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2014年9月14日 (日)

科学の専門家300人がCITES規制対象の野生生物取引の持続可能性を再考察する

チーター、木材取引、ホッキョクグマ、ヘビ、マカク属のサル、カメレオン、タツノオトシゴ、トウダイグサ属の植物が、CITESの科学会議で特に主要な議題として取り上げられる

2014年5月9日  CITES Press Releases

和訳協力:古澤 陽子、校正協力:久保 直子

2014年4月28日から5月8日、メキシコのベラクルス州で開催されたCITES(「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」、通称「ワシントン条約」)のAnimals and Plants Committees(動物委員会および植物委員会)に、爬虫類、チョウザメ類、希少植物、熱帯木材やそのほかの種を専門とする、約300人の世界的な科学者が一堂に会した。

CITESのもと、動物委員会および植物委員会は年に一度会議を開き、野生生物とCITESの35,000以上の保護種から作られた製品の、世界規模の取引の持続可能性を確保するのに役立つ、専門的で科学的な助言を提供している。

2つの委員会の委員長は会議で選ばれ、Animals Committee(動物委員会)委員長にCarolina Caceres氏が、Plants Committee(植物委員会)委員長にMargarita Clemente Muñoz教授が選出された。

両委員会は、Long-tailed macaque monkeys(カニクイザル)、Fischer's two-horned chameleons(フィッシャーカメレオン)、西アフリカとアジアのthree-spot seahorses(タカクラタツ)およびEuphorbia itremensis(マダガスカルの固有植物)の国際取引を、持続可能な段階にまで戻すための、各国による具体的な行動をとるように勧告した。
また、ホッキョクグマ、センザンコウ、リクガメおよびウミガメ、そしてチョウ類を含むそのほかの多くの種の部位の国際取引の持続可能性について懸念を表明し、次回2015年の会議でこれらの実情をさらに詳しく検討する予定である。

両委員会は、CITES規制対象種の部位の国際取引が増加傾向にあるのは、捕獲した個体から繁殖させたもの、または人工繁殖させたものによるものであると述べた。
しかし、取引される部位が野生のものかどうかを判断し、取引を適切に規制することは、たいてい困難である。
両委員会では、ヘビ類やチョウザメ類についての依頼調査や、植林された木からの木材や、そのほか樹木からの生産物に関して再調査するインドでのワークショップの結果を考慮し、この問題を今後もっと詳しく検討する予定だ。

動物委員会は、特に北西アフリカにおけるチーターの違法取引が、この種の状況に与える影響について懸念を示した。
委員会は2014年7月に行われるCITESのStanding Committee(常設委員会)で、この問題について注意を促す予定だ。
動物委員会はまた常設委員会で、常設委員会が国際取引されるヘビ皮のトレーサビリティシステムを検討することと、東南アジア諸国のニシキヘビ皮の備蓄リストを作成され、タグをつけ管理されるようにすることが必要であると提言する。

サメとエイの種の取引に関しては、2014年9月14日に国際取引で規制されるようになる新しいサメ5種とすべてのマンタ(エイの仲間)を加える計画の進展状況が再検討された。
CITES事務局がFood and Agriculture Organization of the United Nations(FAO、国連食料農業機関)と協力して講じた対策は歓迎されたが、特に持続可能性を確実にする方法や、サメおよびエイの製品の同定に関しては、いま以上の取り組みが求められた。

植物委員会は、ローズウッドやコクタンの木材取引を規制したマダガスカルの活動を高く評価し、 CITESの規制対象種である熱帯木材種に関するCITESの施行の改善に大いに貢献し、成果を挙げてきたCITES-International Tropical Timber Organization(国際熱帯木材機関)プログラムの恩恵を、マダガスカルがすぐに受けられるようになることを期待した。

このとき、動物委員会および植物委員会は、共に関心のある課題に取り組むため合同会議も開き、開会式にはベラクルス州知事のJavier Duarte De Ochoa博士、環境天然資源省のJuan José Guerra Abud大臣、Federal Prosecutor for Environment Protection(メキシコ連邦環境検察庁)のGuillermo Haro Bélchez氏、Comisión Nacional para el Conocimiento y Uso de la Biodiversidad (CONABIO、生物多様性についての知識と利用のための国内委員会)のコーディネーターのJosé Sarukhán Kermez博士、Carolina Céceres動物委員会委員長、Margarita Clemente Muñoz植物委員会委員長、John E. Scanlon CITES事務局長が出席した。

開会式では、メキシコがCITESの効果的な施行に深く関わっていることから、メキシコのCITESの管理当局、科学当局および執行当局は、すべて最高レベルだと評された。

合同会議の開会式で、CITES事務局長はCONABIOに対し初のCITES Secretary-General’s Certificate of Merit for Science ((仮)ワシントン条約事務局長科学賞)を授与した。
メキシコのCITESの科学当局としての役割を果たすCONABIOは近年、CITESの科学的発展に大きく寄与した。

CITESのJohn E. Scanlon事務局長は会議の中で、「動物委員会および植物委員会からの科学に基づく提言は、野生生物を持続可能な状態で保護し利用するという彼らの決意を提示する、最も利用価値のある科学的資料を条約締結国に提供しました。我々は、委員会委員、そしてCITESに時間と専門知識を提供してくださったこれらの会議の参加者全員に深く感謝いたします」、と述べた。

「重要で非常に実りの多い会議を催してくださった、メキシコおよびベラクルス州政府と国民の皆様にも深く感謝いたします」と、Scanlon氏は加えた。

次回の動物委員会はイスラエル、植物委員会はグルジアにて、2015年前半期に開催される予定である。

http://www.cites.org/eng/300-Science-Experts-Review-Sustainability-of-CITES-Wildlife-Trade

 

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