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2014年8月23日 (土)

ボン条約の移動性陸鳥の保全行動計画サポートのための研究グループが活動を開始

和訳協力:石黒 モモ、校正協力:稲垣 語祐

2014年3月29日 CMS News

2014年3月26日から28日に、ヴィルヘルムスハーフェン(ドイツ)で行われた設立総会「渡り性陸鳥-その調査、モニタリングおよび保全」で、Migratory Landbirds Study Group(MLSG:(仮)渡り性陸鳥研究グループ)が活動を開始した。
この会議は、世界で最も長い歴史を持ち、最も規模の大きい鳥類学調査機関の一つであるInstitute of Avian Research"Vogelwarte Helgoland"(鳥類調査研究所「ヘルゴランド分室」)が主催したものだ。

研究所のディレクターであるFranz Bairlein教授は、「MLSGの設立は、画期的な出来事です。このグループはCMS(「移動性野生動物の種の保全に関する条約」、通称「ボン条約」)のMigratory Landbirds Action Plan(渡り性陸鳥行動計画)をサポートする中で、一次調査とモニタリング調査結果とのギャップの確認作業で、重要な役割を果たすでしょう」と語った。

アフリカ・ユーラシア渡り性陸鳥の中には、ヨーロッパやアジアを繁殖地とし、越冬地であるアフリカまで長距離の移動を行う、一般的でよく知られた鳥たちがいる。
Cuckoo(カッコウ類)、Eurasian Blackbird(クロウタドリ)、Turtle Dove(コキジバト)などの種がこのグループに含まれる。
全体ではCMS附属書Iの中に5種、附属書IIの中に85種が掲載されている。

長期にわたって蓄積されたデータ群が示しているのは、アフリカ・ユーラシア渡り性陸鳥の急速な減少だ。
最も影響を受けているのは、農耕地帯で繁殖し、越冬のためにサハラ砂漠を越えてサバンナへ渡る必要がある種の鳥たちである。
渡り鳥は、留鳥よりも環境の変化の影響を受けやすいようだ。
年間の生活サイクルの複雑さ、長距離の移動、さらに時期により依存する地域が異なることが、渡り鳥たちをさまざまな脅威にさらしている。

専門家たちは、繁殖地と非繁期の生息地のいずれにおいても、人間に起因する生息環境の変化が、アフリカ・ユーラシア渡り性陸鳥に影響を与える最も重大な要因になっていると考えている。
持続的でない捕獲数と、気候変動も更なる脅威となっている。

渡り性陸鳥を渡りのルートに沿って効果的に保全するためには、各国政府間の協力が不可欠である。
そのためCMSの締約国は、2011年の第10回締約国会議で、African-Eurasian Migratory Landbirds Action Plan(AEMLAP、アフリカ・ユーラシア渡り性陸鳥行動計画)の策定を求める決議を採択した。
決議を受け、CMS科学委員会の下部組織として陸鳥ワーキンググループが設立され、行動計画に取り入れれるべき項目や優先事項を議論するための特別なワークショップが、2012年にガーナで開催された。

AEMLAPは、アフリカ・ユーラシア地域での渡り性陸鳥種の保全における現状の改善を目的としている。
総合的な目標は、渡り性陸鳥種およびその生息環境の保全と回復、持続的な個体群の管理に向けた、国際レベルでの行動への礎となる、包括的かつ戦略的な枠組みを作ることである。
こ れは、ほかのアフリカ・ユーラシアに生息する鳥種の保全の現状を回復するための、African-Eurasian Waterbird Agreement(アフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定)とCMS Raptors MOU((仮)猛禽類に関する了解覚書)の働きを補完するものでもある。
行動計画は、世界的に個体数が減少傾向にあり、地球規模で絶滅が危惧されている34の種を対象としている。

この行動計画は、生息環境の保全、密猟、調査および教育に焦点を当てている。
計画されている行動の一つとして、特に、渡り性陸鳥種のモニタリングや保全に取り組んでいる専門家や組織を含む、調査と情報共有に焦点をあてたネットワークを発展させようとしている。
これがMLSG設立の土台となっており、渡り性陸鳥保全に関連した調査、行動計画エリア内でのモニタリングの情報を収集・整理し、発信することを役割としている。

MLSGはCMSからは独立しているが、アフリカ・ユーラシア移動性陸鳥保全行動計画に含まれるほかの行動の実施をダイレクトに知らせる情報ルートとするため、CMSの陸鳥ワーキンググループと強固な連携体制を維持している。
MLSGは、渡り性陸鳥を研究するアマチュアと専門家の双方の間の連絡を密にし、国際協力のもと実施する研究を組み立て、渡り性陸鳥とその生態についての情報を交換する場となり、フライウェイ全域における科学的研究体制の構築を促すことを目的とする。

コミュニケーションを促進し、また一般の関心を喚起するため、さらに計画されているのがFriends of the Landbirds Action Plan(FLAP)の設立だ。
この構想は、ソーシャルメディアを利用して、問題に関心を持つ一般の人々に、アフリカ・ユーラシア渡り性陸鳥行動計画の動向に注目し、支援や協力してもらうための公開討論する場を提供するものである。

http://www.cms.int/en/news/study-group-launched-support-cms-migratory-landbirds-action-plan

 

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