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2014年10月10日 (金)

FAO、西アフリカでのエボラ出血熱流行におけるオオコウモリの危険性を警告

和訳協力:湯川 祥子、校正協力:木田 直子

2014年7月21日 FAO News Article

FAOは、ギニア・リベリア・シエラレオネで、野生生物から人間への致死性ウイルスの感染阻止の支援のため活動中。

FAO(国連食糧農業機関)は今日、オオコウモリなどのある種の野生生物を食べると、エボラウイルスに感染するリスクがあることについて、西アフリカの農村における啓発活動がさらに必要であるとの警告を発した。

ギニア・リベリア・シエラレオネでは史上最悪の流行となったエボラウイルスを封じ込める取り組みが続いているが、同ウイルスは、感染した人間のものと同様に、感染した動物の血液や体液に直接接触することで感染する。

西アフリカでの流行は、ウイルスに感染した野生生物から人間へ種を超えて感染したときに始まり、その後人から人へ感染が広まっていったと考えられている。

各国政府や国際的な保健機関にとっては、人から人へのウイルス感染を防止することは最重要課題である。
一方でFAOは、生活に要する食糧・収入のために、ブッシュミート、または森林で得られる食用肉のために狩猟を行う農村で、野生生物からのウイルス感染のリスクについて意識を高めるべく、 World Health Organization (WHO、世界保健機関)と連携している。
このような農村では、オオコウモリや一部の霊長類、ダイカーなどの、ウイルスを保有している可能性がある動物により、将来的にウイルスが人に感染する危険がある。

「狩猟をすべて止めるべきだと言っているのではありません。すべて止めるというのは現実的ではありませんから」とFAOのJuan Lubroth主席獣医官は話す。
「し かし農村には、『死んでいる動物に接触してはならない』『どんな動物でもすでに死んでいたら、その肉を売ったり、食べたりしてはいけない』という明確な忠 告が必要なのです。また、病気に罹っていたり通常見られない行動をしていたりすることもまた、危険を示す兆候であるため、それらの動物の狩猟は避けるべき です」。

FAOによれば、オオコウモリは、通常干物にされるか香辛料と一緒に煮て調理されてから食されるが、エボラウイルス宿主の最有力候補と考えられており、この病気の症状が出ないままウイルスを保有していることがあるため、接触を全面的に避けたほうがよいとのことである。

「肉を高温で調理したり、しっかり燻したりすればウイルスは死滅しますが、感染した野生生物を取り扱う人や、皮を剥いだり食肉用に加工したりする人には皆、ウイルス感染の危険があります」とLubroth氏は話す。

努力を阻む迷信と不信

同地域のいくつかの政府がブッシュミートの販売や消費を非合法化するために尽力してきた一方で、禁止の徹底は不可能であることが露呈し、農村社会からは懐疑や不信の目で見られている。

「不信感が広がり、医療の助けを求める代わりにむしろ患者を隠そうとしているほどです。多くの迷信や噂がうずまく中で疾病をコントロールするのは、極めて困難なことです」と、FAOの獣医公衆衛生官・エボラ対策担当のKatinka de Balogh氏は話す。

de Balogh 氏は、同地域の一部では、恐怖のため自分の畑で働くこともできない農業従事者がいる一方で、閉鎖される市場も出ており、この大流行が食糧安全保障に及ぼす可能性のある影響について懸念が増していると話した。

FAOのアクションプラン

FAOはすでに物資を提供し、またギニア・リベリア・シエラレオネで、政府、WHOの各国事務所、そのほかの協力団体と連携し、地元ラジオや農業改良普及事業などの既存のネットワークを通じて、コミュニティレベルでウイルスへの理解が深まるよう働きかけている。

「農村では、人から人、野生生物から人への両方の感染リスクを理解することが極めて重要です。それによって彼らは、自分達自身で情報に基づいて決断することができるようになります」とde Balogh氏は話す。

FAOは、野生生物を保護するレンジャーや獣医師、地元の大学と協働し、ウイルスの早期検出をサポートする野生生物監視システムの設置に向け、政府とともに活動することになっている。

de Balogh 氏は、「動物集団において異常な大量死が発生した場合、農村はそれを伝えるという重要な役割を担っています。それはまた、農村との協力が極めて重要である、もうひとつの理由でもあります」と話す。

さらにFAOは、地域住民がもっとタンパク質と収入を得られるよう、衛生的で持続可能かつ長期的な家畜生産の代替え方策を見つけるため、生活における狩猟の役割を見直す支援を行っていく。

西アフリカでの最初のエボラ出血熱患者は2013年12月に発症したと考えられており、WHOは同地域において600人以上がエボラ出血熱が原因で死亡したとしている。

エボラ出血熱では多臓器不全が起こり、患者によっては重度の出血症状が現れ、発症患者の90%までもが死に至る。
これまでのところこの病気に対するワクチンはない。

http://www.fao.org/news/story/en/item/239123/icode/

 

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