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2014年9月24日 (水)

世界の島々のユニークで素晴らしい自然を祝福

和訳協力:赤瀬 エリサ、校正協力:東海林 洋子

2014年5月22日 IUCN News Story

IUCNは、世界中の加盟組織と協力団体らと共に、International Day for Biological Diversity(IDB、国際生物多様性の日)を祝い、創意工夫、イノベーションや伝統的な知識を通して、差し迫った世界的諸問題に対処する際に、島々が担う役割を提唱している。

国連は、生物多様性の問題への理解と意識を高めるため、5月22日を国際生物多様性の日とすると宣言した。
今年のテーマであるIsland Biodiversity(島の生物多様性)は、2014年の国連総会で指定された、International Year of Small Island Developing States(国際小島嶼開発途上国年)と一致するよう選ばれた。

島嶼は、生物多様性の保全に関しては非常に特別な状況にあり、天然資源の乱開発だけでなく、気候変動、観光や侵略的外来生物などの影響に特に弱い。
例えば、ジャマイカのゴート島では、ジャワマングース(Herpestes javanicus)の導入により、ジャマイカツチイグアナ(Cyclura collie)の地域絶滅を引き起こした。
マングースが幼いイグアナやイグアナの卵を捕食し、今日ではジャマイカツチイグアナはジャマイカのHellshire Hillsの狭い地域のみでしか生息するしていない。
Portland Bight Protected Area(ポートランド湾保護地域)周辺における港湾開発計画は、絶滅危惧IA類に分類されるこの種にとってさらなる脅威となり、ゴート島にこの種を再導入する将来のいかなる保全計画も拒否する。
もしこの港湾の開発が進めば、そのプランは台無しになるだろう。

ヨーロッパでは、島嶼は人気のある観光地で、在来種に対する開発の影響は慎重に緩和されなければならない。
また開発の影響評価時には、絶滅危惧種は法的保護を与えられる。
Sardinian Long-eared Bat(Plecotus sardus、サルデニアに固有のウサギコウモリ属のコウモリ)は2002年、イタリアのサルデニア島で初めて確認され、IUCNレッドリストに絶滅危惧Ⅱ類として記載された。
この種の森林の生息地は、林業の管理活動のため森林の質が低下し、またねぐらは観光事業によって荒らされている。
有難いことに、Sardinian Long-eared Batは、州のほとんどの範囲において国の法令で保護されており、またEUのHabitats and Species Directive(生息地指令)の付属書Ⅳの記載種であるとともに、ボン条約(Eurobats(欧州におけるコウモリの保全に関する協定))や Bern Convention(「ヨーロッパの野生生物及び自然生息地に関するベルン条約」、通称「ベルン条約」)を通しても保護されている。

ガラパゴスのイサベラ島は、世界でもっとも個体数の少ない鳥類の一つで、IUCN Red List of Threatened Species™ (絶滅危惧種に関するIUCNレッドリスト)で絶滅危惧IA類として記載されている、Mangrove Finch(Camarhynchus heliobates、マングローブフィンチ)の生息地である。
この種は主に、クマネズミの移入による捕食と、巣立ち前の雛鳥を殺す吸血寄生虫(Philornis downsi)の脅威に曝されている。
IUCNの協働イニシアチブSOS-Save Our Speciesからの資金提供のおかげで、Charles Darwin Foundation(チャールズ・ダーウィン財団)とDurrell Wildlife Conservation Trust(ダレル野生生物保護トラスト)が実施したプロジェクトを通じて、この種は先行するプログラムの恩恵を被っている。
今年の初め、そのプロジェクトの助成金受領者が、人工飼育下で史上初のマングローブフィンチのヒナの孵化と飼育に成功した。
これらの鳥たちは、この種のマングローブ林の生息地に再び放たれるだろうし、うまくいけば新しいエリアで集団を確立していくだろう。
これは、島の固有種の保全状況を向上させるためにSOS-Save Our Speciesが助成したいくつかのプロジェクトの一つに過ぎない。

約30,000の島々が広大な太平洋に位置し、この地域の12%が保護下にあり、そのほとんどは地域社会によって維持管理される保護地域にある。
Biodiversity and Protected Areas Management(BIOPAMA、生物多様性と保護区管理)に関するプログラムは、特に太平洋の島々で保護地域管理を改善するために、太平洋にある島々と連動し、また支援を行い、地元の保全活動家の能力構築において、地域との共同と地域への支援に熱心に取り組んでいる。
さらにBIOPAMAを通して、IUCNはAfrican, Caribbean and Pacific (ACP、アフリカ・カリブ海・太平洋諸国)において、保護地域の情報格差に対処したり、また保護地域の政策や意思決定を強化するために、利用可能な最善の科学と知識を役立てるようにを促している。

Mangrove Ecosystems for Climate Change Adaptation & Livelihoods(MESCAL、(仮)気候変動適応と生計のためのマングローブ生態系)プロジェクトが、IUCNオセアニアによって運営されている。
そのプロジェクトは、マングローブの保全と管理とを強化することで、気候変動による潜在的な影響に対する太平洋諸島の地域社会の抵抗力を高めようとしている。
マングローブは海岸の保護、土砂の堆積、食料安全保障、および生物の多様性保存において重要な役割を果たしている。
動植物相リストは、ヴァヌアツ、ソロモン諸島、トンガ、サモア、およびフィジーなどの実証試験地で作成されている。
これらの生物多様性調査、マッピング活動、炭素評価、経済評価、および政策と法案の再検討は、5か国すべてにおいて、フィジーの国家マングローブ管理計画のような、政策立案を行う側の意思決定支援ツールの開発のために実施されている。

Small Island Developing States(小諸島開発途上国)が直面している課題は、我々すべてが直面する課題であり、サモアのアピアで9月に開催されるUN Conference on Small Island Developing States(国連小諸島開発途上国国際会議)では、持続可能な開発のためのパートナーシップの構築に焦点が当てられることになっている。

http://www.iucn.org/news_homepage/?14846/Celebrate-the-unique-and-wonderful-nature-of-the-worlds-islands

 

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