて助言を行い、また堅実に資源管理を行うために地域社会と共に活動している。

沿岸地域の住民が食糧や収入源として依存している海洋資源の保護の方策として、Locally Managed Marine Areas(LMMAs:地域主導型管理海域)が、続々と設定されている。

LMMAのネットワークには、太平洋に属するミクロネシア連邦、フィジー、パラオ、パプアニューギニア、ソロモン諸島そしてバヌアツの6カ国を含む、8カ国の500を越える村が参加している。
この取り組みは、マダガスカルやインド洋の西側などの、遠く離れた国々にも広まってきている。

太平洋におけるLMMAの成功例の1つは、バヌアツのグナ・ペレ海洋保護区のネットワークである。
このネットワークには3,000haを超える保護区域に、海洋および陸生資源の保護に従事する、16の原住民のコミュニティが含まれる。

それぞれのコミュニティが、立ち入り禁止の禁忌域も含むそれぞれ異なる海洋保護区の区分を行った。
グナ島のウナカップ村では、3つの区域が設定された。
禁漁の永久保護区、漁獲がコミュニティの特別行事にのみ許される一時的保護区、そして環境破壊的な漁業行為や乱獲を禁ずることを条件とする一般利用可能区域である。
これらの施策は、対策がとられていない海域に比べ、より多くの魚や海洋無脊椎動物の保護へと結びついている。

IUCNは、Pacific Island Roundtable for Nature Conservation((仮)自然保護のための太平洋島嶼円卓会議)およびBiodiversity and Protected Areas Management(BIOPAMA:生物多様性と保護区管理)プログラムを通じて、LMMAの管理も含む保護地域管理の改善のための支援を行ってい る。
IUCNとLMMAネットワークは双方ともこの円卓会議のメンバーであり、円卓会議は、各機関の自然保護活動の調整に役立っている。
アフリカ、カリブ海、太平洋全域および、LMMAネットワークの6島嶼国を含めた地域で、BIOPAMAは、保護地域における能力構築と意思決定力の増強のために、最良の利用可能な科学と知識を利用することの推進を図っている。

欧州連合の最外部地域、海外諸国領および領域(あるいは要するにヨーロッパ諸外国)は、小さな島から大きな陸地まで、熱帯から極圏に及ぶ地球上の全主要地域に亘る。
これらの総領域は440万㎢におよび、これはヨーロッパ大陸の規模に相当し、固有の種および生態系が多く存在する所であり、人的影響、特に気候変動の影響を受けやすい。

これらの領域の回復力を向上させるのを援助するために、IUCNは欧州委員会から資金を得て、BEST(Biodiversity and Ecosystem Services in Territories of European overseas、(仮)欧州外部領域における生物多様性と生態系サービス)イニシアティブに取り組んでいる。
このイニシアティブは、現在16の現地プロジェクトを実施しており、発展が期待されている。
これらのプロジェクトは、地元に報酬をもたらす方策を創り出すという視点から、カリブ海の海洋保護地域による利益とサービスを評価するというものから、森林やサンゴ礁といった生態系の復元や、島嶼の生物多様性を衰退させている外来種の駆逐などに及ぶ。

2014年世界環境デーについて

世界環境デーは、環境に関する世界の認識および活動を推進するための、国際連合の重要なイベントである。
2014年を小島嶼開発途上国年とした国連の決定に賛同し、2014年の世界環境デーは、気候変動のより広範な流れの中で、小島嶼開発途上国をテーマにした。
このテーマが、9月に行われる第3回小島嶼開発途上国国際会議に向けて勢いをつけ、増大しつつある脅威に直面する島嶼国を守るための援助活動に対する理解を促進することを目標としている。

ニュースソース
http://www.iucn.org/news_homepage/?14913/On-the-frontline--helping-island-states-face-up-to-climate-change

 

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