セーカーハヤブサの世界保全行動計画まだコメント受付中!
和訳協力:小山 園子、校正協力:奥田 倫子
2014年3月31日 CMS News
2014年3月3日のWorld Wildlife Day(世界野生生物の日)に、Saker Falcon Global Action Plan(SakerGAP、(仮)セーカーハヤブサの世界保全行動計画)の第2草案の公開協議が始まった。
-声明文のコピーはこちら。
セーカーハヤブサの生息国政府、利害関係者、協力者および興味を持つ当事者らに、この行動計画を精査した上で、それぞれのコメントを2014年4月30日までに、Coordinating Unit of the CMS Raptors MoU((仮)CMS猛禽類に関する了解覚書の調整ユニット)へ、電子メールで提出することを推奨している(宛先:cmsoffice.ae@cms.int)。
SakerGAPはSaker Falcon Task Force(セーカーハヤブサ特別対策チーム)が立案したもので、セーカーハヤブサの窮状を強調するものである。
また、現在はセーカーハヤブサについての知識に人による差があることや、確かな科学的知見と根拠に基づく意思決定を行い、Adaptive Management Framework(順応的管理の枠組み)を柔軟に履行するためには、協調的な対応を早急に行う必要があることが説明されている。
この行動計画では、透明性の高い実施計画も提案されているが、それは、特別対策チームが推進してきた既存の相当規模の国際協力活動への投資を模索し、またより良い保全活動へと転換することを狙うものである。
セーカーハヤブサの世界保全行動計画の草案はこちら。
http://www.cms.int/en/news/saker-falcon-global-action-plan-%E2%80%93-still-time-comment
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