フォト
無料ブログはココログ
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

にほんブログ村

  • にほんブログ村

« 産業界は石灰岩採掘によって脅かされる生物多様性を守る対策を | トップページ | ボン条約の移動性陸鳥の保全行動計画サポートのための研究グループが活動を開始 »

2014年8月21日 (木)

FAOとCITESによるサメのリスト掲載に関する政策実施に向けたアフリカ諸国への支援

和訳協力:オダウド 陽子、校正協力:山本 麻知子

2014年4月9日 CITES Other news items

モロッコのカサブランカにおいて2014年2月11日から13日、サメ類の漁獲および取引を行うアフリカの主要諸国を対象に、初のワークショップが開催された。
該当地域10カ国のCITES(「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」、通称「ワシントン条約」)および漁業担当当局の代表が会議に出席し、Casablanca Declaration(カサブランカ宣言)を採択した。
ワークショップはモッロコ農業・海洋漁業省次官Zakia Driouich氏によって開会された。

各国の海域や隣接する公海におけるサメ類の状況や、サメ漁場に関する法規制、行政における管理体制などを見直し、サメ類が新しくCITESリストに掲載されたことがもたらす利点や課題が話し合われた。

カサブランカ宣言では、サメ類およびmanta rays(オニイトマキエイ属の種)のCITESリストへの新規掲載に関する政策実施を成功させようという参加国の強い意志が示されており、本日発表された地域協議ワークショップの報告書「(仮)サメおよびオニイトマキエイのCITES掲載に関する政策実施に向けたアフリカ諸国におけるキャパシティ・アセスメント*」にある、ロードマップにも合意している。

2013年3月にバンコクのタイで開催されたCoP16(第16回締約国会議)にて、加盟国はサメ5種:oceanic whitetip shark(Carcharhinus longimanus、ヨゴレ)、scalloped hammerhead shark(Sphyyna lewini、アカシュモクザメ)、great hammerhead shark(Sphyrna mokarran、ヒラシュモクザメ)、smooth hammerhead shark(Sphyrna zygaena、シロシュモクザメ)、porbeagle shark(Lamna nasus、ニシネズミザメ)とオニイトマキエイ属全種(Manta spp.)のCITES付属書IIへの掲載を決定した。
これは、これらの種のいかなる国際取引においても、種の存続を考慮し、合法的に捕獲されたものであることを証明する、CITES許可書が必要になることを意味する。
また、これらの取引はCITES事務局への報告も義務付けられることになる。

これらの種のリスト掲載に関する政策実行には、ある程度の準備が必要であることを考慮し、加盟国は附属書II掲載に関する効力の発行の時期を、18か月後の2014年9月14日とした。

CITES事務局は、これらサメ類およびオニイトマキエイ類の種の付属書IIへの新規掲載を支援するのため、EUから約1億7000万円(1ユーロ138円、2014年6月19日現在)の助成金を受けている。
その一部は、FAO(食糧農業機関)およびFAOが推薦するコンサルタントたちに提供され、CITES加盟国によるCoP16決議遂行を支援し、サメの漁獲や取引を行う主要国の漁業担当当局とCITES担当当局の協力体制の強化に役立てられている。
この協力の取り組みの一環として、新しくCITESリストに掲載される海洋生物の政策実施に関するキャパシティ・アセスメントについてのワークショップが召集されている。

カサブランカ宣言にて合意された事項は以下のとおり。

・これらの貴重な海洋資源について、将来適切な管理体制を作り、持続的に利用し続けることを確保するためには、アフリカ各国間の地域協力の強化が不可欠である。
・サメの漁獲および取引を行うアフリカ各国が、会合で合意されたRoadmap for the implementation of CITES requirements in relation to sharks and manta rays((仮)サメおよびオニイトマキエイに関するCITES要件を遂行するためのロードマップ)を利用にすることを提言する。
・協力体制を強化し、国家規制の整合化を図り、またサメや一般に商業目的で乱獲されている海洋生物の持続可能な利用や管理体制に関して対処するため、すべての国が関連する地域的な漁業管理機関への加入し、積極的に参加することを呼びかける。
・アフリカ各国によるサメ類およびオニイトマキエイ類に対するCITES規制の遵守のための努力を支援し、また一般に商業目的で乱獲されている海洋生物、中でも特にサメ類やエイ類の保全と持続可能な利用のために、政府および支援団体に支援を要請する

今回のワークショップは参加者に高く評価され、今後数カ月で開催される同様のイベントの基準とされている。

*キャパシティ・アセスメント:途上国の個人や組織、社会などの複数のレベルの総体としての課題対処能力(キャパシティ)の現状と変化のプロセスを様々な視点から診断し、その結果をキャパシティディベロップメント戦略の作成のために関係者間で共有する作業のこと(JICA国際協力総合研修所発行キャパシティ・アセスメント・ハンドブックより)

http://www.cites.org/eng/FAO-and-CITES-support-African-countries-with-implementation-of-recent-shark-listings

 

★ニュース翻訳を続けるためにご協力ください!
→JWCSのFacebookでページのイイネ!をして情報をGET
クリックで守ろう!エネゴリくんの森でゴリラの保全に協力
→JWCSの活動にクレジットカードで寄付

※日本ブログ村の環境ブログに登録しています。よろしければクリックしてください。
にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村

« 産業界は石灰岩採掘によって脅かされる生物多様性を守る対策を | トップページ | ボン条約の移動性陸鳥の保全行動計画サポートのための研究グループが活動を開始 »

11 サメ」カテゴリの記事

15 魚類」カテゴリの記事

17 海洋生物」カテゴリの記事

30 ワシントン条約 CITES」カテゴリの記事

36 野生生物の利用と取引」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/498291/56933337

この記事へのトラックバック一覧です: FAOとCITESによるサメのリスト掲載に関する政策実施に向けたアフリカ諸国への支援:

« 産業界は石灰岩採掘によって脅かされる生物多様性を守る対策を | トップページ | ボン条約の移動性陸鳥の保全行動計画サポートのための研究グループが活動を開始 »