ザンビアのリウア平原国立公園で子ライオンが誕生―ライオン復活計画に大きな一歩
翻訳協力:上仲 淳子、翻訳協力:花嶋 みのり
2014年1月26日 ACF News
African Parks(アフリカン・パークス)は、ザンビアのリウア平原国立公園において十数年ぶりとなるライオン2頭の誕生を喜んで報じている。
生まれたのは3、4週間前で、母親はこの国立公園でよく知られたメスライオン「レディ・リウア」である。
メスライオンが子どもたちを茂ったやぶに隠していたため、写真撮影は難しかったものの、公園の管理スタッフが子どもたちの姿を確認することができた。
子ライオンの誕生は、かつてはよく知られたリウアのライオン個体群の復活にとって画期的な出来事で、アフリカン・パークスによる直接的な保全活動の結果である。
リウア国立公園における存続可能なライオン個体群の復活を目指し、三度にわたってライオンの導入が行われた5年間の間には、数々の困難に見舞われた。
1990年代に、密猟やトロフィーハンティングにより、リウア国立公園内のライオンが絶滅した後、唯一生き残ったレディ・リウアは、オスを求めて9年以上もリウア平原をさまよった。
孤独のあまり人間に接近していくレディ、そして家族を見つける手助けをするアフリカン・パークスの驚くべき物語は、ナショナルジオグラフィックチャンネルで放映された、最も感動的な野生動物番組の1本となった。
リウア国立公園におけるライオンを復活させる取り組みは2008年に開始され、カフェ国立公園からオスライオン1頭を放獣しようとしたが、不幸にもオスライオンは移送中に死んでしまった。
2009年、オスライオン2頭を再びカフェ国立公園から放獣し、レディは仲間として受け入れた。
何度か交尾が行われたが妊娠には至らず、名を馳せたレディの遺伝子を受け継ぐライオン個体群をつくる計画は失敗に終わった。
その後アフリカン・パークスは、レディとの絆を築き、狩りの技術を受け継いで、群れの中核となる希望を託し、2011年に若いメスライオン2頭をカフェ国立公園から放獣した。
しかし、二度も挫折に見舞われた。
2012年には、若いメスライオンの1頭が密猟者の仕掛けた罠により命を落とし、生き残ったその姉妹ライオンも隣国アンゴラとの国境近くまで逃げてしまったのである。
大がかりな救出作戦が行われ、麻酔銃で捕獲し、ヘリコプターでリウア国立公園へ移送後に、安全のためにフェンスで囲まれた隠れ場所に保護した。
アフリカン・パークスは、若いメスライオンが生き延びるためにはレディとの絆を築くことが不可欠と考え、レディを若いメスライオンと共にフェンス内の隠れ場所におくという苦渋の判断を下した。
2か月後、2頭は野生へ戻され、常に行動を共にするようになった。
しかし、レディたちメスライオンが隠れ場所にいたときに、もうひとつの悲劇はが起きた。
2頭のオスライオンがリウア国立公園を抜けてアンゴラへと徘徊中に、1頭が村人に射殺されてしまったのだ。
憂慮の日々が続いたのち、生き残った1頭のオスライオンが無事にリウアに戻り、群れのオスライオンとして受け入れられた。
そして、2頭の子ライオンの父親になったのである。
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